転職・キャリア

看護師転職サイトと直接応募、どっちが有利?状況別の使い分けまで徹底解説

あなたは今、「看護師転職サイトを使うのと直接応募するのでは、どっちが受かりやすいんだろう…」と疑問に思っていませんか?

看護師転職サイトと直接応募、どうせなら効率よく転職できるほうを選びたいですよね。

そこで今回は、看護師転職サイトと直接応募の違い、どちらが有利なのかについて、初転職の方にも分かるレベルで解説します。

あなたにとってベストな方法での転職ができるよう、きちんと理解していきましょう。

【登場人物紹介】

杏ちゃん

急性期病棟で働く1年目看護師。看護師の仕事は好きだけど、病棟の人がイヤで「辞めたい」と思っている。とはいえ、新しい環境に飛び込むのも不安…。

亜子先輩

2回転職成功していて、楽しそうに働く7年目看護師。杏ちゃんがめちゃくちゃ頼りにしている先輩で、きわどい質問もバシバシ答えてくれる。

※中の人は現役看護師(15年目)です。

看護師転職サイトと直接応募は、どっちが有利?【機会損失を防ぐ】

杏ちゃん
杏ちゃん

「直接応募のほうが有利だ!」とか「看護師転職サイトのほうが有利」という主張をよく聞きますが、ぶっちゃけどっちなんですか?

亜子先輩
亜子先輩

実は…「応募する病院、あなたの経験やスキル」に左右されるので、一概にはどちらが有利とは言えません

むしろ、どちらか一方を有利だと信じて転職活動することのほうが、非常に危険です。

杏ちゃん
杏ちゃん

え…なんで?

亜子先輩
亜子先輩

その考えだと、機会損失につながる恐れがあります。

もし看護師転職サイトのことをよく分かっていないなら、看護師転職サイトはなぜ無料?成功報酬の仕組みと落とし穴を先に読んでくださいね。

もう知ってるという方は、飛ばしてOKです。

 

看護師転職サイトが有利と言われる理由3つ

杏ちゃん
杏ちゃん

なんで看護師転職サイトのほうが有利と言われているの?

亜子先輩
亜子先輩

それは看護師転職サイトのメリットが大きいでしょう。

転職が有利と言われる看護師転職サイトのメリットは3つあります。それぞれのメリットについて、分かりやすく解説していくね。

メリット①面接対策や病院へのアピールをしてくれる

亜子先輩
亜子先輩

まず1つ目は、面接対策や、病院へあなたをアピールしてくれることです。

杏ちゃん
杏ちゃん

たしか…看護師転職サイトを利用したら、専任のコンサルタントがついて、転職活動が終わるまでサポートしてくれるんですよね?

亜子先輩
亜子先輩

そうです。

コンサルタントが病院との間に入って、詳しい面接情報を教えてくれたり、あなたの魅力や強みをアピールしてくれるので、自分ひとりでは合格できないような病院に内定が出る可能性が上がります。

メリット②面接後に担当者からのフィードバック

亜子先輩
亜子先輩

2つ目のメリットは、面接後に病院からのフィードバックがもらえることです。

杏ちゃん
杏ちゃん

フィードバックって簡単に言えば、振り返りつつアドバイスしてくれるってことだよね。

面接で落ちたときって、何がダメだったんだろう…?とあれこれ悩んでしまうから、めちゃくちゃ嬉しいかも!

亜子先輩
亜子先輩

看護師転職サイトに登録しておくと、面接を繰り返すたびに面接スキルがレベルアップしていくから、ひたすら面接を受けるよりも絶対に効果的だよ。

メリット③客観的に自己分析してくれる

亜子先輩
亜子先輩

3つ目は、コンサルタントが客観的に自己分析してくれることです。

亜子先輩
亜子先輩

転職に成功するためには徹底した自己分析が重要と言われていますが、うまく自己分析できず苦戦している看護師さんは少なくありません。

杏ちゃん
杏ちゃん

就活したとき、うまく自己分析できなくて、面接の質問にスッと答えられなくて落ち込んだなぁ…。

亜子先輩
亜子先輩

看護師転職サイトを利用することで、面談で「自分ができること」とか「自分が経験してきたこと」とかキャリアの棚卸を手伝ってくれる上に、ピッタリの職場を紹介してもらえます

経験を活かせる求人や、キャリアアップにつながる求人を紹介してもらえるから、自分で何となく選んで応募する病院よりも合格しやすくなるよ!

