教えてもらって、当たり前と思わないで!
実はこれ…
私が新人のときに先輩看護師からの言われたセリフです。
どう思いますか?
新人に教えるのって当たり前なことなのに、おかしいですよね。
もし今だったらマスクの下で変顔しますが、当時は鬼の形相で言われたので「すみません…」というのが精一杯でした。
看護師って怖ッ!!
と思ったエピソードです。
これを言われたのは10年前ですが、今も変わらず攻撃的な先輩看護師は多いですよね。
しかも、私が先輩たちを信じられなくなり、鬱になったきっかけでもあります。
そこでこの記事では、経験談を元に攻撃的な女性の心理を暴き、効果的な対処方法を紹介しようと思います。
最後まで読めば、攻撃的な先輩看護師で悩むことはなくなることでしょう。
自分を守るために「対処方法」を知っておこう!
攻撃的な先輩が指導者(プリセプターやペア)で、どう対処して良いのか困っている。
と日々悩んでいる新人さんは多いです。
どんな場所にも「攻撃的な人」は存在しますが、攻撃的な人にターゲットにされて何度もダメージを受けるのは、精神的に辛いですよね。
やっぱり看護師って怖すぎる!
わたし、看護師向いていないんだ…。
と人間関係に恐怖心を抱いてしまい、誰も信じられなくなり孤立する新人さんも…。
そうならないためにも、攻撃的な先輩に当たったときに、どう対処すれば良いのか知っておくことは、自分を守るために大事なことです!
攻撃してくる先輩は、明らかにパワハラと分かる人だけではありません。
- 裏でコソコソと悪口を流す陰湿なタイプ
- マウンティングするタイプ
- 無視する、仲間外れにするタイプ
意図的に行う人もいれば、無意識にする人も。
14年看護師をして実感するのは、意図的というより無意識でする看護師が多いという印象です。
だからこそ、攻撃を受ける側が上手に対処することができれば◎
対処方法を考える前に、どうして攻撃的な態度を取るのか…の確信に迫っていきます。
攻撃的な先輩を対処するには「看護師いじめ」の実態や対処法を知っておくと解決するヒントになるはずです。
【衝撃】攻撃的な女性は、実は…「心に傷を負った人」だった!
攻撃的な看護師の多くは、自分に自信が持てない人です。
バリバリ仕事をこなしていたり、プライベートが充実していて幸せな人が、わざわざ他人を攻撃する必要はないですよね。
自分が思っている以上に、行動と言動は自分の心を反映させるもの。
幸せを感じていたら、優しくなったり、親切にできます。
例えばですが…
今日は彼氏とデート。
久しぶりに会えるの楽しみだな〜♪。
と思ってたら、嫌なことでもスルーできますよね。
他にも、私は経験ないけど宝くじで100万円当たったらルンルン気分が凄いはず!笑
反対に幸せじゃないときって、モヤモヤが解消されずに人に当たってしまうこともありませんか?
攻撃的な先輩は一見強そうに見えますが…
自信のなさ、自己肯定や自己効力感が弱いなどのコンプレックスを感じていて「幸せを感じにくい人」なんです。
シンプルに言うと、心に傷を負った人である可能性大!!
なぜ先輩が心に傷があるのか対処法を考える上で重要になってくるので、詳しく見ていきましょう。
先輩看護師の「心に傷ができた理由」とは…?
心の傷は、育ってきた環境が影響します。
健全な親子関係ができず(過干渉、子を私物化する親など)、自信が持てなくなるパターンが多いですが、看護師の場合はちょっと違うような気がする。
というのも、看護師になるまでは優しくて、思いやりのある子が多いんですよね。
もともと性格がキツめであろうと、根が優しくないと志そうなんて思えません。
何が言いたいかというと、看護師の場合は、看護学生〜新人時代に「心に傷」ができたのではないかと推測します。
新人時代の悪しき風習はいっぱいあります。
【看護師の悪しき風習の一例】
- 就業前の1時間以上前に来て、朝の情報を取る
- 情報収集に慣れていない新人が救急カートの点検をする
- 新人の間は残業代はでない
- 先輩のやり方を見て覚えろ
- 分からないことは調べてこいと言われる
- 課題は徹夜して仕上げろ
- 勝手に有給を使われる
※これはほんの一部。
さらに看護業界は常に人手不足です。
激務な上に、できて当然の精神。できなかった場合は人格否定されるまで怒られ、責められ、追い詰められます。
はっきり言ってこんな環境にいれば誰だって「心に傷」ができるでしょう。
【新人看護師にショックを与える先輩&言葉】
こんな毎日だったら、病むのも当然だわ…。
攻撃する先輩の本当の正体は、ブルブル震えている子犬
心に傷がある人は、自己肯定がとても低い人です。
なぜ低いのでしょうか…?
その謎を紐解くには自己肯定を高める方法を見れば分かるはずです。
【自己肯定を高める方法】
- 現状を認める
- 失敗を否定しない
- イライラするもの、場所、人から距離を置く
- 身近な人間関係を大切にする
- 自分の思いや意思を大切にする
どれも新人時代に否定されてきたことです。
とくに失敗を否定しないと言われても、「〇〇できていなかった…」と注意される日々。
「できるようになったね!」「もう〇〇は完璧だね!」と褒めてもらった記憶はないので、同期は〇〇できているけど私はまだ一人立ちできていない…などと他人と比べて自信消失する日々。
そんな看護師は多いことでしょう。
しかし、自己肯定が低い=攻撃的になる訳ではありません!
