こんにちは、みもです。
今回は、「しっかり休む方法」についてお話します。
とくに新人看護師さんは、しっかり休みたいのに休めなくて困っている人も多いですよね。
「休むことも仕事のうち」
なんて言われますが、実際のところ…
仕事と休日のオンオフなんてやったことないし、
「休日の休み方」について先輩からアドバイスがもらえるワケでもありません。
(プライベートのことまでアドバイスされたら、それはそれで欝陶しい…)
まぁ、そんなわけで、
私たちは休みの日も仕事のことをダラダラ考えてしまい、心が安まることなく休日が過ぎてしまうのです。
じゃあ、どうやったら「しっかり休む」ことができるのでしょうか?
この問題をスパッと解決するには、「仕事のことが頭から離れない原因」を把握することが欠かせません。
ということで、
この記事では、休日でも仕事のことが頭から離れない理由について紹介します。
ただし、原因がハッキリ分かってもしっかり休むことはできないので、根本的な解決法についても詳しく解説!
もちろん、誰でも簡単にできる対処法を紹介するので、この記事を読んだらさっそく試してくださいね。
これから長い人生がスタート。
仮に看護師を辞めたとしても快適に暮らすには欠かせないので、
「休むことも仕事のうち」をマスターして、仕事もプライベートも充実させましょう。
この記事を書いているのは、現役ナースのみもです。
いつも「中堅ナースの日常」を読んでいただき、本当にありがとうございます。
看護師のQOLを爆上げをして「一人でも多くの看護師をハッピーにしたい!」という思いで、このブログを運営。
というのも、私たちが快適に暮らすには「お金」が必要ですよね。
他の仕事よりもちょっと給料がいい看護師を続けるのが◎。
ただし、給料に見合わない過酷な現場もあります。
…で、このブログが最終に目指すのは、「仕事も楽しい、プライベートも楽しい」そんな生活です。
おかげさまで月間8万PVを超え、毎日たくさんの悩める看護師さんに役立っています。
もっと私のプロフィールが詳しく知りたい方は、こちらを参照してください。
/こんな記事も書いてほしいなどのリクエストもあると嬉しいです。\
休みの日の「仕事のことが頭から離れない」ほうっておいてはダメ!
誰もが通る1年目。
「実習よりも1年目のほうが辛い…」
おそらく、あなたも一度や二度、聞いたことあるはず。
…で、今のあなたが一番心配なのが、「一年目を無事に乗り越えられるだろうか…」ということですよね。
もし無事に1年目を乗り越えたいなら、休みの日の「仕事のことが頭から離れない」はほうっておいてはダメ!
というのも、安まる時間がないと、近い将来…
パンクしてしまい、身体や心が壊れてしまう可能性があるからです。
ところが、
私たちは、看護学校や大学で「自己犠牲精神」を強化された上に、
いつまでも健康でいられると思い込むため、SOSのサインを無視しがち。
実際は、罰ゲームでよくある風船の状態にいるとも気づいていません。
明確な解決法を答えない限り、風船には空気が少しずつシューッと入り続け、どんどん風船は膨らみ、いつ割れてもおかしくない状態です。
罰ゲームだったら風船がバァンッと割れても「あはは…」と笑って終わりますが、
実際に自分の身に起きたらどうですか?
うつになったら。
適応障害になったら。
精神科の授業でも習ったとおり、治療には何年もかかるし、完治はしません。
今よりもハンデを負うことになるでしょう。
「仕事のことが頭から離れない」を放っておくということは、
お金では買えない、
スキルでは補えない
「健康体」をみすみす手放す行為なんです。
ちょっと脅すような言い方になりましたが、
2年目のとき、うつになった私が言うのだから間違いありません。
この記事にたどり着いたあなたには、
私たちが働く上でお金やスキルアップも大事ですが、健康よりも大事なことはない!
と知った上で、ぜひとも対処してほしいと思っています。
見逃さないで!「仕事のことが頭から離れない」原因
ここからは、中堅ナースの日常キャラクターの1年目ナース「杏ちゃん」と7年目ナース「亜子先輩」と分かりやすく解説していきます。
せっかくの休みなのに、仕事のことが頭から離れない…。
ゆっくり過ごすどころか、逆に疲労が溜まったような気がする。
辛いね。
しっかり心安まる時間が持てないと、仕事でミスしたり、ちょっとしたことでイラッとしたり、負のスパイラルに入りやすくなるよね。
その最悪な状況から抜け出すには、まずは原因を探ってみよう!
