こんにちは、みもです。
突然ですが、
あなたは報連相が得意ですか?
それとも苦手ですか?
中には得意という人もいるかもしれませんが、圧倒的に「苦手」と答える人が多いはずです。
私も苦手でした。
というのも、
報連相は社会人の基本、常識というわりに、誰も教えてくれません。
足し算の基本が分からないのに、1+1を答えろってムリですよね。
新人看護師は報連相の基本が分かっていないので、報連相できないのは当然です。
ところが、
報連相のやり方を知ってる知らない関係なく、社会人になれば報連相が求められます。
とくに看護業界では、待ったなし。
というのも、
看護師の仕事は、命に直結するため、報連相を怠るとインシデントやアクシデントとなり取り返しがつかない状況になりかねません。
つまり、
報連相が苦手な人でも今すぐマスターしないとダメってことですね。
そんなんムリやわ…と諦めるのは早いです。
安心してください。
報連相は基本である目的や重要性が分かっていれば、誰でもできるようになります。
そこでこの記事では、
報連相が苦手な新人看護師さんに向けて、報連相のコツを紹介します。
報連相ができるようになれば、
目も合わせたくない怖い先輩の態度がガラリと変わり、仕事がちょっと楽しくなるはずです。
この記事を書いているのは、現役ナースのみもです。
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新人看護師が、報連相できないのは「基本」を知らないから仕方ない。
ここからは、中堅ナースの日常キャラクター1年目ナースの「杏ちゃん」と7年目ナース「亜子先輩」と一緒にわかり易い解説をしていきます。
報連相ができない人のほとんどが、
報連相の目的を理解していていないことが原因です。
「1+1=」と聞かれてあなたが「2」と答えられるのは、プラスが足すということを理解しているから。
もしプラスの意味が分かっていなければ、答えることはできないよね。
たしかに…!
「報連相」って言葉は覚えているけど、報連相の目的とか重要性とか正直よくわかっていません。
「報連相」とは、40年前くらいに誕生したビジネス用語で、「報告・連絡・相談」の頭文字をとった用語です。
部下から上司に伝える行為ですが、目的がそれぞれ異なります。
報告の目的
報告とは、あなたの仕事内容を上司(プリセプターやペア、リーダーなど)と共有すること。
あなた→上司に向かって、進捗や結果を伝えます。
上司は報告で進み具合を把握することで、
次に与える業務の指示出しができるってワケです。
受け持ち患者さんのバイタルが終わったと報告したら、上司はあなたに「清潔ケアをして」と次の指示出しができます。
連絡の目的
連絡とは、情報を知らせること。
大事なのは、事実のみを伝えることであなたの意見などは必要ありません。
例えば、バイタル測定中になにか突発的な問題が生じたとき、プリセプターに「問題が発生している」事実を共有することで、意見を仰ぐこともできますよね。
相談の目的
相談とは、物事を決定する際に他の人の意見を求めたり、話し合いをすること。
新人看護師に限らず何年目であろうが、経験したことない事態に直面することは多々あります。
判断を間違えると取り返しのつかないことになりかねません。
そんなときに、リーダーやプリセプター、ペアの先輩などに相談することで判断材料を増やし、正しい判断ができるように相談を行います。
報連相の基本その②報連相が大事な理由【報連相はなぜ重要?】
報連相って、そんなに大事?
杏ちゃんが思っている以上に、報連相は大事だよ!
そもそも看護は一人で行うものではなく、チームで行うもの。
報連相がチーム内で根付くことにより、情報共有のタイムラグがなくなり、チーム全体の業務スピードがアップします。
また、起こりうるトラブルを未然に防いだり、ミスをしても最小限に抑えることもできちゃうんです。
ただ、報連相を重視するのは上司であって、新人看護師はあまり積極的なイメージをもっていないかも…。
なぜかというと、上司と新人では「視野の広さ」が全然違うからです。
視野の広さが違うって…?
上司は全体をみながら仕事をしていますが、
新人は自分の仕事だけしか見えていません。
仕事を覚えていけば、だんだん視野が広がり、報連相の重要性も自然と身につくってワケ!
