・やっぱり看護師ってイジメが多いんだよね…?
・いじめられたら、どう対処すればいいんだろう…
・看護師でも、いじめが少ない職場があるなら教えて!
こんな疑問にお答えします。
というのも、看護師のイジメは、他の職種に比べて本当に多いです。
なぜなら、看護師の職場は、イジメが起きやすい状況だからです。
その理由が3つ↓
- 体力的&精神的にハードな仕事
- 気が強い人が多い
- 女性が多い
職場の人間関係が悪化しやすく、イジメまでに発展することも。
一度こじれたら、なかなか改善することは難しいです。
そこでこの記事では、看護師のイジメを紹介します。
もっと具体的なイジメが多い理由をはじめ、よくあるイジメ例、職場の誰からいじめられて、どんな看護師がいじめられやすいのか、泣き寝入りしないイジメの対処法、イジメの少ない職場の見つけ方…とドーンとイジメに関する情報が盛りだくさんです。
正しい対処&対策をすれば、看護師のイジメで悩むことはなくなるはず!

人間関係で悩んでいる看護師は多い【退職まで追い詰めてしまう】

「仕事を辞めたい…」
一度ならず、二度、三度、いや…常にそう思っている人も少なくありません。
というのも、2017年 看護職員の労働実態調査結果によれば、4人のうち3人が辞めたいと思いながら仕事をしています。
仕事を辞めたい理由で最も多かったのが、「人手不足で仕事がきつい」です。
次いで「賃金が安い」「休暇がとれない」「夜勤がつらい」「仕事の達成感がない」「人間関係」が上位を占めます。
これらの理由の中で看護師を退職にまで追い込んでしまうのが「人間関係の問題」です。
気力だけで持ちこたえていたのに、イジメで心がすり減り「もう限界…」「もう頑張れない」となってしまいます。
心がポキっと折れたら、気力ではどうしようもないもん。
どうして、そこまで追い詰めることになるんだろう…?
なぜ看護師のイジメが多い?【イジメが起きやすい理由は3つ】

看護師の現場で、イジメが起きやすい理由は様々なものがありますが、集約すると次の3つの理由のケースがほとんどです。
- 体力的&精神的に過酷な現場だから
- 気が強い人が多い
- 「女性」が多い職業
体力的&精神的に過酷
看護師の業務は、「命に関わること」であり、立ち仕事&長時間勤務もザラで体力的にも精神的にも過酷。
1年目、2年目のときもミスしたら…と思うとプレッシャーでしたが、リーダー業務をするようになると、急変時も含めてちゃんと指示、対応できるのか…という不安があります。
その上、立ち仕事・力仕事も多く、バテバテ…です。
日本医療労働組合連合会が発行している「医療労働」が、看護師約3万人に行ったアンケート調査では、『人手がまったく足りていない』 という事を多くの人が挙げていました↓
- 看護の仕事は好きだが、忙しすぎて満足な看護ができない。
- 患者の高齢化・重症化、認知症の増加で人手は全く足りない
- 今の夜勤体制では患者の 安全も守れない
- 忙しすぎて、疲れもとれず、仕事に来るのが憂鬱
- 医療事故におびえて仕事
- 日勤→深夜などのシフトが辛い
- 夜勤前後の休みは休んだ気がしない
- 不払い労働が多く、年休も取れない
「今月有給を使わせて下さい…」とお願いしても、人手不足だからムリと言われることも…。
これだけ過酷な状況が続くと、余裕がなくなり「他人への気遣い」も欠けてしまいます。
気が強い人が多い
経験年数が増えるほど、こういった過酷な状況を乗り越えてきた…という自信もプラスされ、いわゆる「気が強い」女性も他の職業に比べて多い傾向になっています。
優しい看護師はすぐにやめて、気が強い人だけ残っているかも。
絶対に一度は聞いたことあるセリフが「私の新人時代はもっと大変だった」っていうヤツです。
このセリフを言う看護師ほどイジメをする人。
これまでの過酷さを優しさに切り替えれる人は別として、
「私もヒドイ目にあったんだから当然」というような態度の指導者に当ってしまうと、状況によってはイジメに発展してしまう場合もあります。
「女性」が多い職業
女性だけのグループも『自分たちだけのコミュニティー』を築きやすいもの。
女子校やママ友のイメージをして下さい。
どうですか?
独自のコミュニティーは明らかですよね。
一人ひとりは、『いい人』なのに、グループで対応すると「あれ…?」ってなるやつです。
単純にコミュニティーを維持するために、
自分達とは「毛色の違うモノ」を排除してしまいがちになったり、内部でもヒエラルキーが存在し、これを乱す行為も嫌われるというわけ。
だから、イジメのターゲットになる看護師は、どの職場でも大体一緒です。
男性看護師も増えてきていますが、まだまだ女性だけの職場が多いです。
女性が多い職場では人間関係でトラブルになりやすいので、ムダに疲れない方法をチェックしておいたほうが◎↓
【看護師のいじめ】実際によくある5つのシーン

