今さら聞けない【看護技術】

【筋肉注射が痛くない方法】ビビる患者さんに効果的な5つのコツ!

どうも、みもです。

今回のテーマは、筋肉注射が痛くない方法(コツ)。

患者さんに筋肉注射するとき、「痛くないようにして!」と言われて困ったことがありますよね。

もちろん痛くないように打ちたい。

でも、注射なので、痛いのは避けれません。

患者さんの要望に答えたいけど、痛点は見えないし、どうしようもない…と諦めていませんか?

そこで今回は、筋肉注射にビビる患者さんに効果アリ!筋注が痛くないコツを紹介します。

最後まで読めば、「あれ?痛くなかった〜!ありがとう。」と言われる筋注ができるはずです。

患者さんに喜んでもらえば、自信にも繋がり、モチベーション高く働くことができますよ。

この記事は、痛くない筋注のコツです。

筋注をするときに、つまむor伸展で悩んでいる人は【今さら聞けない筋肉注射】で詳しく解説しているので、参考にしてください。

患者さんの気持ちを理解しよう!【筋注が痛い理由】

痛くない方法を紹介する前に、なぜ患者さんは筋肉注射を怖がるのでしょうか?

それは痛いからですよね。

なぜ筋肉注射はいたいのか理由をまとめてみました。

理由は3つ↓

  1. 針を刺す痛み
  2. 薬液を入れたことに関する痛み
  3. 心理的要因

筋注が痛い理由①針を刺す痛み

注射は、針を刺すので、ぶっちゃけ痛いです。

それなのに、痛くないように…なんて虫が良すぎる話ですよね。

だから、多くの看護師は「針が刺さるんだから、痛いよ」と心で思っています。

筋注が痛い理由②薬液を入れたことに関する痛み

針を刺したあと、地味に痛いのが薬液の注入です。

薬液を注入することで、周りの細胞が引っ張られたり、薬液が周囲に染みる痛みが生じます。

筋注が痛い理由③心理的要因

筋肉注射のスタイルにも、痛みが増強させている可能性があります。

というのも、筋注の刺入角度って何度でしたか?

筋肉注射の刺入角度は45〜90°です。

鉛筆を持つように持って、グサっと刺す姿が怖いと感じる人も多いのでしょう。

先輩ナース
先輩ナース
では、次の章で筋肉注射が痛くない方法を紹介してきます!

 

筋肉注射が痛くない方法|「5つのコツ」とは?

おまたせしました。

この章では、筋注で痛くない方法を紹介します。

コツは5つです↓

  1. できるだけ注射針の細いものを選ぶ
  2. 薬液を常温に戻す
  3. 薬液の注入スピードはゆっくり
  4. 圧痛点が少ない部位を選ぶ
  5. 注射部位を冷やす
先輩ナース
先輩ナース
それぞれのポイントを詳しく解説します!

できるだけ注射針の細いものを選ぶ

筋肉注射で使用する針のG(ゲージ)は22〜25Gです。

注射の痛みを軽減したいなら、細い針を選ぶのが鉄則!

25Gを使いたくなりますが、一概にオススメはしません。

というのも、注射針のG(ゲージ)によって長さが異なるから。(下写真を参考)


引用:テルモ注射針

筋肉注射は、筋肉層に薬液を入れなくてはなりません。(⇒詳しくは【筋肉注射するとき、つまむ?それとも伸展する?】で解説しています)

表皮、真皮、皮下組織の先に筋層があるので、針の長さが足らなくなることも。

しっかり筋層に届く長さがあって、一番細い針は23Gです。

針だけで痛みの軽減はちょっと難しいので、次のコツを併用しましょう。

薬液を常温に戻す

冷所保存の薬液を注入する場合は、常温に戻してから筋注してください。

というのも、薬液が冷たいと刺激が強く、痛みを感じやすくなります

悩む看護師
悩む看護師
注射するどれくらい前に出しておけばいい?
先輩ナース
先輩ナース
注射する1時間前くらいに出しておけばOK!

