どうも、みもです。
今回は、転職したことない看護師さんに向けて、「転職をしないことによるリスク」についてお話しようと思います。
というのも、今の職場でキャリアアップやスキルアップが望めない場合、転職を選ばないことは将来のリスクになる可能性があるからです。
転職市場での価値は上がらず、今後病院を変えたいと思っても条件の良い職場に転職できない恐れがあります。
転職を迷っている看護師さんは結論を先延ばしにせず、この記事を参考に自分にとってベストな転職時期を考えてみましょう。
この記事を書いているのは現役ナースの「みも」です。
新人看護師さんや看護学生さんの
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転職検討中のナース必見!「転職しない」はリスクになる?
今の職場環境や人間関係を手放したり、年収が下がることを懸念したり、転職のリスクを考える看護師さんは多いです。
しかし、今後のキャリアや現在の年齢を考えたとき、転職しない選択がリスクになることもあります。
ここでは、転職しなかったときのリスクについて紹介するので、転職検討中の看護師さんはぜひご覧ください。
パワハラやいじめなど人間関係の悩みが解消しない
もし今の職場で人間関係の悩みを抱えているなら、転職せずに解決することは難しいでしょう。
なぜなら、
パワハラやいじめなど人間関係の悩みは、残念ながら自分だけの力では改善しないことが多く、解決を望むなら転職は選択肢のひとつになります。
それに、
そもそも労働環境が悪い病院で働いているとモチベーションが下がるし、キャリアアップやスキルアップにも結び付きませんよね。
また、職場環境は心身の関係にも関係する可能性があり、仕事だけでなくプライベートにマイナスの影響が出てしまうのです。
スキルやキャリアップの幅が限定される
ずっと同じ病棟にいると、ある程度の経験を積むとそれ以上のキャリアアップが望めません。
また、病棟だけで通用するようなスキルしか身につかない問題も生じるでしょう。
スキルが限定的だと、長年の経験があっても転職市場価値で評価されないのはよくある話です。
経験してきたことがすべてムダと感じてしまう看護師さんも少なくありません。
もし転職を迷っている看護師さんは、いまの仕事を続けることで自分の市場価値が上がっていくのか、冷静に判断してみましょう。
年齢を重ねると転職先を見つけるのが難しくなる
「臨床経験は3年あったほうがいい」と聞いたことあるかもしれませんが、年齢が上がると転職市場で求められるスキルや経験のハードルが上がります。
つまり、自信のなさを埋めるために経験を積んでいるのに、逆にハードルを上げているので、未経験の仕事に転職しづらくなることもあるのです。
例えば、20代の応募者にはリーダー経験を求めない病院でも、20代後半以降の応募者にはリーダー経験を求める場合もあるでしょう。
同じ病院に応募するのであっても、25歳だったら採用されたのに、30歳では採用されなかったということも起こり得ます。
転職を先延ばしにしていると、気づかないうちに選択肢が狭まってしまうことになりかねません。
案外知らない人が多いのですが、年齢が若いほどスキル以外の人柄やポテンシャルを評価してもらえるのです。
20代後半よりも20代前半、30代後半よりも30代前半というように、転職活動はできるだけ早い時期にスタートするのが◎。
転職のリスクを理解しておけば、問題を回避できる!
転職するにあたり、転職しないリスクとともに、転職によって生じるリスクにも目を向けましょう。
その理由はずばり…
転職のリスクをちゃんと理解しておけば、問題を回避する行動がとれるからです。
転職するマイナス面を頭に入れておけば、転職後の思わぬ後悔を防げるはず!