看護師のイジメで実際によくあるのが、次の5つのパターンです↓
- 挨拶や質問、会話などを無視される
- ナースステーション等、大勢の人の前で説教
- ムリな仕事を押し付けられる
- 性格が合わないという理由で嫌がらせされる
- 発言しただけで攻撃される
①無視される
看護師のイジメで多いのが、「無視」です。
ただ、無視されても、上司や先輩に怒鳴られるわけではないので、じっと我慢する人も少なくありません。
というか「無視」がイジメなのか…?と悩む人も多いです。
しかし、無視は歴としたイジメ。
自分の存在を「そこにいないもの」として扱われます。
「わたしは職場にとって不要なのかも…」
「ここにいても邪魔なんだろうな…」
「この職場にいないほうがいい」
自問自答を延々と繰り返し、やがて自己否定や自分が分からなくなる危険も。
個人間のやり取りだけでなく、職場全体など集団でムシされているなら、かなり悪質です。
【看護師のイジメでよくある「無視」の例】
・挨拶しても自分だけ無視される
・休憩中に話をふってもらえない
・質問や確認しようと思っても、その場からいなくなる
・飲み会や集まりに自分だけ誘われない
・話の和に入れてもらえない
わたしの同僚も4年半ずーーっとお局看護師から無視されていました。
理由はおそらく…気に食わいないという理由でしょう。
周りのスタッフはもちろん、上司たちも認知していた無視です。
同じ勤務配置にならないように配慮されていたのですが、休憩時間が重なったある日の出来事。
お局が、衝撃のムシを実行しました。
人としてあるまじき行動です。
そのときの無視の詳細は【本当にあった看護師のいじめ例】で紹介しています。
②みんなの前で説教される
人前で怒られるのが毎日続いたり、理不尽に怒られるなど説教の域を超えていればイジメです。
というのも、看護師の業界はまだまだ昔気質。
自分もそうされてきたから…という理由で、わざとみんなの前で怒る人もいます。
萎縮させてしまい、本来ある力まで奪うだけです。
ただし、人前で怒る=パワハラやイジメではありません!
毎日、みんなの前で怒られている…。それだけではパワハラやイジメとは断定できません。
パワハラの3定義を満たしていれば、イジメの可能性大。
「パワハラの3定義」については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

