「転職して仕事が楽しくなった」「毎朝の苦痛がなくなった」「身体の不調がなくなった」
新人看護師が「逃げるが勝ちの転職」にするには、勇気だけではダメです。
せっかく勇気を振り絞って転職しても同じ失敗を繰り返す可能性が高いから。
逃げる転職はできても、勝ちの転職には程遠くなってしまうでしょう。
そこでこの記事では、新人看護師さんに向けて「逃げるが勝ちの転職」に必要なたった1つの事実を紹介します。
「転職してよかった」「あのとき勇気を出して一歩踏み出してよかった」
そう思える逃げるが勝ちの転職にするために、ぜひ役立ててくださいね。
この記事を書いているのは、現役ナースのみもです。
いつも「中堅ナースの日常」を読んでいただき、本当にありがとうございます。
看護師のQOLを爆上げをして「一人でも多くの看護師をハッピーにしたい!」という思いで、このブログを運営。
というのも、私たちが快適に暮らすには「お金」が必要ですよね。
他の仕事よりもちょっと給料がいい看護師を続けるのが◎。
ただし、給料に見合わない過酷な現場もあります。
…で、このブログが最終に目指すのは、「仕事も楽しい、プライベートも楽しい」そんな生活です。
おかげさまで月間8万PVを超え、毎日たくさんの悩める看護師さんに役立っています。
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「逃げるが勝ちの転職」に必要なことは、たった1つ!
ここからは、中堅ナースの日常キャラクター、1年目ナースの「杏ちゃん」と7年目ナース「亜子先輩」と一緒にわかり易く解説していきます。
本当は転職したいけど、「逃げの転職」ってすごくイメージ悪いし、後悔しそう…。
ねぇ、杏ちゃん。
そもそも「逃げの転職」ってダメなの?
私は、別に「逃げの転職」はアリだと思っているよ。
え…?!
ダメというか…逃げの転職は、「転職しなければよかった…」と後悔する人が多いって聞きます。
それってさ、
「逃げの転職」そのものがダメなんじゃなくて、本質を見落としていて転職することがダメなんだと思う。
つまり、本質さえ知っていれば逃げの転職でも成功するんです。
…で、その本質とは、ズバリ「客観的な視点」。
この視点があれば、逃げの転職も成功へと導くことができます。
そもそも「これって逃げかも…」と思っていること時点で、客観視できていないのです。
ちゃんと客観視できていたら、「逃げ」なんて思いません。
自分を客観的に見るのって難しい…。
杏ちゃんの言うとおり、
「逃げの転職」をしないほうがいい人が転職したり、反対に「逃げの転職」をしたほうがいい人が転職しなかったり、
自分を客観視するのって案外難しいもの。
…で、とくに転職するかを客観的な視点で考える際、“ある考え”が私たちをジャマするんです。
私たちは、「我慢することが美徳」と教えられてきた
私たち日本人は、耐えたり、我慢することを美徳という考え方を、子供のときから叩き込まれてきました。
アリとキリギリスの話なんてまさに、それ!
さらに看護師の場合は、ナイチンゲールの献身的な看護もあって「自己犠牲を惜しまない」が定着しています。
例えば、情報収集という名の前残業。
業務で必要な情報なのに、業務時間内に含まれていないっておかしくないですか?
他にも、1年目は残業代が出ないとか。
自己研鑽という強制サービス残業、休日出勤、勤務後の勉強会を強いられるのです。
要するに、
看護業界ではとくに、「無償の奉仕」や「自己犠牲の精神」を美徳する風潮があるのです。
結局、何が言いたいかというと、
私たちは子供の頃から「我慢」「耐えろ」と教え込まれた上に、看護学校や大学、就職先の病院で「自己犠牲はあたり前」と言われ続けた結果、正常な判断ができなくなります。
本当は今すぐ逃げたほうがいい職場でも、「逃げ」と思ってしまい転職することを躊躇してしまうのです。
そのことがよく分かる「よくある事例4パターン」を見ていきましょう。
【よくある事例4パターン】逃げるが勝ちの転職なのに、転職に踏み出せないのはなぜ?