そうすれば、解決の糸口がみつかるはずだよ。
ここをスキップしちゃって対処しようとすると、
成長がストップしてしまうので、
一時的な対処方法に騙されないでくださいね。
原因①不安でモヤモヤしている
休みの日や仕事から帰ってきた自宅で、
「明日のリーダーは怖い先輩だけど、ちゃんと報告できるかな…?」
「今日教えてもらったオペ出し、明日ちゃんとできるかな?」
このように思い出していませんか?
というのも、
私たちは、不安があると頭から離れなくなってしまいます。
要するに、
心がモヤモヤするのは、実力や人間関係、評価、労働環境など、なにかが足りていないからです。
考えただけでは不足感を埋めることができず、
結果的に、頭の中が仕事のことでいっぱいになります。
あなたは、スタートラインに立ったばかり。
先輩たちの仕事っぷりを目の当たりにすると、自信もなくなるし、不安になりますよね。
でもね、
「看護」の中が空っぽに近いのはあたり前で、
このイメージ図みたいに、
これからいろんな経験をして、あなただけの「看護」を作っていけばいいと思います。
ちなみに、「何かが足りない」を補うための情報も紹介しています。
例えば、優先順位の付け方や情報収集、報連相のコツは、1年目看護師さんに人気の記事です。
原因②仕事の緊張モードが抜けていない
仕事モードが抜けていないと起こる「緊張状態」のときも、仕事のことが頭から離れません。
例えば、仕事でミスした場合。
「あのとき確認を怠ったから…」と自分を責めてしまったり、「ちゃんと報告しておけばよかった…」など、頭の中で反省を繰り返していませんか?
緊張状態がずっと続くと、休めるときに心身を休めることができず、どんどん疲労が溜まっていくことになります。
今日できなかったことを反省し、次に活かすことも大事です。
ただ、自分を責める必要はないと思います。
さっきも言ったけど、
看護師になったばかりなので、できないことが多いのはあたり前。
できることを少しずつ増やしていけばいいんじゃないかな…。
仕事のミスを引きずってしまい辛い方は、こちらの記事を参考に気持ちを切り替えるヒントにしてくださいね。
原因③休むことへの罪悪感
「休むことへの罪悪感」も、仕事のことが頭から離れない原因です。
普通に考えたら、
休みの日なんだからどう過ごそうが罪悪感なんて感じない
と思いますよね。
でも、実際は違います。
「何にも予定なかったのに勉強しなかった…。今週はちっとも成長できなかった。全然ダメだ。」
とか、
「同期は毎日勉強しているのに、休みの日までさぼってしまった…。」
こんな風に努力していない自分を追い詰めてしまうのです。
看護学校・大学のときから、ずーっと努力してきたんだから、ちょっとくらいサボってもいいんじゃないかな…。
私もサボった経験あるよ。
あなたも分かっているとおり、いい色にしたいなら、
勉強は必要だよね。
体調が悪くて休む場合も、同じような罪悪感は抱きやすく、ムリして出勤する看護師さんは少なくありません。
こちらの記事を読めば、「休んでもいい」とちょっぴり心が軽くなるはずです。
「仕事のことが頭から離れない」を克服した私のとっておきの忘れる方法
冒頭でもチラッと言いましたが、
「仕事のことが頭から離れない原因」がハッキリ分かっても、根本的な解決法を身に着けなければ解決できません。
原因からもわかるとおり、
ふとした瞬間、仕事のことを思い出してしまい、休日にモヤモヤしてしまうのです。
ということで、ここでは、「しっかり休む方法」を紹介します。
色んな方法を試して分かったのですが、
しっかり休むためには、忘れちゃうのがてっとり早い方法です。
えぇ?!
忘れちゃっていいの?
今、あなたに足りないのは「忘れる」ことだと思うよ!
さっきの原因を見てわかるとおり、
自分の気持ちに反して、仕事のことを思い出しているよね。
スパッと気持ちを切り替えるためには、思い出さないことも必要だと思わない?
あ…。
たしかに!
つまり、
キレイさっぱり忘れて、休日に入ることが大事!
忘れていいよ!って言われても、忘れることなんてできるのかな?
なんか難しそう…。
そうだね。
最初は難しいかもしれないけど、
ルールにしちゃえば簡単だよ。
スポーツ選手のルーティンみたいに、
玄関を出るときは右足とか、大事な試合の朝は和食とか、ルール通り実行するだけでOK。
ルール①グチを言うのは1回だけ
休みの日まで仕事のことを思い出してモヤモヤしたくないなら、
グチをいうのは1回だけにしてください。
というのも、今すぐデリートしたいくらいモヤモヤする辛い記憶なのに、
強烈に、鮮明に「そのときのシーン」を記憶してしまう可能性があるからです。
例えば、プリセプターから理不尽な怒られ方をした場合。
仲のいい同期に「今日は最悪だった。プリに〇〇で怒られて…」とグチを言い、
その後、彼氏にも「〇〇をやったのは私じゃないのに怒られて…」とグチを聞いてもらう。
またある日には、お母さんに「先輩看護師が、〇〇で…」とグチを聞いてもらう。
こんな風に、同じグチを色んな人に聞いてもらうことってありますよね?