③無理な仕事を押し付けられる
誰が考えても無理難題な仕事を押し付けたり、退勤間際に仕事を押し付けることもイジメに値します。
【看護師のイジメでよくある「仕事の押し付け」の例】
・初めて行う業務を、何も説明なしにやらせる
・大量の仕事を一人にさせる(手伝わない)
・16時以降の緊急入院を新人に対応させる
・新人看護師がナースコールを対応する
・救急カートの点検は新人がする
こういった行為は、パワハラにも該当。
今日フリーの看護師1人休んでるんだけどさ、休んが理由が嫌いな人がいるからって、どうなの。
うち今日フリー1人になって2倍の仕事量だし、ほかの看護師から仕事押し付けられるし😂
なきたいいいいいいっ!!!!!!— しゃび (@Xavi203_) June 8, 2019
看護師っていじめを正当化してるところあるよね。
色々業務とか、ナースコールとか、若い人がやって当然みたいな空気やめませんか。
「私たちの頃は」とか。聞いてないから。どうでもいいから。だからなんだよ。慣れてない人が全部やるって効率悪すぎだろ。業務改善しろよ。— なの@看護師3年目/転職活動中 (@bFuMRXLMnYau2CH) June 6, 2020
④性格が合わないだけで嫌がらせ
「性格が合わない」「何か気に食わない」など性格の不一致を理由に嫌がらせをしてくるのも、看護師のイジメでよくあります。
とくにお局看護師や上司に多い傾向です。
いろんな人が集まれば、性格が合わない人もいて当然。
0か1かでしか判断できず、職場イジメに発展してしまうことも少なくありません。
「看護師の退職が多い事」で私が思うのは本当にただ気に入らない、って事だけで罵倒したり無視したり、っていう子供のイジメみたいな慣習が残っているところもある、っていう事。仕事の内容が辛いのなら転職して自分に合う仕事を探すといい。でも退職しても看護師として働きたい、って(続)
— ⭐️ゆき⭐️優しさは強さ💓💓💓 (@happyYUKI34) March 1, 2020
⑤発言しただけで攻撃される
必要な発言であっても、質問や意見を言うだけでも攻撃される。
これも看護師のイジメあるあるです。
プライドの高い先輩や上司が加害者になるケースが多く、質問しようと思っただけで逆ギレされることも。(参考⇒理不尽な先輩の対応)
職場内の誰からいじめられる?

それぞれの立場によってイジメの内容が多少異なります。
それぞれの立場から考えられるイジメについて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ワンマンな看護師長や主任
看護師長や主任など上司によるイジメで悩む看護師は多いもの。
上司のイジメは、権力を利用してくるので「たちが悪い」のが特徴です。
相談したくても、誰に相談したらいいのか分からない。
看護部長に相談したら、仕返しされそう。
…など、イジメの解決策がなくて、耐えてしまう看護師も少なくありません。
(※上司によるイジメの対処法は後ほど詳しく解説します)

現場の実質的な主導権を握る看護師(お局看護師)
看護師長が優しくても、現場の実質的な主導権はお局看護師が握っています。
お局に嫌われると、かなり仕事に支障が出るので一番きついかも…。
お局看護師の得意ワザは「ムシ」です。
質問しても無視したり、自分にだけ情報を教えてくれない、明らかに自分だけ対応が違うなどのイジメがあります。

意地悪な先輩看護師
お局のまわりにいる性格が悪い看護師。
「今年の新人はダメ…」など、仕方がないことを話題にして仲間を作っていきます。
立場の弱い人をいじめ、自分たちの結束力を高めようとしているだけ。

同期が仲良しとは限らない!同期からのイジメ
看護師1年目は看護師人生で最も過酷と言われています。
つらい、しんどい看護師1年目を乗り越えれたのは、同期がいたおかげ。
お互い励まし合い、切磋琢磨できた!
こんな話しはよく聞きますが、同期が仲良しとは限りません。
負けず嫌いで先輩に好かれたい気持ちが強い同期であれば、お互い励まし合うことはなし。
それどころか足を引っ張り、ジャマすることもあります。
偉そうにするドクター
ドクターも看護師をイジメます。
指示確認がスムーズにできない新人を毛嫌う人が多いです。
ただし、ドクターはイジメている感覚はありません。
だからこそ、余計傷つくのです。
※クリニックの場合は、経営者である院長によるイジメもあります。
ベテラン看護助手
意外に厄介なのが看護助手によるイジメです。
看護師たちの人間関係をよーく見ていて、弱い立場の人には強い態度に出ます。
陰で悪口を言ったり、業務で協力してもらえない、仕事を押し付けられる、連携が上手くいかない…等など、深刻なケースも多いです。
ストレスのはけ口としてイジメてしまう傾向。
イジメのターゲットになりやすい看護師は5タイプ