ただし、冷所保存の薬剤すべて適応ではありません

冷所以外では薬液の効果が低下するので、常温に戻さず冷たいまま打他ないとダメなこともあります。

注射する前に、必ず確認しましょう。

ちなみに…インフルエンザワクチンは、常温に戻しても注射しても大丈夫です。

薬液の注入スピードはゆっくり

少しでも速くいれたほうが、痛くない

薬剤を入れるスピードに関して、こんな勘違いしていませんか?

残念ながら、ゆっくり入れたほうが痛みが軽減されます

なぜなら、薬液が拡散しやすくなるからです。

ただ、心理面を考えると、少しでも短時間で終わらせたほうがいいと思いますよね?

いいえ、そんなことはありません。

筋注は注射した後に痛くなりやすいので、痛みを軽減する点で考えるとゆっくり注射するのが正解です。

患者さんが急かしてきたら、「ゆっくり入れたほうが後で痛くなりにくいんですよー」と声掛けすれば納得するはず。

薬液をゆっくり注入して、痛みを軽減することを優先させましょう。

圧痛点が少ない部位を選ぶ

痛点が見えるようになりたい!と看護師なら思ったことあるはず。

注射の痛みに関して、痛点は避けれない問題です。

しかし、避けたくても避けれないものでもあります。

見えない痛点に関しては、なるべく痛点が少ない部位で注射するしか方法はありません。

筋肉注射をする場合、基本は肩の三角筋です。

肩よりもオススメなのが、お尻の中殿筋

お尻はある程度まとまった筋肉があり、太い血管や神経が通っっていないので、痛みが軽減できます。

あと自分で肩とお尻を触ったときにどっちの方が痛みを感じますか?

お尻を出すのは恥ずかしいですが、痛みに対して恐怖が強い人には試す価値ありです!

注射部位を冷やす

注射が超苦手な人、子供に有効なのが、注射部位を冷やすこと。

カチカチに冷えたアイスノンを注射部位に当てて、少し感覚がなくなったところ注射すればOKです。

注射後の痛み対策にもなるのでオススメ!

先輩ナース
先輩ナース
以上、5つのコツを紹介しました。

ぜひ試してくださいね。

でも、なぜ筋注が痛いと言われるのでしょうか?

筋注よりも皮下注のほうが痛いのに…。その謎について引き続き、解説してきます!

 

実は…筋肉注射よりも皮下注射のほうが痛い!

皮下注射よりも筋肉注射の方が痛い!

と勘違いしている人は多いです。

実際は、筋肉注射のほうが痛みはマシ

なぜなら、筋肉のほうが皮下脂肪よりも薬液が溶けやすいからです。

ですが、筋肉注射のほうが痛いイメージあるのは、なぜなのか…?

それは、筋肉注射の特性が関係します。

筋注は吸収スピードが早いので、強めの薬液や一度に多量の投与も可能です。

同じような薬液を投与する場合は、皮下注よりも筋注の方が痛みは軽減できます

しかし、強めの薬剤、大量の薬剤の投与では、痛くなって仕方ありません。

そのイメージが強いのかもしれませんね。

余談ですが、インフルエンザワクチンの予防接種は説明書きには皮下注射と記載されていますが、筋肉注射でしても◎(※日本は皮下注ですが、海外は筋注でしています。)

 

【最後に…】自信をもって筋注をしよう

筋肉注射で痛くない方法5つを紹介しました。

いろいろなコツを紹介したのですが、実は一番痛くない方法があります。

それは、堂々とした看護師の姿を見せることです。

看護者の不安は患者さんに伝播します。

「私は筋肉注射が超得意だから、うまいわよー」

…とまでは言いませんが、このくらいの気持ちが必要なのかもしれません。

ぜひ、得意の看護スキルにするために、役立ててくださいね。

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