転職したいけど勇気がでない。
気持ちはほぼ「転職したい」と傾いているのに、なかなか踏み出す勇気がでないことは誰にでもあります。
看護師が転職を考える理由はキャリアやスキルアップに基づくものから、人間関係や職場環境、働き方という不満解消を目的としたものまで様々。
いずれの場合も、何の迷いもなくすぐに転職できる人は少なく、転職を決断するまでに色んな葛藤に悩まされます。
そこでこの記事では、転職を迷っている人に向けて、転職を踏み切る勇気が出る方法を紹介していこうと思います。
暗い表情で毎日トボトボと重たい足を引きずりながら出勤する苦しみから抜け出すヒントになるはずです。
転職するか迷う理由【3つの不安とは?】
「転職したいのに、勇気がでない…」と迷う理由は、何かしらの不安要素があるケースがほとんどです。
転職を検討するときに「しないほうがいいかも…」と急ブレーキをかける不安は以下の3つ↓
- 現在の仕事を辞める不安
- 転職先が見つからない不安
- 転職しても問題が解決しない不安
現在の仕事を辞める不安
現在の仕事を辞めるのは、よほどの不満を抱え込んでいても不安になるもの。
今よりも収入ダウンしないかな…。
転職先でうまくやっていけるのかな?
しっかり経験を詰めていないのに転職できるだろうか…。
こんな風に様々な不安が頭によぎってしまうのです。
また、日に日に辞めたい…という気持ちが強くなっても、とくにやりたいことがない看護師も少なくありません。
転職に向けた明確な道筋が見えず迷子状態に陥ってしまい、漠然とした不安に襲われてしまうことも…。
転職先が見つからない不安
看護師の場合、他職種と比べて転職しやすい職業です。
それは新人であっても例外ではありません。
ですが、それでも多くの看護師が不安になるのは、
希望通りの転職先が見つかるかな…
という不安です。
職場選びの基準には、給料や職場環境、福利厚生、勤務地などがあります。
希望は挙げればキリがないものです。
それらの全てを希望通りに叶えようとしているならば、なかなか理想の職場を見つけることは難しいかもしれません。
転職しても問題が解決しない不安
看護師が転職を決める動機として「人間関係」を挙げる人はとても多いです。
女性が多い職場であることや、多忙、人手不足、命を扱うプレッシャーなどで、未だにイジメやパワハラは無くなりません。
つまり、どの職場でもこの悩みはあるということ。
異動や転職すれば良くなる保証はない上に、また同じような目に遭うのでは…と不安になってしまうのです。
初めての転職が不安という方は、こちらで転職活動の流れをチェックしましょう。
転職したい原因を見直そう!【自分を客観視するコツ】
転職は人生を大きく変えるイベント。
それだけに不安は付きものになるのですが、「なぜ転職したいのか…」を明確にすることで不安を解消することができるのです。
辞めたい原因を明確にする方法は、以下の順で考えみましょう。
- 辞めたい理由を書き出す
- 書き出した理由にランキングをつける
- 自分で解決できるものとできないものに分ける
辞めたい理由は複雑に絡み合っていることがほとんど。
自分で分かっている理由もあれば、気づいていないものもあります。
だから、付箋やノートに書き出し、気持ちを整理することが必要です。
一通り書き終えたら、嫌な順にランキングをつけ、自分で解決できるものとできないものに仕分けましょう。
というのも、転職しないほうが良い場合もあるからです。
辞めたい気持ちが強い場合、辞める一択しかない…と思い込んでしまいがち。
ですが、今の職場で改善できるケースも少なくありません。
客観的な状況判断できずに異動や転職すれば、後悔する恐れが高いでしょう。
とはいえ、異動や転職で問題解決できることもあるので、それを見極めるためにも客観的に「辞めたい理由」を考えることは不可欠ですね。
辞めたい原因を明確にする具体的な方法が知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
やっぱり転職したい!と思ったときにすべきこと
転職したい原因を見直したうえで、それでも「転職したい!」と思うようであれば、さっそく準備を始めましょう。
具体的に準備することは、以下の3つです↓
- 転職活動の大まかなプランを立てる
- 自己分析する
- 自分に合った転職活動を選ぶ
転職活動の大まかなプランを立てる
転職しよう!と決断しても、転職活動のゴールを決めずに行えば、次から次に不安が出てきてしまうもの。
迷いが生じる隙を与えないためにも最初に計画を立てましょう。
入職予定日が決まれば、退職日や転職活動を始めるタイミングなど、それまでに解決する必要がある問題が明確になります。
退職後すぐに転職先へ入職できる日程を組めば、収入のない期間の発生を防ぐことが可能です。
というのも、退職後に転職活動すれば、貯金はみるみる減っていきます。
そんな中、転職先が見つからないと日に日に焦ってしまい、冷静な判断ができなくなる恐れがあります。
甘い言葉に騙されたり、聞いていた話とは違うと後悔するリスクを少しでも下げたいなら「在職中」に転職活動することをお勧めします。
自己分析する
新卒看護師も転職経験がある看護師も「実際に働いてみないと本当のところは分からない」と実感していることでしょう。
たしかに、自分に合う病院かどうか…は実際に入ってみないとわかりません。
ですが、自己分析をしっかりやらない人ほど、転職に後悔する可能性が高くなってしまいます。
なぜなら、転職の軸がブレてしまうからです。
自分に合わない職場に応募してしまったり、面接で転職理由を聞かれても上手く答えられない、内定を迫られても断れない…等、転職の軸が定まっていない人の特徴ですね。
軸が定まっていれば悩むこともないので、不安すら感じません
転職で失敗したくないなら自己分析がとても重要だと思います。
埋め込むだけで「自己分析」できる方法が知りたい方はこちらを参考にしてください。
自分に合った転職活動を選ぶ
今や2人に1人の割合で「看護師転職サイト」を使って転職活動する時代です。
転職活動するなら「転職サイト」を使ったほうがいいですが、一概にお勧めできません。
というのも…性格や状況に合わないこともあるからです。
ただし、
看護師転職サイトを利用すれば、
求人情報の紹介はもちろん、カウンセリングや、面倒な提出書類の添削&アドバイス、面接日の日程調整、面接シミュレーション、労働条件の交渉など、全て無料で受けることができます。
ハローワークや直接応募など一人で転職活動をする場合は、これらを自分自身で行わなくてはなりません。
転職活動はとてもエネルギーを消費します。
働きながらとなれば、より大変な道のりです。自分にあった方法を選ぶことが大切ですね。
最後に…
転職を決断しても…
本当に転職していいのかな…
この判断は正しいのだろうか?
などと悩むことがあるでしょう。
一人で転職すべきか考えていると、どうしても考え方が狭くなったり、起こってもいないことが不安になってしまうのです。
転職に踏み切るのが遅くなり、時間をムダにしたくないなら、第三者に相談して客観的な意見をもらってみてはいかがでしょうか?
もちろん職場の人に相談してもいいのですが、知っている人よりも赤の他人のほうが本音が言いやすいこともあります。
また、一から状況を説明することで気持ちが整理され、新たに気づくこともあるかも。
「今何をすべきか」が明確になれば、勇気が湧いて具体的な行動に移せるはずです。