どの職場でも、いじめのターゲットになりやすい看護師は次の5タイプです↓
- 新人ナース
- 中途採用の看護師
- 派遣&非常勤ナース
- 産休&育休後の看護師
- 大卒の看護師
ほぼ女性だけの職場なので、自分とは違う人に対しては徹底攻撃したり、自分よりも立場の弱い人に対して攻撃的になりやすい傾向。
新しい人を中心にイジメを展開していきます。
また、産休や育休後の看護師もいじめられやすいです。
というのも、産休&育休の間、欠員が出ている状態で、他の人がカバーしています。
「迷惑かけられた」と思う人も多く、きつい態度を取る人も多いです。
ここには挙げていませんが、看護士もイジメの対象になりやすいかも。
自分とは違う人に対して攻撃的になるので、男性看護師も例外ではありません。
「大卒看護師」がいじめられる5つの理由【主に嫉妬】
確かに大卒ナースは増えています。
しかし、看護学校を卒業した看護師が圧倒的に多く、「自分たちとは違う」という理由でいじめられやすいです。
ただし、それだけが理由ではありません。
大卒ナースがイジメられるのは、主に嫉妬です。
自分は看護師免許しかないけど、大卒看護師は保健師や助産師資格も取得している。
看護学校卒よりも給料が1万円ほど高い。
…等など、自分にないものを持っている看護師が羨ましいだけです。

いじめられやすい人の特徴3つ

先ほど紹介した「5タイプの看護師」でも、イジメられない人もいます。
職場の人間関係が良いだけでなく、その人がいじめられやすい人ではないことが理由かもしれません。
自分がいじめられやすい人の特徴に該当しないかチェックしてみましょう。
おとなしい、周囲に合わせがち
周囲との関係を考えて行動できる人。
協調性が高いのですが、主体性のある行動が苦手です。
先輩ナース達は、言われた仕事をこなすのではなく、自主的に仕事する看護師になることを希望しています。
つまり、あなたの発言や行動が見られないことにイライラ。
自信がないからとモジモジしたり、小さな声でボソっと発言することで、イジメや嫌がらせをする人もいるかもしれません。
まずは行動や発言をしましょう。
自信がないときは、「自分はこうしたいけど、どう思いますか?」と相談してみれば大丈夫ですよ。最初から自信なんてある人は、ごく僅か。
ミスを繰り返す
ミスを繰り返す人もイジメられやすい人です。
どの職場も人手不足で、猫の手も借りたいほど。
しかし、同じミスを繰り返す人に、仕事を頼んでもミスすれば余計な仕事が増えるだけです。
使いものにならない…と思われることも。

まずは、ミスを繰り返すを改善しましょう。
「気をつけます!」では何も改善しません。
同じミスをしないためには、ミスをした原因を考えて、どうすれば防げるのかを考えればOK。
対策方法が分からないときは、先輩や同期にどうやって対策しているか聞いてみるのもオススメです。
指導やアドバイスに反抗的
先輩からの指導やアドバイスは素直に受け取った方が◎。
というのも、先輩や上司に「頑固」や「生意気」「プライドが高い」といった悪い印象を与え、イジメのきっかけを作ってしまいます。
指導やアドバイスの内容がどうであれ、「ありがとうございます」と受け取り、そのあとアドバイスを活用するかは自分で選べばいいだけ。
自分のために時間を割いてくれたことに対して、感謝しましょう。
「いじめられない方法」については、【看護師がいじめられない方法|職場で意識するだけOK5つのこと】で詳しく解説しています。
イジメられたときの対処法【具体的な方法と注意点を解説します】

