どうも、みもです。
今回は、「看護師のヘアカラー事情」についてお話します。
「髪を染める場合、どのトーンまでならセーフ?」と悩んでいる看護師さんはもちろん、おしゃれな髪色をしたい!と思っている看護師さんにもバッチリの内容です。
髪色で悩んでいる看護師さんに役立つ情報なので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
この記事を書いているのは現役ナースの「みも」です。
新人看護師さんや看護学生さんの
考える・見直す・はじめる、そんなきっかけになればと思い当ブログを運営しています。
最終目標は、あなたのQOLを爆上げすること。
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看護師のヘアカラー事情

社会人になったので髪色は自由!
といいたいのですが、現実は甘くありません。
多くの病院では、「髪色はカラースケール◯番まで」というように病院規則で決められています。
ちなみに、
つまり、看護師になっても髪色にはルールがあるのです。
例えば、私が新卒で入った病院では、カラースケールで8番までが染めてOKでした。
「髪色が8番まで」ということは、後から2年目ナースから聞いたのですが、病院規則に書いてある場合もあります。
髪を染めたい場合は、必ず病院規則を見ましょう。
もし身だしなみについて書いていなければ先輩などに確認してからヘアカラーをしましょう。
なぜ「髪色」が決められている?新人ナースが明るくする3つのリスク
一昔前の「昭和」や「平成」では、茶髪=不良と言われる時代だったかもしれません。
しかし、今はおしゃれの一環として髪色を変える時代です。
あなたの周りには茶髪だけでなく、ピンクや青、緑…など、推しに合わせてヘアカラーして、おしゃれを楽しんでいる人もいますよね。
10代や20代といった若い人だけに限らず、40代、50代、60代、70代など全世代でヘアカラーをしています。
ところが、そうとも言い切れないのです。
「メラビアンの法則」と聞いたことありませんか?
メラビアンの法則とは…
コミュニケーションにおいて言語・聴覚・視覚から受ける情報がそれぞれ異なった際、言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%の影響があるとした心理学上の法則です。

新人ナースが、患者さんや先輩から「良い看護師」または「悪い看護師」と判断される上で視覚情報が55%を占めるため、見た目はめちゃくちゃ大事!
たしかに昔に比べて少しは寛容になっているかもしれないけど、今でも新人看護師の髪色を明るくするリスクが3つもあるのです。

リスク①第一印象が悪くなる
髪色によって、その人の印象はガラリと変わります。
夏休み明け、久しぶりに会った同級生が茶髪になっていて「垢抜けた」と思ったことありますよね。
ちょっと想像してみてください。
入院することになったあなたの担当看護師の髪色を。
もし明るめの茶髪だったとしても、「この病院は規則が緩いのかな〜?」なんて思うことはあっても、仕事ができないとは思いませんよね。
では、黒髪だったらどう思いますか?
真面目とか、純粋、清楚、きちんとしている…とか思いませんでしたか?
あなた自身は黒髪に対して、重たい、暗い、地味と思うかもしれません。
しかし、看護師としてはめちゃくちゃ好印象になるんです。
先ほどのメラビアンの法則で、人が第一印象を決めるのはたったの3〜5秒と言われています。
つまり、
「相手にどんな印象を与えたいか?」を考慮したうえで髪色を決めれば、先輩にいじめられたり、患者さんに横柄な態度を取られるといった日常トラブルは少なくなるのです。
リスク②新人のヘアカラーをよく思わない先輩がいる
よーく覚えておいてほしいことがあります。
ついつい忘れてしまうのですが…
「いろんな考えの人がいる」ということは絶対に忘れてはいけません。
要するに、看護師の髪色についても「いろんな考え」があるんです。
「ルール内なら新人看護師でも染めてもいい」という私みたいな先輩もいれば、「新人看護師はヘアカラーはNG」というお局看護師もいます。
考え方は、先輩によってそれぞれ違う。
納得いかない人も多いかもしれないけど、社会のルールと同じで悪い方に合わせなくてはなりません。
ただし、新人のヘアカラーに対して、「自分が我慢したことだから我慢しろ」と押し付ける先輩看護師もいるってことは知っておきましょう。
こういう先輩は、ヘアカラーに限らず他のことでも「自分がされて嫌だったことを後輩にもさせる」傾向があります。
例えば、「採血とか看護技術は、1回で覚えろ!」とか「新人には挨拶しない」「理不尽に怒る」とか。
言ってしまえば、関わると面倒な先輩なので、近づかないのが正解です。
そんな先輩の多くは、こちらの記事で紹介している「性格悪い看護師の特徴10個」に該当しています。
短期間で見極める参考にしてくださいね。
リスク③悪目立ちして先輩に目をつけられる
一般的な基準は「カラースケール7番まで」です。
これは看護業界だけでなく、社会人としての決まりごとでもあります。
じゃあ、7番の髪色だったら大丈夫なんじゃないの?
と思うかもしれませんが、自己判断は危険です。
なかには「6番まで」と厳しめな大学病院もあれば、「8番までOK」や「とくに決まりはない(自由)」といったゆるい病院もあります。
入職後すぐ行われるオリエンテーションがあります。
そこで配られる「病院規則」をチェックしたうえで髪色を決めたほうがいいでしょう。
それに、もう一つ重要な理由があります。
規則内の髪色にしても、悪目立ちすることがあるからです。
大きな病院の場合、同じ病棟に複数人の新人が配属されます。
ちなみに当ブログ「中堅ナースの日常」の主人公・杏ちゃんの場合は、同期は2人いる設定です。
1年目は、入職して最初の1ヶ月ほどは土日休みの日勤が続きます。
基本的に同期と同じシフトなので、朝の挨拶など、同期と並んで行うことになるのです。
つまり、自分以外のメンバーが黒髪だった場合、規則内の髪色に染めたとしてもあなたの髪色が目立つ可能性があります。
それがたとえ7番であろうと、先輩たちは染めているとハッキリ分かってしまうでしょう。
こんな風に…↓