 

直接応募(転職サイトを使わない)が有利と言われるたった1つの理由

杏ちゃん
杏ちゃん

じゃあ、直接応募のほうが有利と言われる理由って何?

亜子先輩
亜子先輩

転職時の直接応募のメリットといえば、転職サイトに比べてコストが安いことです。

といっても、それは応募者ではなく採用する病院側の視点なんだけどね…。

杏ちゃん
杏ちゃん

たしか、転職サイト経由で採用すると、内定時に提示する年収の20〜30%の紹介料を、転職エージェントに支払うんでしたっけ…?

亜子先輩
亜子先輩

そうです。

例えば、年収500万円であれば、500万円の30%である150万円を紹介料として転職サイトに支払うことになります。

亜子先輩
亜子先輩

直接応募のほうが有利と言われるのは、採用コストによるものです。

1名採用のポジションで、全く同じ評価の看護師が2名いて、1人は転職サイト、1人は直接応募だった場合、どちらを採用するか?ということ

杏ちゃん
杏ちゃん

採用コストが150万円と無料だったら、そりゃあ無料の直接応募をとるのは仕方ないか…。

亜子先輩
亜子先輩

その一方で、直接応募するコストは、原則として転職サイトよりも安く抑えられるのです。

ただ、何を使って直接応募するかで料金は大きく異なります。

そもそも直接応募とは?

杏ちゃん
杏ちゃん

え…?

直接応募って、病院の採用ページをみて直接応募することじゃないの?

亜子先輩
亜子先輩

いいえ、それだけではありません。

その他にも「求人サイトに掲載されている求人に自分で応募する」「転職サイトのスカウト機能で応募する」「社員から紹介されて直接応募する(リファラル採用)」があります。

杏ちゃん
杏ちゃん

へぇ〜!

直接応募といっても、全部で4つの方法があったんだ!

亜子先輩
亜子先輩

それぞれの料金の目安は以下のとおりです。

 

採用経路 料金相場
求人サイト(グッピーやIndeed) クリック課金制
求人サイト(とらばーゆ看護師) 約150,000円〜/週
スカウト採用 月額:約4万円〜20万円
病院の採用ページ 無料(ページ制作費別途)
リファラル採用 無料(報酬を支払う場合は別途)
亜子先輩
亜子先輩

ポイントは、採用する人数が増えるほど、採用コストが安くなることです。

転職サイトであれば、何人採用しても30%の紹介料がかかるけど、求人サイトやスカウトサービスであれば、期間内であれば定額で何人でも採用できます

杏ちゃん
杏ちゃん

…!!

直接応募が必ずしも有利とは限らないってこと?

亜子先輩
亜子先輩

そういうこと!

「どっちが有利か」という主張には、実は理解しておかなくてはならない前提があるんです。

その前提については、次の章でじっくり解説していくね。

 

【転職サイトと直接応募】どっちが有利かは状況次第!

亜子先輩
亜子先輩

転職サイト活用、直接応募、どちらが転職で有利になのかは、状況によります。

杏ちゃん
杏ちゃん

状況って…?

亜子先輩
亜子先輩

採用コストが低いから直接応募のほうが有利になる状況がある一方、有利にならない状況もあります。

亜子先輩
亜子先輩

採用枠が1名の場合は、直接応募のほうが有利と言えるでしょう。

杏ちゃん
杏ちゃん

1人採用の理由は何となく分かるけど、複数人の看護師を採用している場合には、有利にはならないってこと?

亜子先輩
亜子先輩

あまり有利にはなりません。

例えば、もし3名採用する場合、同じ評価の看護師が3名いたとしたら、応募経由は関係なく全員採用されるはずです。

杏ちゃん
杏ちゃん

たしかに!

だったら転職サイトを使って採用されたほうが得かも…。

給料とか待遇条件の交渉もしてもらえば、他の2名よりもいい条件で働けるもんね。

亜子先輩
亜子先輩

そうです。

それに、すべての病院が採用コストを抑えたいワケでもありません

杏ちゃん
杏ちゃん

そうなの?!

亜子先輩
亜子先輩

採用コストは抑えたいと考える病院は多いですが、「いくら払っても良いから、とにかくほしい人材を採用したい」と考える病院も存在しています。

採用コストを気にしない病院からすると、応募経由は合否に関係なく、いかに良い人材を採用するのかという視点でしか考えていないのです。

杏ちゃん
杏ちゃん

ますますどっちを使えばいいのか、わからなくなってしまった…。

亜子先輩
亜子先輩

そんな杏ちゃんのために、「転職サイトが有利な場合」と「直接応募が有利な場合」をそれぞれ紹介していくね。

 

看護師転職サイトが有利な場合

杏ちゃん
杏ちゃん

じゃあ、看護師転職サイトが有利な場合はどんなときですか?

