あなたは、「転職しなきゃよかった」「転職に失敗したかもしれない…」なんて後悔の残る転職は、なんとしてでも避けたいと思っていませんか?
転職は人生の大きな転機。
良い転機になればいいけど、失敗すると大きく人生を狂わすことになりかねません。せっかく現状を改善しようと思って転職したのに、さらに悪化させてしまい後悔するのだけはイヤですよね。
ただ、初めて転職する看護師さんは、どんなことに気をつけて転職活動すれば良いか分かっていない人も多く、「よくある失敗」に陥ってしまうのです。
事前にこうした失敗例を知っておけば、転職で失敗するリスクを減らすことはできます。
そこで今回は、看護師さんの転職でよくある失敗例3パターンと失敗確率を劇的に下げるコツを紹介しようと思います。
これを知っていれば、今後あなたが行う転職活動がもっと有意義なものになるはずです。
【登場人物紹介】
杏ちゃん
急性期病棟で働く1年目看護師。看護師の仕事は好きだけど、病棟の人がイヤで「辞めたい」と思っている。とはいえ、新しい環境に飛び込むのも不安…。
亜子先輩
2回転職成功していて、楽しそうに働く7年目看護師。杏ちゃんがめちゃくちゃ頼りにしている先輩で、きわどい質問もバシバシ答えてくれる。
※中の人は現役看護師(15年目)です。
今回のテーマは、看護師さんの転職でよくある失敗ですね。
そもそも失敗する理由って人それぞれ違うのでは?
一概にそうとも言えません。
というのも、陥りがちな失敗パターンがあるのは確かなんです。
やり直しができないからこそ、転職に失敗しやすいケースは知っておいたほうがいいですね。
そうなんですね…。
後悔しない転職にしたいので、ぜひ詳しく教えて下さい。
【よくある失敗例1】入職してみたらイメージと違った
まずは「入職してみたらイメージと違った…」というやつ。
これ、最もよく聞く失敗例ですよね。
そうです。
求人情報や面接の雰囲気から「人間関係が良い職場」というイメージを持っていたのに、入職してみたら新人は蚊帳の外にして、仲いいメンバーだけつるんでいるような職場だった。
やりがいのある仕事だと思って入職したのに、やることが決まっていてほぼルーティンワークの業務でやりがいを感じられない。
事前に聞いていた条件と、実際の条件が食い違っている。
などが挙げられます。
なんで入職前と後でギャップが出てしまうの?
一番の原因は、「情報不足」です。
応募者は実際にその病院で働いていないので、得られる情報には限りがあります。
正確な情報をしっかり収集できていないと、失敗してしまうのです。
ただ、求人情報や募集広告に示されている内容だけでは、十分な情報を得ることができません。
というのも、どの病院も少しでも見えるような工夫をしています。
悪意のある病院は、わざと求人の情報をわかりづらくしたり、虚偽の条件を載せたり、不利になるような内容を書かなかったりするのです。
ほぇ〜!恐ろしい…。
必ず目を通す「求人票」なのに、応募者が知りたい情報どころか嘘まみれなこともあるって…。
失敗を防ぐには、口コミサイトなどで情報収集を行うことが不可欠です。
また、内定をもらったら入職の意思を伝える前に、雇用条件をあらためて確認しておきましょう。
転職の失敗確率を劇的に下げるコツ①
なるほど。
じゃあ、まず内部情報をチェックするのに、おすすめの口コミサイトってありますか?
看護師さんのための病院口コミサイト「ナスコミ」がおすすめです。
口コミ数がダントツに多いので、気になる病院の口コミもあるはず。
ちなみに…2021年12月14日現在で口コミ数は464620件。登録病院数は99627件です。
ただ、口コミを見るにはポイントが必要で、働いたことある病院の口コミをしてからじゃないと見れません。
とはいえ、
転職サイトで教えてもらった内部情報では心許ないため、リアルな口コミが見れるナスコミも活用している看護師さんは多いですよ。
チェックしてみます!