イジメを受けるのは、本当につらいこと。
我慢し続けても、イジメは改善するどころか悪化することもあります。
心身に悪影響を及ぼしてしまうこともあるので、早めに対処しましょう。
★
イジメの対処法で一番最初に思いつくのが、異動や転職です。
しかし、今の慣れている職場を離れ、新しい職場で一からやり直すのは大変。
また、新人や中途採用者の場合、以下のことがよぎってしまい、転職することを躊躇してしまいます。
新人や中途採用だったら、すぐには辞めれないよな〜。
退職せずにいじめを解決できる方法ってあるの?
【今の職場でできるイジメの対処方法】
・信頼できる人(同期、先輩、家族など)に相談する
・自分にも直すべき点があれば改善する
・職場イジメの相談先にイジメられていることを伝える
信頼できる人が近くにいなければ、専門機関「こころの耳」に相談しよう
「いじめが辛い…」
こんな気持ちを一人で抱え込まずに、まずは話を聞いてもらいましょう。
話を聞いてもらうだけでも「心のつっかえ」が取れて、かなり心が救われます。
ただ、近くに信頼できる人がいない場合は、専門機関「こころの耳」に相談することをオススメします。
https://kokoro.mhlw.go.jp/agency/
「こころの耳」は、働く人を対象にした厚生省が運営するメンタルヘルスポータルサイトです。
メンタルヘルスに対する『情報』や『無料で出来る電話窓口』『SNS相談』『メール相談』があります。
信頼できる人が近くにいても、第三者の意見を聞いてもらったほうが◎。
理由は2つあります。
1つ目が、第三者のほうが本音を言いやすいからです。2つ目が、先入観なく話を聞いてもらえること。
だから、客観的に今の状況を判断することが可能です。
一人で悩んでも解決どころか、どんどん不安になって、今よりも辛い状況になります。
客観的な意見を取り入れ、問題解決に向けて一歩踏み出しましょう。
自分にも直すべき点があれば改善する
イジメられる看護師にも原因がある場合があります。
おとなしい、周囲に合わせる看護師
周囲との関係を考えて行動できる人。
協調性が高いのですが、主体性のある行動が苦手です。
先輩ナース達は、言われた仕事をこなすのではなく、自主的に仕事する看護師になることを希望しています。
つまり、あなたの発言や行動が見られないことにイライラ。
自信がないからとモジモジしたり、小さな声でボソっと発言することで、イジメや嫌がらせをする人もいるかもしれません。
まずは行動や発言をしましょう。
自信がないときは「自分はこうしたいけど、どう思いますか?」と相談してみれば大丈夫です。
最初から自信なんてある人は、ごく僅かなんだから!
ミスを繰り返す
ミスを繰り返す人もイジメられやすい人です。
どの職場も人手不足で、猫の手も借りたいほど。
しかし、何度もミスを繰り返す人に、仕事を頼んでもミスすれば余計な仕事が増えるだけです。
使いものにならない…と思われ、イジメに発展!
まずは、ミスをした原因を考えることが大事です。
「気をつけます!」では何も改善しません。
同じミスをしないためには、ミスをした原因を考えて、どうすれば防げるのかを考えればOK。
対策方法が分からないときは、先輩や同期にどうやって対策しているか聞いてみるのもオススメです。
指導がアドバイスに反抗的
先輩からの指導やアドバイスで、嫌味に聞こえることもあります。
しかし、素直に受け取った方が◎。
先輩や上司に「頑固」や「生意気」「プライドが高い」といった悪い印象を与え、イジメのきっかけを作ってしまいます。
指導やアドバイスの内容がどうであれ、
「ありがとうございます」と受け取り、そのあとアドバイスを活用するかは自分で選べばいいだけ。
自分のために時間を割いてくれたことに対して感謝しましょう。
職場イジメの相談先に相談する
イジメの相談先は大きく分けて、次の3つがあります↓
- 上司(看護師長)
- 病院内の相談窓口(パワハラ委員など)
- 労働局
相談するときの注意点をチェックしておこう!
上司に相談するときの注意点
職場のイジメの相談を最初にすべき相手は、やはり直属の上司です。
親身になってくれる看護師長や主任であれば、以下の対策をしてくれるはず。