面接が苦手な場合

亜子先輩
亜子先輩

面接が苦手な看護師さんは、転職サイト経由のほうがオススメです。

転職サイトを利用して、面接が苦手ということを伝えれば、担当のコンサルタントが面接対策をしてくれます。

杏ちゃん
杏ちゃん

面接対策って具体的にはどんなことをしてくれるんですか?

亜子先輩
亜子先輩

看護師転職サイトは、病院毎の面接情報をストックしていて、過去どんなことを聞かれたか、どんな対策をすべきか教えてくれるよ。

直接応募の場合は、面接情報は入手しづらいし、家族や友人に面接対策してもらうくらいしかできないから、面接が苦手な看護師にとっては転職サイト経由が有利でしょう。

とくに面接対策に強い看護師転職サイトはここ!

非公開求人に応募する場合

亜子先輩
亜子先輩

非公開求人に応募する場合も、転職サイトを使ったほうが有利です。

というか…非公開求人を見るには、転職サイトに登録しないと見えません。

杏ちゃん
杏ちゃん

非公開求人って訳ありの求人のことだよね?

亜子先輩
亜子先輩

ちょっと違うかな…。

非公開求人とは、病院のWEBサイトや求人サイトなどで、一般に公開されていない求人情報のことです。

亜子先輩
亜子先輩

たとえば…求人を公開して募集する時間がない場合は、非公開求人になります。

杏ちゃん
杏ちゃん

え…それ怪しい。

亜子先輩
亜子先輩

怪しい意味ではないよ。

人気の職場であれば、公開求人で募集すると応募が殺到し、選考に時間を要する可能性があります。

また、急な異動や退職による欠員補充などであれば、時間をかけて選考する余裕がないので、非公開求人で募集をかけるのです。

杏ちゃん
杏ちゃん

あ…そういうこと!

亜子先輩
亜子先輩

あと、看護師長や主任クラスの求人も非公開になっているよ。

というのも、在職中のスタッフにバレるのを恐れ、非公開求人にしているケースが多いんです。

杏ちゃん
杏ちゃん

へぇ〜。非公開求人って怪しいだけでなく、良い求人も隠れているってことなんだね。

▷非公開求人数が70%もある看護師転職サイトはここ!

看護師転職サイトと病院の関係性が深い場合

亜子先輩
亜子先輩

あと、転職サイトと病院の関係性が深い場合は、あなたを強く推薦してもらえるので有利になることもあります。

病院は、自院にピッタリ合う看護師を推薦してくれ、入職までサポートしてくれた実績が豊富な転職サイトと、簡単に言うと「仲良く」なっていきます。

関係性が深くなるほど「あなたが言うなら」という考え方が出てくるのです。

杏ちゃん
杏ちゃん

信頼している人に「この看護師さんはオススメです」って言われたら、安心感が違うもんね。

亜子先輩
亜子先輩

推薦したらすべてが採用とはなりませんが、転職サイトが有利となる場合もあります。

▷そういうことか!安心感が全然違う理由。大手看護師転職サイト3社

 

直接応募が有利な場合

杏ちゃん
杏ちゃん

じゃあ、次!

直接応募が有利なのは、どんなとき?

看護師転職サイトを利用していない病院に応募する場合

亜子先輩
亜子先輩

転職サイトを利用していない病院に応募する場合です。

大学病院や国公立の病院などは、転職サイトを使っているケースがほとんどありません。一部のクリニックも同様です。

杏ちゃん
杏ちゃん

転職サイトを採用に利用していない病院に転職したい場合は、転職サイトを使っても意味なし。直接応募一択だね。

亜子先輩
亜子先輩

ただ、自分の働きたい病院が転職サイトを利用しているかは、転職サイトに登録しないとわからないので、まず登録して確かめる必要があります。

働きたい病院が決まっていて、面接対策がバッチリな場合

亜子先輩
亜子先輩

あと、「どうしてもここで働きたい!」という病院が決まっていて、面接対策に問題なく、病院の内部情報についても知れる状況であれば、直接応募でも問題ありません。

杏ちゃん
杏ちゃん

働きたい病院が決まっているだけではダメってこと?