- ブラック病院で毎日がつらい
- 看護師長や主任のパワハラがひどい
- 人間関係が最悪
- 体調や気分がすぐれない日が多い
ケース①ブラック病院で毎日がつらい
まずは、ブラック病院で毎日つらいという場合。
逃げるが勝ちの転職ケースです。
ただ、「ブラック病院」と言われても、いまいちピンとこない人もいると思います。
簡単に言うと、ブラック病院とは、職場環境が悪い病院のこと。
例えば…
毎日定時の17時にタイムカードを本人に押させて、その後も2時間以上残業させる病院。
とか、
前もって決まっている用事にしか有給休暇は使えない。
とか、
病欠した当日、病院の領収書がないと休めない。
こんな職場はブラック病院です。(もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェック!)
ところが、ブラック病院で働いているうちは、自分が働く病院が異常だと気づきにくいもの。
それどころか、
ブラック病院は、あなたの「辞めたいけど、ここでは逃げたくない…」という気持ちを逆手に取って利用するのです。
ボロボロになっても助けてはくれません。
ケース②看護師長や主任のパワハラがひどい
上司や先輩のパワハラがひどい場合は、逃げるが勝ちの転職になります。
というのも、
パワハラ上司というハズレを引いてしまった可能性が高いからです。
上司のパワハラで悩む看護師さんの多くは、
「他のスタッフには普通の指導しているのに、自分だけは無視されたり、激しく叱咤される」
と悩んでいるはず。
自分でも気づかないうちに、
「自分だけ怒られるのは、自分に能力が不足しているからだ」と追い込んでしまうのです。
つまり、パワハラされる原因が自分にあると考えています。
でも、実際は、仕事の能力に関係なく、
価値観や人間性が合わないというだけで部下にきつく当たる上司も少なくありません。
仮にあなたが仕事ができなくても、むやみに声を荒げるのは上司としてやったらダメな対応です。
そんな残念な上司からは逃げるが勝ち!
いくら頑張ったところで、あなたの評価は上がりません。
心身ともにボロボロになる前に転職したほうがいいでしょう。
ケース③人間関係が最悪
人間関係が悪い職場からも逃げるが勝ちです。
そもそも一緒に働く人って、めちゃくちゃ大事じゃないですか?
例えば、リーダーやプリセプターに報連相する場合。
人間関係がギスギスだと、1分ほどで終わる簡単な報告すら躊躇しちゃいますよね。
こんなこと報告したら「はぁ?」ってキレられそう。でも、報告しなかったら「なんで報告しなかったの!」って怒られるし…。
という風に、報告するかを決めるだけでも胃がキリキリ痛むのです。
一方、人間関係が良好な職場は、何でも相談できるので、ミスやトラブルも少なくなります。
要するに、人間関係が良くないと、良い看護はできないってことです。
相手のミスを指摘したり、お互いの足を引っ張り合う関係では、学ぶことなんてないですよね。
看護師としてひと回りもふた回りも成長したいなら、みんなで高めあえる職場(人間関係が良好)が必須です!
ケース④体調や気分がすぐれない日が多い
最近、
朝起きたら吐き気がする。
頭がズーンと重たい、ズキズキ頭痛がする。
ずっとお腹がゆるい。
イライラしたり、不安になる。
こんな症状があるなら、一旦休みましょう。
そのまま仕事をし続けたら、
近い将来、心身ともに病み、働けなくなる可能性があります。
実は私、2年目のとき鬱になりました。
その頃の私は「自分の限界くらい分かる」と思っていて「まだ大丈夫。耐えられる」と頑張ってしまったのが原因です。(今思うと「我慢の精神」や「自己犠牲の精神」の刷り込まれた結果。)
ところが、突然プツンと糸が切れてしまい、仕事へ行くことができなくなりました。
そう、限界は地震と同じで、突然やってくるのです。
心の病気を治すには、とても時間がかかります。
数ヶ月で治る人もいれば、何年経っても治らない人も。
経験者としてあなたに伝えたいことは、完治はしないので、もう元には戻れません。
鬱は再発する可能性が高いので、ガンと同じで「また再燃するんじゃないか…」という不安が続きます。
ストレスが一番ダメなのに…。
心身に不調が現れたことは、限界が近づいているサインだと思ってください。
今、あなたを守れるのは、あなただけなんです。
あなたが今すぐ「客観的な視点」を身につける、一番簡単な方法はこれ!