とはいえ、報連相ができるようになるまで、時間をかけてられません。
その理由は、次の問題点を見れば、分かるはず…。
報連相の基本その③報連相ができないときの問題点
報連相ができないまま放置すれば、
近い未来…あなたにこんな問題に直面します。
報告ができないときの問題点
あなたの報告がないと、上司はあなたの様子を把握できません。
「あれは大丈夫か?」「これはどうなってる?」と確認しなければならず、
上司の無駄な作業が増えてイライラし、あなたに対しての対応が冷たくなります。
また、アクシデントが起きた際、早いタイミングでの報告がないと被害が拡大。とくに自分が起こしたミスは叱られることを恐れ、報告を怠ってしまいます。
ミスや不足の事態ほど、放っておけばおくほど被害が大きくなり、最小限で防げたはずが、病棟中を巻き込んでしまう事態に発展することも…。
そうなれば、間違いなく「病棟のお荷物」となってしまうでしょう。
連絡ができないときの問題点
連絡が滞ると、リーダーをはじめ、チームメンバーはタスク管理ができなくなります。
あなたがやる予定だったことができていないことで、
他のスケジュールまで狂い、チーム全体の動きを悪くします。
人によって持っている情報が異なるため、チームの動きがバラバラになってしまい、非効率的となるでしょう。
要するに、しなくてもいい残業が増えるってワケですね。
相談ができないときの問題点
どうしてよいか判断に困る事態に陥った際、誰にも相談せずに自分の判断だけで仕事を進めるのはNG!
結局、間違ったやり方で仕事をしてしまい、やり直しする羽目になります。
そもそも自分流で仕事を進めること=クオリティが低い看護。
作業に慣れていないため、目標達成できない弊害や同期との遅れが生じます。
報連相を上手にする3つのコツ!
そうは言っても、
コミュ障や、先輩の前だとガチガチに緊張してしまって「報連相が苦手…」という人は、ここで紹介する3つのコツを意識してください。
まずは「報連相のタイミング」をつかもう
上司はあなたの管理業務に加え、自分自身の仕事もあります。
忙しいときに報連相されても、別のことを考えていて話の一部しか聞いていなかったり、重要な内容がごっそり抜け落ちてしまうかもしれません。
ちゃんと報連相したのに「聞いていない」と言われて、モヤモヤするやつですね。
「言った言わない」の問題を避けるためにも、
上司の業務が一旦終わったタイミングで、小耳に挟むなどの気遣いが必要!
とはいえ、上司の行動をずっと監視する時間はないので、
「報告したいことがあります。これから〇〇さんの処置に入るので、落ち着いたら声をかけてください。」
と一言声をかけておく方法をやっています。
よく使うフレーズとしては、
「〇〇の件でご報告があります。」「お時間のあるときに、〇〇の件で相談させてください」
の2つです。
なるべく「細かく報告」する
最初のうちは、なるべく細かく報告しましょう。
というのも、
自分で勝手に重要度を判断すると、あとあと問題が起きた際
「なんで報告しなかったんだ!」と責任を問われかねないから。
慣れるまでは、細かく報連相しておいたほうが間違いないですね。
そのうちだんだん要領が分かってくるはず。
貴重な「時間」と意識する
報連相にかける時間=上司の時間を削ること。
多忙な看護師にとって、1分1秒もムダにできません。
ダラダラ言われたり、不必要なことまで言われたら、上司がイラッとしてしまうのも分かるはず。
上司の貴重な時間を削るとわかっていれば、
順序よく簡潔に伝えられるような内容にすることも大事って分かりますよね。
【まとめ】報連相の目的を理解してレベルアップしよう!
先輩看護師に「報連相ができていない」と注意されたものの、
「ちゃんとやっているのに…」
「何がダメ何だろう…」
とモヤモヤしている人も多いですよね。
この記事を読んで、
本来の目的を理解せずに、「報連相のための報連相となっていた」とハッとしたはず。
コミュ障だからできていなかったワケではありません。
コミュ障であっても、
人付き合いが苦手でも、
怖い先輩にビビっても、
目的を理解すれば、タイミングや内容などを工夫して効果的な報連相が可能です。
新人の間や、転職したばかりは、何でも報連相したほうが◎。
ただし、ルーティンのように全部を報連相し続けるのではなく、
「この業務は一人でも大丈夫そう」と思ったら自分の権限でやってもいいか、積極的に上司に確認しましょう。
確実に報連相がレベルアップし、
先輩からの信頼度や上司の評価がグンと上がり、仕事にやりがいを感じて楽しくなってくるはずです。
他にも、こんなことをレベルアップしたいと思っていませんか?
報連相に興味ある看護師さんは、
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