新しい職場に馴染めない可能性がある
何だかんだ今の職場に居心地の良さを感じていると…
転職先の病院の雰囲気に合わない、人間関係がうまくいかないなど、新しい職場に馴染めないリスクがあるでしょう。
転職先の病院についてどんなに念入りにリサーチしても、実際の雰囲気は入職してみないとわかりません。
入職前にすべてを把握することは難しいのです。
しかし、病院見学や面接の際にチェックするといった対策をとっておけば、ある程度の雰囲気を掴むことができるでしょう。
また、看護師転職サイトを使えば、保有する求人に関して多くの情報を持っているので、公に出ていない職場環境や人間関係を教えてもらえる場合もあります。
年収が下がる可能性がある
給料アップを目的に考えている場合、かえって収入がダウンするリスクがあることも留意しましょう。
もちろん転職すれば給料アップできる可能性もあります。
しかし、「求人票に記載されていた給料よりも少なかった」「面接で聞いていた給料と違った」などの原因で前職よりも給料が下がる場合もあるのです。
「求人票の募集要項をよーくチェックする」「面接や内定通知時に改めて給料の内訳を確認する」などの対策をとって、認識の甘さによる給料ダウンを防ぎましょう。
ただし、たとえ給料が一時的に下がったとしても、将来的に給料が上がる可能性があります。
例えば、病院自体の経営が安定している病院は将来の昇給が見込めるので、チャレンジの価値があるでしょう。
仕事内容がイメージと違うと早期退職の可能性がある
実際に入職したら、仕事内容がイメージと違っていたというリスクがあります。
転職を検討する理由のひとつに、希望の分野で働きたいという思いがあるでしょう。
しかし、いざ入職したら求人と全く違う診療科に配属された、実際に働いてみたら仕事が自分にあっていなかったなど、ミスマッチを起こしてしまう場合もあるのです。
例えば、スキルアップしたくて転職したのに療養病棟に配属された。
転職したものの、やりたかった看護ではなく、大学病院とのギャップばかり感じてしまう。
といったミスマッチはよくあります。
不幸なミスマッチを防ぐには、自己分析やスキルの棚卸しが重要です。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
転職しないリスクより転職のメリットを考えよう!
転職したことがないと、転職によるリスクを心配してしまい、転職に対して不満を抱いてしまいますよね。
ですが、「今の環境を変えたほうがいい」と思っていなら、やはり早い段階で転職活動を始めることをオススメします。
やりがいのある仕事につける
もし今の仕事に不満がある場合、転職によってやりがいが持てるでしょう。
やりがいのない仕事でモチベーションを維持することは非常に困難ですが、自分にあった仕事が見つかれば業務に対して前向きに取り組めるはず。
その結果、スキルアップや収入アップに繋がっていくでしょう。
職場の不満が解消できる
転職によって、自分の力ではどうにもならなかった職場の不満を解消することができます。
例えば、師長も手を焼いているお局ナースがいる場合、嫌な仕事は中堅や若手ナースに押しつけ、自分は楽な仕事をしている。
他にも評価制度や、看護の方向性など、自分一人で努力しても改善が難しい場合は、転職で環境を変えるのがオススメです。
転職すれば、今よりも自分にあった職場環境で働けるでしょう。
スキルアップや収入アップが叶う
今の職場で身につくスキルや収入に限界がある場合、転職すればスキルアップや収入アップも叶えることができます。
教育体制が整っていなかったり、任される仕事の幅が狭かったり、給料水準が低い病院に勤めて不満がある場合は、転職をとおして納得のいく条件で職場を見つけるのが良いでしょう。
転職活動を低リスクで行う方法
転職に伴うリスクは、事前の確認や準備で回避できるものも少なくありません。
転職で後悔しないためにも、以下で紹介する対策を心がけましょう。
現在抱えている問題とちゃんと向き合う
転職活動をはじめるにあたって、現在抱えている問題としっかり向き合いましょう。
というのも、職場の不満の原因が曖昧だと、転職しても似たような理由で早期退職する危険性があります。
不満を明確にすることは、転職先に求める条件を定めることに繋がるので、活躍できる職場を探すことができるでしょう。
転職活動をする時期を見極める
働きながら転職活動したほうがいいのか。
それとも退職後に転職活動したほうがよいのかは、人によって異なります。
自分にあった時期に転職活動を行うことで、よりスムーズに自分にあった職場を探せるでしょう。
希望条件の優先順位を決める
不幸な転職後のミスマッチを防ぐには、転職先に希望する条件に優先順位をつけることが重要です。
というのも、転職先に希望する条件は一つとは限りません。
「給料を上げたい」「福利厚生を充実させたい」「健康な生活がしたい」など、複数の条件があるはず。
ところが、「給料を上げたい」と「健康な生活がしたい」では、転職のゴールの中身が矛盾してしまうのです。
例えば、給料を上げたい場合は、1回の夜勤手当が高い病院を選べば、確実に今よりも給料を上げることができます。
ですが、夜勤回数は今と同じ、もしくは増える可能性があるため「健康な生活」とは程遠くなりますよね。
このように転職ゴールは同じでも、最優先するゴールには大きな違いが出てきます。
転職ゴールを思い浮かべて、優先順位をつけていきましょう。
看護師転職サイトを利用する
転職したことない看護師さんは、看護師転職サイトでプロのアドバイスを受けると転職のリスクを低くできます。
なぜなら、看護師転職サイトは保有する求人の詳しい情報を持っているため、応募前に詳しい仕事内容や院内の雰囲気といった情報を教えてもらえるでしょう。
公になっていない情報も含まれるので、手に入る情報が多い分、入職後のミスマッチが起こる確率がグンと下がるのです。