もちろん自信が持てないけど、自分の弱さ、みじめさはちゃんと理解していれば攻撃的になることはなし。
攻撃してくる看護師さんを例えるなら…ブルブルと怯え震える子犬です。
ちょっと触ろうと思うと、威嚇してきますよね。
という自己防衛の心理です。
攻撃的な先輩は、心の傷に真正面から向き合う勇気がなく、もがき苦しみながら誰かを傷つけたり、自分を傷つける負のループから抜け出せなくなった人。
攻撃する先輩の本当の正体は、ブルブル震えている子犬です。
決して怖い相手ではありません。
怖い…と思って萎縮していると、先輩は過去の自分を投影して、さらに攻撃を強めることも。
怖いと思って逃げるのは得策ではありません。
ブルブル震える先輩の対処方法は、次の章で詳しく解説していきます!
【対処法】攻撃的な先輩は、堂々とした態度をすればいい!
まず攻撃的な先輩に苦しむあなたに伝えたいことが1つあります。
先輩が攻撃してくるのは、あなたが悪い訳ではないです。
先ほども言いましたが、原因は先輩にあるのは明らかですよね。
プライドが邪魔して自分の弱さや欠点を受け入れず、もがき苦しんでいます。
「私がポンコツすぎて攻撃されているんだ…」と自分を責めないで!
自分を責めたり、自己否定すると、攻撃してくる先輩のように心に傷を作る原因になります。
まずは「攻撃する先輩に問題がある」と思い、自責しないことが大事です。
堂々とした態度を心がける!
攻撃してくる先輩の正体は、ブルブル震える子犬です。
萎縮しているあなたの姿をみて過去の自分を思い出しさらに攻撃してきます。
だから、堂々とした態度で接するのが◎。
厄介事、トラブルに巻き込まれた時に、相手のペースに流されるのが一番ダメなことです。(相手の思うつぼですね…)
堂々とした態度=相手のペースに巻き込まれない秘策!
また、堂々としていると攻撃する先輩は「やりがい」を感じなくなり、手を緩めることもあります。
どんな時も、凛とした態度で関わったほうが◎
味方を作っておく
堂々とした態度よりも、もっと大事なのが「味方を作っておく」です。
同じように苦しむ同期、先輩はいます。
周りに理解者をたくさん作っておけば、いざとなれば相談できますよね。
グチを言って笑い飛ばしたり、励ましあったり、庇ってくれたり…、味方が多いほど乗り越えれます。
攻撃的な先輩にフォーカスを当てて対策を立てるより、信頼できる仲間と楽しく過ごしたほうが有意義な時間です。
「また吠えてるよ。笑」
なんて言える仲間が1人でもいれば、いざ攻撃されてもダメージが回復されますよ。
まとめ
攻撃的な先輩の正体は、ブルブル震える子犬です。
攻撃的な先輩がよく吠えるチワワやポメラニアン、ヨークシャテリアと思えば、「あら〜怖いの。ブルブルして吠えちゃって…」なんて思えば怖くないでしょ。笑
怯えている子犬に対してビクビクした態度をとれば、もっと吠えることになりますよね。
だから、「堂々とした態度」で接するのが◎。
ただし、周りに理解者をたくさん作っておくのが笑って乗り切るコツです。
堂々とした態度でも、体調が悪いときに攻撃されるとヘコみます。そんなときにグチを言うだけでモヤモヤがスーッと消えて気持ちが楽になりますよ。
あと、賛否が分かれるかもしれませんが、「攻撃的な先輩=悪者」と思わないほうがラクです。
人を傷つけるのは悪いことですが、先輩=絶対悪か…と言われるそうじゃないと思います。
絶対なんてあり得ないし、攻撃的な先輩にも良いところは1つや2つあるんです。
攻撃してくる先輩を悪者と捉えると、自分自身に大きなストレスを抱えるだけ。
そこで1つ提案です。
10年以上看護師をして習得したストレスを抱え込まない裏ワザが、攻撃してくる先輩を褒めてみましょう!
褒められると嬉しいですよね。
それは新人だけでなく先輩も同じです。
ゴマすりをする訳ではなく、純粋に「先輩のように〇〇できるようになりたいです。どうやるのがコツですか?」と聞くだけでOK。
時間はかかるけどだんだん攻撃が和らぎ、普通に接してもらえる日が訪れることでしょう。
というのも実際に私が試した方法です。
私にも大嫌いだったお局看護師がいましたが、歩み寄る方法を試してみました。
その結果がこれ。
ただし、ムリは厳禁です。
仕事しやすい関係にしておくとグンとストレスが減るので試してみる価値はアリですが、ムリに仲良くなったり、褒める必要はなし。
対処法を試したけど効果がなかった。
周りに理解者がいない。
歩み寄ったけどムリだった。
という場合は、職場環境を変えてみるのも1つの手だと思います。