- イジメの加害者に直接注意する
- イジメ加害者と関わらない勤務体制にする
- 人事に相談し、異動などを検討を促してくれる
しかし、イジメ加害者が上司のお気に入りの看護師だった場合は、あなたではなく加害者の味方になる可能性もあります。(※だから看護師のイジメが多い)
また、看護師長がイジメの加害者の場合も。(※これもよくある)
そんなときは、しっかり証拠を集めて看護部長や病院内の相談窓口に訴えましょう。
病院内の相談窓口に相談するときの注意点
病院内の相談窓口(パワハラ委員)に相談するのも有効な方法です。
- イジメの加害者の上司に注意してくれる
- 異動や懲戒処分を検討してくれる
- 病院全体でハラスメント防止措置を徹底してくれる
…などの対策をしてくれることでしょう。
しかし、形式的な「パワハラ委員」であれば、相談しても何も対策してもらえないこともあります。(※だから看護師のイジメが多い理由です。)
そんなときは、外部に相談してください。
労働局に相談するときの注意点
労働者が、イジメなど職場トラブルに巻き込まれたときの相談先として、都道府県の労働局や労働基準監督署の総合労働相談コーナーがあります。
直接窓口の相談だけでなく、電話でも対応可能です。
労働局に相談すれば、
- 相談員が病院に連絡し、事実確認や指導をしてくれる
- 病院に対してハラスメント防止の指導をしてくれる
といった対策をして貰えます。
ただし、事実確認などに時間がかかったり、病院に指導されないケースも。
スマートな解決策とは言い切れません。
今の職場でイジメを解決するには、「イジメの事実」を病院側に認めさなければなりません。
決定打になるのが「イジメの証拠」です。
証拠集めのやり方については、次の項目で詳しく解説していきます!
「証拠集め」は超重要!ウソをついていないと信じてもらう唯一の方法
「いじめられています」
どんなにあなたが訴えても、信じてくれないこともあります。
それはあなたの信頼度のせい。
イジメ加害者である看護師は、勤務歴も長く、病院に貢献してきた人です。
あなたよりも信頼度が高いですよね。
一方あなたは、入職して数ヶ月の新人看護師。
いじめの事実に関係なく、訴え自体が「ウソ」や「過剰」と捉えられてしまうこともあります。
だから、誰がみてもイジメと認めざるを得ない状況を作るのがポイント!
それが「証拠集め」です。
実際にイジメがあった事実が確認できる証拠
看護師のイジメで実際によくあるのが、次の5つのパターンです↓
- 挨拶や質問、会話などを無視される
- ナースステーション等、大勢の人の前で説教
- ムリな仕事を押し付けられる
- 性格が合わないという理由で嫌がらせされる
- 発言しただけで攻撃される
こういったイジメが本当にあったかどうか証拠を残しましょう。
「イジメの証拠」を残す方法は次の4つ↓
- 手帳やメモ
- メールやSNSの文章
- ICレコーダーやスマホの音声録音
- スマホなどの動画
被害が確認できる証拠
「うつ」とかもそうなのかな?
イジメによる精神疾患も証拠となります。
ただし、「イジメが原因で不眠になりました〜」と言っても、信用できる証拠にはなりません。
信頼できる証拠にするために、医師による診断書を書いてもらいましょう。
相談する前に、自分の悩みを整理しておく!
イジメの相談する前にやっておくべきことがあります。
それが「悩みの整理」です。
イジメに遭っていると、精神的に辛く感情的になりがち。
そのまま感情的に話しても、相手にあなたの悩みが正しく伝わりません。
正しく伝わらないと、適切な解決策を提示してもらうことが難しくなるので、まずは「悩みの整理」をしましょう。
- 加害者は誰なのか
- いつからイジメられているのか
- 具体的などんなイジメを受けているのか
- イジメをされている証拠があるのか
ということをまとめておけば、スムーズな相談ができます。
オススメはしませんが、いじめた人に仕返しをしたい…という人は【看護師のいじめの仕返し|4つの中で一番効果があった方法】を参考にしてみてもいいかも。
ただ、仕返しは時間も労力もかかる割に、思うようにできません。
いじめの少ない職場は看護師転職サイトで見つかる!