じゃあ、もう1つの「雇用条件」について詳しく教えて下さい。
転職の失敗確率を劇的に下げるコツ②
初めての転職では、「内定をもらう」ことがゴールになってしまい、「労働条件通知書」をしっかり確認せずに承諾してしまうケースが少なくありません。
しかし、転職はスタートです。
承諾する前に、必ず「労働条件通知書(雇用契約書)」を確認するようにしましょう。
もし納得できない内容だった場合、どうしたらいいの?
病院側と「条件交渉」を行います。
転職サイトのコンサルタントが自分の代わりに!
自分ではしないほうがいいってこと?
(条件交渉なんてやったことないけど…。)
そうです。
コンサルタントにやってもらったほうがいいと思います。
なぜなら、強すぎる交渉によって、それまで順調だった転職活動が一気にマイナス方向に向かうことも珍しくないからです。
「そんなことを言うやつは、うちにはいらない」と採用者の機嫌を損ねれば、内定が取り消されることもあります。
それだったらコンサルタントに頼んでも内定が取り消されることもあるんじゃないの?
交渉術に長けているコンサルタントは、「選考における評価」「採用者の性格」「病院の現実的な交渉ライン」を理解した上で交渉します。
自分本位な交渉ではなく、相手の立場に最大限の配慮と柔軟性、誠実さを持って交渉するので、交渉が成功する確率が高くなるのです。
【よくある失敗例2】面接で聞きたいことが聞けなかった
次は、「面接で聞きたいことが聞けなかった」ですね。
これもよくある失敗なんですか?
内容は異なりますが、よくある失敗例です。
緊張のあまり、「残業の有無」「業務内容」「福利厚生」「職場環境」「有給消化率」といった面接で聞きたい質問ができません。
どれもちゃんと確認しておきたい内容だね。
でも、面接って頭真っ白になるくらい緊張するから、たぶん私も聞けなさそう…。
面接に慣れている人でも、病院によって面接の雰囲気も違ってくるので、事前に確認しておくと安心です。
転職の失敗確率を劇的に下げるコツ③
事前に確認か…。
(直接、病院へ電話して聞くのもハードルが高いよ…。みんな普通にできるもんなのかな?)
もし直接聞きにくい場合は、前もってコンサルタントにお願いする方法もあるよ。
おぉ!そうなんですね。
(ホッ…。良かった。これなら私でもできそう!)
求人選びのときに確認しておけば、ムダな面接はしなくて済むよ!
【よくある失敗例3】給料アップを最優先にして転職先を選んだら…
最後は、給料の失敗です。
どんな失敗がよくあるんですか?
給料を上げたくて転職したら、職場が激務すぎて半年で辞めた…といった失敗です。
今の病院の給料に不満を抱えている看護師さんも多いし、せっかく転職するなら給料アップを期待しちゃう気持ちも分かるな〜。
転職では、給料アップは期待したらダメってこと?
そんなことはありません。
むしろ給料アップできるなら、したほうがいいと思います。仕事のモチベーションも上がるし、スキルアップにもなっていいこと尽くし!
ただ、給料だけで判断するのは危険です。
転職の失敗確率を劇的に下げるコツ④
具体的には、何を基準にして判断すればいいの?
求人全体のバランスを把握することも必要です。
勤務体制、休日の日数、残業の有無、休日出勤、看護体制、教育システム、今回の募集を出した経緯など、給料以外もしっかりとチェックしましょう。
自分1人では把握できない内容なので、転職サイトを上手く活用して確認するのがオススメです。
まとめ
最後におさらいです。
- 自分でも内部情報のチェックをする
- 交渉が上手いコンサルタントを味方につけると心強い
- 看護師転職サイトの活用は欠かせない
以上、失敗確率を劇的に下げるコツです。
やっぱり看護師転職サイトは利用しないとダメですか?
さっき言ったこと全部1人でできるんだったらいいけど、できないなら使ったほうがいいと思うよ。
もしかして杏ちゃん…、転職サイトは使わないほうがいいと思っている人?
あ…いや、そうではないんですが…。
直接応募のほうが採用されやすいとか聞くので…どうなのかな?と思っているだけです。