で、思い出してほしいのが、先ほどの先輩たちの考えです。
「規則内なら新人でもヘアカラーOK」の先輩もいれば、「新人は絶対にヘアカラー禁止」という先輩もいる。
ここで注意しなくてはならないのは、「新人は絶対にヘアカラー禁止」という先輩です。
その先輩の頭の中では…
「佐渡さんや小橋さんは黒髪なのに、杏ちゃんだけが髪を染めている。」
↓
「杏ちゃんは生意気」
こんな感じに、あなただけ印象が悪くなってしまうのです。
新人看護師がヘアカラーをするベストなタイミング

365日のうち、半分以上が仕事なので、モチベーションを上げるためにおしゃれをしたという気持ちは痛いほど分かります。
しかし、信頼される看護師になるためには見た目も重要です。
第一印象が悪い人ってよほどのことがない限り、ずっと嫌いのままですよね?
例えば、高校のクラスメートで嫌いな人。
たぶん今でも好きになっていないはずです。
それくらい第一印象を変えるのって難しいんですよ。
そんなところにパワーを注ぐよりも、
最初から患者さんをはじめ、先輩や看護師長、主任、同僚、ドクターなど、仕事で関わるすべての人にどう見られているのかを考えましょう。
先輩たちの信頼がつかめてきたら、病院規則内の髪色に染めるのがおすすめです。
新人看護師がヘアカラーをするベストなタイミング
1年目で髪を染める場合、仕事が慣れてくる8月前後がおすすめです。
入職して3ヶ月くらいしたら、今よりもできることが増えてるし、あなたへの評価もだいたい決まってきます。
また、あなた自身が、先輩たちの性格を把握できる時期でもあるはず。
万が一、面倒くさい先輩にバレてしまってもスルーできますが、用心しておいて損することはありません。
面倒くさい先輩にバレない髪色のオーダー方法をチェックしておきましょう。
新人看護師におすすめ髪色のオーダー方法

1年目ナースが髪を染めるときの手順は3つ。
一つずつ見ていきましょう。
ステップ①地毛よりも1トーン上からスタート
ヘアカラーする場合、たとえ病院規則の範囲内であっても一気に染めるのはNGです。
最初は地毛よりも1トーン上の髪色を選び、2〜3ヶ月を目安に徐々にトーンを上げて明るくしていきましょう。
というのも、一気にトーンを上げると「髪を染めた!」と面倒くさい先輩にバレてしまうリスクがあります。
ちなみに、1トーン違うだけでこんなにも明るさが違います。
人気のカラーアッシュグレージュの場合↓

マットグレージュの場合↓

テレビドラマに出てくる「姑か!」っていうくらい細かい人いるもんね…。
そんな先輩対策には、「アハ体験」が効果的なんです。
クイズ番組で、写真の一部がゆっくり変化していき、変わった部位を答えるゲームを見たことありますよね?
あれが、いわゆる「アハ体験」。
人はゆっくり変化していくものに鈍感なので、最後まで答えが分からなくて悔しい思いをしたこともあるはず。
なるほど!
アハ体験なら、面倒な先輩にもバレないってワケね。
地毛より1トーン上の髪色からスタートし、徐々に明るくしていけば、先輩にバレにくいんです。(※ただし、病院規則の範囲内でおしゃれを楽しみましょう。)
ステップ②色味を工夫する
おしゃれにこだわるなら、「色味」を工夫してみるのもおすすめ。
私を担当してくれる美容師さんに聞いたところ…日本人の地毛は4〜5トーン。地毛が明るい人でも6トーンです。
下の写真「ヘアカラーチャート」を見てください↓