亜子先輩
亜子先輩

それでは弱いかもしれません。

もちろん採用コストが抑えられることは嬉しいけど、「どうしても入職したい!」という意欲を伝えるには、面接対策と内部情報のリサーチが好印象を与えるのに必要なポイントになるのです。

大量採用している病院の場合

亜子先輩
亜子先輩

大量採用している病院の場合は、直接応募のほうが有利かもしれません。

というのも、すべて転職サイト経由で採用した場合のコストが膨らむため、直接応募からの内定可能性が増します。

杏ちゃん
杏ちゃん

大量採用かってどうやったら分かるんですか?

亜子先輩
亜子先輩

大きな病院の場合、多くの看護師が辞めるタイミングの入職が大量採用である可能性が高いです。

例えば…4月入職なんかは、年度末の3月に辞める看護師も多いので、新卒と同様、中途採用も行っています。

その場合、極力直接応募での採用をしたいと考えるので、直接応募が多少有利に働くことがあるよ。

 

看護師転職サイトと直接応募の併用がおすすめ!

杏ちゃん
杏ちゃん

結局のところ…看護師転職サイトと直接応募、どっちにしたらいいのでしょうか?

亜子先輩
亜子先輩

どちらが有利とは言い切れないので、併用して状況に応じて使い分けるのが正解です。

おすすめの使い方は、看護師転職サイトを基本に使い、直接応募が有利に働きそうな求人の場合のみ直接応募してみる方法

どちらにしろ応募する際は注意点があるので、事前にチェックしておくと安心だよ。

看護師転職サイト経由で応募の注意点

亜子先輩
亜子先輩

転職サイト経由での応募には、書類選考でお見送りになることがあります。

杏ちゃん
杏ちゃん

お見送り…?

どういうことか詳しく教えて下さい。

亜子先輩
亜子先輩

看護師転職サイトは、求人を出している病院に対して、応募者のスクリーニングという役割も行っています。

簡単に言うと、病院の採用基準に満たない候補者をふるいにかけているのです。

杏ちゃん
杏ちゃん

そうなんだ!

だから、コンサルタントに面接したいとお願いしても、日程調整を全然してくれないとか。

求人情報を見て「ここがいい!」と伝えても、別の病院を紹介されるのって、こんな理由があったんだね。

亜子先輩
亜子先輩

そういう場合は、転職サイト経由でコストをかけて採用はできないレベルと思われているので、どうしても行きたい病院であれば直接応募したほうがいいですね。

直接応募の注意点

杏ちゃん
杏ちゃん

直接応募するときは、何に注意したらいいの?

亜子先輩
亜子先輩

求人情報を鵜呑みにしない」ということです。

杏ちゃん
杏ちゃん

嘘もあるってこと?

亜子先輩
亜子先輩

転職サイト経由であれば、応募病院の裏事情など、一般公開しづらい内容まで教えてくれますが、直接応募の場合は、どうしても「よく見せる」傾向です。

杏ちゃん
杏ちゃん

あ…!

以前の記事よくある転職の失敗例3パターンで言っていましたね。

わざと求人の情報をわかりづらくしたり、虚偽の条件を載せたり、不利になるような内容を書かなかったりする病院もあるって…。

亜子先輩
亜子先輩

そうです。

それに直接応募の場合、内定時の給料交渉や面接の日程調整など、病院とのやりとりをすべて自分でやらなくてはなりません。

ただでさえ忙しい転職活動において、負担が増えることは覚悟しておきましょう。

登録しておくべき看護師転職サイト

以下の記事を参考に、自分に合いそうな看護師転職サイトを複数社を見つけて、まずは無料相談をしてみてください。

看護師の転職サイトってどこがおすすめ?まずは大手を使うべき理由あなたは、過去に転職サイトに会員登録したり、転職サイトで求人を検索したとき、どういう基準でそのサイトを選びましたか? 看護師向けの...

 

【まとめ】

転職サイトを使うか、直接応募するか、お悩みの方も多いことでしょう。

  • 看護師の転職が有利になるのは、状況に応じて変動する
  • どちらの方法で応募するかは、経験やスキル、応募先の病院の採用状況によって決めろ!
  • まずは転職サイトを使い、直接応募が有利に働きそうなときだけ直接応募する
亜子先輩
亜子先輩

以上、看護師転職サイトと直接応募はどちらが有利?について紹介しました。

杏ちゃん
杏ちゃん

「どっちか」しかないと思っていたけど、状況を見て使い分ければいいことが分かりました。

亜子先輩
亜子先輩

それなら良かった。

あとは、どの転職サイトを使うかも大事だけど、転職サイトをうまく活用する方法も知っていると、この後の転職活動が有意義なものになるはず。

上手いこと転職サイトを活用するヒントにしてくださいね。