あなたが今の職場で日常的に「イジメ」を受けているなら、むしろ転職してしまったほうがいいかも。
イジメによって、自分でも気づかないうちに心を病み、精神疾患を患ってしまう人も少なくありません。
また、いじめをする人や、いじめを隠蔽する上司・職場環境は、この先も変わらないからです。
退職という選択肢が最も根本的な解決策なので、一度検討してみてはいかがでしょうか?
いじめで転職するとき、転職サイトを使うメリット
イジメで転職する場合は、一人で就活活動を行うのではなく、転職サイトを活用するのが有効です。
というのも…
転職サイトを利用すれば、個人では情報収集が難しい病院内の「内部情報」を教えてくれます。
①体力的&精神的に過酷、②気が強い、③女性が多いの3つです。
転職者が多い、残業が少ない…等など、事前に内部情報を聞いておけば、いじめが少ない職場を選ぶことができます。
また、インターネット検索では見つけられない好条件の職場を見つけられたり、キャリアドバイザーへの相談、面接対策、待遇面の交渉も受けることが可能です。
徹底した手厚い転職サポートだから「利用料が高そう…」と思うかもしれません。
しかし、看護師転職サイトは以下のような仕組みのため、利用者は無料で利用できます↓

転職するのはリスクがあるけど、
転職活動するだけならノーリスクでできる✨時間は使うけど、
今よりもいい病院が見つからなければ転職しなければ良いだけ転職する・しない関係なく、
転職活動は積極的にしておいて損はない!#看護師— みも💉看護師ブロガー (@Nurse3Info) February 19, 2021
いじめが少ない職場の選び方
いじめが多い職場ランキングも答えることができません。
ですが、急性期よりも慢性期、回復期などは比較的、忙しくないので、人間関係も穏やかです。
また、命に関わらない職場も、緊張感と責任感によるピリピリした空気感はマシかも…。
病院の詳しい内部情報(最新)を教えてもらうことが大事ってことだね!
また、いじめが少ない職場はいじめの原因が少ない職場を選ぶのもオススメ。
転職サイトは相談だけでもOK。
こんな風に相談すれば、転職のプロが親身になってあなたにマッチする転職先を探してくれます。
看護師におすすめ転職サイト
いじめで悩むあなたにオススメの看護師転職サイトは次の3つです↓
【看護師転職サイトおすすめベスト3】
ひと目で分かる転職サイトの【メリット&デメリット】↓
看護roo! | 看護のお仕事 | マイナビ看護師 | |
サポートの手厚さ | ◎ | ◎ | ◎ |
相談しやすさ | ○ | ○ | ○ |
ウソをつかない | ◎ | ○ | ○ |
対応 | ○ | ○ | ○ |
求人量が多い | ◎ | ◎ | ○ |
たくさんの求人を紹介してくれる | ○ | ○ | ○ |
サイトを利用しやすい | ◎ | ◎ | ○ |
在籍中でも利用しやすい | ○ | ◎ | ○ |
電話はしつこくない | ○ | ○ | △ |
第二新卒 | ○ | ○ | ○ |
派遣 | ◎ | ◎ | ○ |
地方 | ◎ | ○ | ◎ |
初めての転職 | ◎ | ◎ | ○ |
【もっと詳しい解説】は【最新】看護師転職サイトおすすめランキング|利用して良かったベスト3で紹介しています。
【まとめ】イジメられない方法を心得ておこう

今までにパートやアルバイトも含め7つ病院で働いてきましたが、全くいじめがなかったクリーンな病院はありません。
いじめのターゲットになった場合、加害者と和解するケースはほぼないでしょう。
いじめた人はきれいサッパリ覚えていないけど、イジメられた人は一生記憶に残り、苦しむことになります。
いじめた人はお咎めなく、イジメられた人が辞めるケースが多いので、まずはイジメのターゲットにされないことが大事ですね。