同じ7トーンでも、ラベンダーやアッシュ、マットは暗く見えて、オレンジやカッパー、レッドは明るく見えませんか?
補足として言っておくと、
- アッシュとは、グレーがかったくすんだ色味
- マットとは、グリーンをいれたブラウンカラー
- カッパーとは、少し赤みがかったオレンジ系
のことです。
暗めに見える「色味」を選ぶことで1トーン上げることも可能になります。
ただし、毛染めには色落ちがつきものです。
1トーン上げておしゃれする場合、染めたての色を1日でも長くキープしましょう。
一番てっとり早いのが、毎日のシャンプーを変えるだけでOK。
おすすめは以下のシャンプです。
黄味を抑えたり、ダメージを補修してツヤが出ると評判のもの。
カラー後の色を100%保つのは不可能なので、この2つのシャンプーを使ってもやや退色は見られます。
ですが、黄味は出にくく、5回洗っても比較的アッシュや緑色が残り、色ムラもありません。
つまり、1年目でも先輩たちにバレることなくヘアカラーが楽しめるのです。
とくにオススメなのが、アマトラ クゥオ ヘアバス esなんですが、シャンプー(400ml)だけでも定価4620円。
トリートメントもつけると総額9千円くらいしちゃいます。
ただ、美容室で使用されているだけあって、ヘアカラーしても髪がツヤツヤ。
Amazonで買えば、シャンプーだけの値段でトリーメント付きなので、お得に買いたい人におすすめです。
ステップ③インナーカラーやグラデーションカラー
もしあなたがロングヘアなら、インナーカラーやグラデションカラーに染めるのもおすすめ。
お団子ネットを使えば、簡単&バレずに隠すことができるからです。
ただし、用意するお団子ネットは、以下のようなネット部分が見えづらいデザインのみ。
お察しのとおり、
ネット部分が透けているとインナーカラーやグラデーションカラーがチラチラ見えてしまいます。
隠すどころか、面倒くさい先輩に100%バレてしまうでしょう。
ところが、このシニヨンネットは、黒い生地タイプ。
しかもネット部分の伸縮性がなんと13cm以上も伸びるという優れたアイテムです。
髪の量が多い人でも手こずることがなく、5分以内でお団子ヘアが作れちゃいます。
お団子ヘアは毎日のこと。
できるだけ簡単にお団子ヘアが作れるアイテムを使うことで、毎朝の負担を減らせます。
目覚ましが鳴って「あと5分…」というのを3回くらい繰り返しても大丈夫です。笑(←実証済)
で、このタイプの商品は、Amazonで購入するのがおすすめ。
(楽天よりも500円くらい安く買えるし、今購入すれば明日届きます。※地域による)
ちなみにお団子ネットを使ったことない方は、こちらの記事で使い方をチェックしておくと安心です。
まとめ
では、最後にもう一度おさらいしていきましょう。
新人看護師がヘアカラーする場合、「相手にどんな印象を与えるか?」を考えて髪色を決めることが大切です。
なぜなら、
第一印象を決めるのは、たった3秒。
そう、メラビアンの法則です。
信頼できる看護師になることは、スムーズに仕事をする上で欠かせません。ましてやマイナスとなった第一印象を変えるのには、時間がかかってしまいます。
ですので、髪色でおしゃれを楽しむ前に、相手にどう思われるか考えることが大切です。
「病院規則」と「同期の髪色」をチェックした後、髪色を考えていくんですが、いきなりヘアカラーするのはおすすめできせん。
そもそも新人看護師が髪を染めること自体、よく思っていない人もいるからです。
例えば、挨拶をムシする先輩看護師とか。新人が嫌いなお局看護師とか。
その人たちを考慮して、ヘアカラーのタイミングは、仕事に慣れてくる8月頃がベストでしょう。
…で、染める場合の注意事項としては、
地毛より1トーン上からヘアカラーして、徐々に明るくしていけば、面倒な先輩に目をつけられることもありません。
また、暗めの「色味」を選ぶなど工夫すれば、髪色でおしゃれすることも可能です。
インナーカラーやグラデーションカラーは、お団子ネットを使えば上手に隠すことができるでしょう。
もっと自由に髪を染めたい場合
周りに気にせずに「ヘアカラーでおしゃれしたい!」という看護師さんは、美容看護師を目指してみませんか?
美を商売にする美容クリニックでは、一般の病院と基準が異なります。
ヘアカラーに限らず、マツエクやネイルがOKという病院がほとんど。
オシャレしたいあなたのような看護師さんが活躍できる職場といえるでしょう。
「美容系って興味あるけど、どんな仕事なんだろう…?」
「何年目になれば働ける?」
と思っている方は、以下の記事が参考になるはずです。

本気で美容クリニックへの転職を視野に入れた方は、以下の記事が役立つでしょう。

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