ここまで読んだあなたなら、
転職を考える上で、適切な判断をすることが大切なことは分かったはずです。
が、しかし、
「客観的に捉える」というのは簡単にできるように思えて、なかなかできないもの。
じゃあ、私たちはどうすれば客観的にものごとを視ることができるのでしょうか?
一番てっとり早い方法が、第三者からの意見を聞くことです。
より自分に有用な意見を聞きたいなら、看護師転職サイトが適任!
その理由は3つあります。
理由①看護業界以外の人の意見が聞ける
客観視する際、自分とは考え方が違う人の意見はとても参考になります。
ですので、看護師以外の人が適任でしょう。
というのも、働いている病院が違っても、同じ業界で働く仲間。
もしあなたが、信頼できる先輩ナースや、違う病院で働く同級生に相談しても、
自分と同じように「自己犠牲あたり前の患者優先主義」を叩きこまれた相手に相談することになります。
その点、看護師転職サイトの担当者は、看護師ではありません。
自分自身では気づきにくい「看護業界のおかしな風習」も、担当者から見ればすぐに分かるのです。
理由②経験豊富な担当者は、いろんな解決法を知っている
客観視する場合、多くの意見を取り入れることも大事ですよね。
だからといって、色んな人の意見を聞くことはオススメできません。
むやみに多くの意見を聞いても、あなたは混乱するだけ。
正しく判断するために必要なのは、量ではなく「アドバイスの質」なんです。
だから、看護師転職サイトがベスト!
優秀かつ経験豊富な担当者は、今までにさまざまな看護師の悩みを解決してきています。
たとえ1人にしか相談しなくても、何十人もの看護師の意見が聞けるのです。
しかも、解決できた方法だけでなく、失敗例も。
たった1人でも、経験豊富な担当者に相談すれば百人力ってことです。
理由③無料で、いつでも相談できる
プロの意見を聞く場合、普通はお金がかかりますよね。
弁護士にサービス残業のことで相談にいけば、30分で5千円ほどかかるでしょう。
しかし、看護師転職サイトは、転職のプロである担当者に相談してもお金はかかりません。
つまり、職場ハラスメントのことでも、人間関係のトラブルでも、無料で相談できるのです。
ただし、看護師転職サイトの登録に関して、多くの看護師さんが勘違いしていることがあります。
それが、「登録したら転職しないとダメ」ということです。
そんなことはなくて、
実際は「相談後に転職しない」ということも、看護師転職サイトではよくあります。
看護師転職サイトの中には、24時間いつでも電話相談できるサイトもあるので、気軽に相談してみましょう。
看護師転職サイト選びでお困りの方は、以下の記事が参考になるはずです。
初めて転職する看護師さんに向けて、看護師転職サイト選びで重要なポイントである「担当者選び」についてわかり易く解説しています。
もちろん実際に看護師転職サイトを「うまく使うコツ」も紹介しているので、あなたに役立つ情報です。
まとめ
逃げるが勝ちの転職は誰でもできます。
ですが、ちょっとしたコツが必要です。
あなたが逃げるが勝ちの転職にするには、「自分を客観視」するだけでOK!
といわれても、自分を客観視することは簡単にできることではありませんよね。
行動を可視化して自分の行動を分析したり、
事実と解釈を分けて考える「客観的な視点」を養うなど、マスターするにはとても時間がかかります。
…で、そんなにも待てない、今すぐ客観的な視点を身に付けたいあなたに一番簡単な方法をこっそり教えます。
てっとり早い方法とは、「第三者の意見を聞く方法」です。
より自分に有用な意見を聞きたいなら、看護師転職サイトが適任でしょう。
スパッと言い切れる理由は3つ↓
- 看護業界以外の人の意見が聞ける
- 経験豊富な担当者は、いろんな解決法を知っている
- 無料でいつでも相談できる
担当者に相談するだけで、今すぐ自分を客観視できるのです。
客観的な視点を習得する裏ワザといっていいでしょう。
本来であれば、何日も何ヶ月も、何年もかかる客観的な視点の習得を、プロの知識を使ってたった1日(数時間)でできちゃうワケですから…。
正しい判断をして「逃げるが勝ちの転職」するためにも、プロの意見をぜひ取り入れてみてくださいね。