実は…これ、英単語を覚えるときと同じで、反復する行為だったのです。
頭の中から完全に消去する前に、
何度も何度も同じシーンを思い出しています。
つまり、忘れるどころか強烈に記憶していたのです。
グチとはアウトプットすることなので、自分でも知らず知らず記憶させていたってワケ。
ちなみに、
アウトプットとは、出力する、発信するといった意味でよく使われていますよね。
で、ここが大事なのですが、
グチを言うのは1回だけにすることがポイント!
英単語を覚えたるとき、たった1回復唱をしただけで覚えれませんよね。
それと同じで、1回のグチを言っても記憶に残すことは不可能なのです。
強烈に記憶を残すには3回以上グチを言ったときなので、グチを言う場合は1回でやめましょう!
ルール②寝る15分前に、ポジティブなことを考える
寝ようと思ったときに、
嫌な出来事を思い出してしまい、頭から離れずに寝れない…という経験はありますよね?
実は…夜寝る前の時間が、一日の中でもっとも嫌なことを思い出しやすい時間なのです。
さらに、
寝る15分前は「記憶のゴールデンタイム」と言われていて、もっとも記憶に残る時間帯でもあります。
つまり、今すぐ忘れたい記憶ほど残ってしまうってワケ。
裏を返せば、
この寝る15分前に、ポジティブなことを考えれば、嫌なことは記憶には残りません。
ルール③一件落着と考える
私たちは、未練があると忘れることができません。
例えば、失恋なんかがまさにそれ。
1ヶ月経っても、1年経っても、相手のことが忘れられず、思い出してしまうのです。
一見、時間が解決してくれるように思いますが、ふとした瞬間、彼のことを思い出しちゃいませんか?
私はあります。
(10年以上経っても、たまに思い出しちゃう…)
これは心理行動学でいう「ツァイガルニク効果」というもの。
ツァイガルニク効果とは、達成できなかった事柄や中断している事柄のほうが、達成できた事柄よりもよく覚えているという現象のことです。
記憶したくないことほど、スパッと感情を断ち切ることが大事!
水戸黄門のように「これにて一件落着!」とピリオドを打てば、キレイさっぱり忘れることができるでしょう。
ちなみに、
引きずりやすい感情は、未練・悔しさ・怒り・名残惜しさ・悲しい・不条理…など。
例えば、理不尽に怒られた場合、
「怒られたのは事故にあったようなもの。相手が悪かっただけ!」と一件落着にすればOKです。
まとめ
以上、「しっかり休む方法」を紹介しました。
「休むことも仕事のうち」と言われるのは、
休日も仕事が頭から離れない状態では、仕事で100%のパフォーマンスを出せず、最悪うつになるので、休むときはしっかり休むことが大事だからです。
55時間以上仕事をすると、それ以上はどれだけ頑張っても仕事の効率が悪くなるため、スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツも「しっかり休む」を取り入れています。
一般的なストレス解消法、
- 運動してみる
- 好きなことに没頭する
- 推し活に専念する
- アロマテラピー
などで、気持ちを切り替え、しっかり休むことができれば問題ありません。
ですが、自分の気持ちに反して、仕事のことを思い出しやすいため、今回紹介した「忘れる方法」がオススメ。
「忘れる方法」を日常のルーティンに取り入れ、メリハリある生活を過ごしてくださいね。
追伸…
看護の現場は、やりがいや嬉しいこともたくさんある反面、とてもストレスに感じることもあるので、心も体も疲弊しがち。
SOSを無視し、だましだまし続けても、
私みたいに我慢の限界がきて辞めてしまうか、心身を壊して働けなるかの2択です。
つまり、
いざというときのための「逃げる道」が必要ってこと。
地震対策で、水や食料を備蓄するのと同じです。
それに備蓄があれば、パニックになることもありませんよね。
私の場合、看護師転職サイトに登録し、もしもの時に備えています。
優秀な担当者なら、
自分の希望条件にあった新着求人メールが届くだけでなく、客観的な意見やアドバイスもしてくれるので、道に迷うこともありません。
ちなみに、私が登録したのは以下の看護師転職サイトです。
うまいこと活用する方法や、優秀な担当者の見つけ方も紹介しているので、初めて利用する方は知っておいて損はない情報のはず。