はぁ…。もう限界。
今日もあの先輩に怒られた。
みんなやってることなのに何で私だけ?
先輩の理不尽な態度に困っていませんか?
どんな職場にも理不尽な態度をとる先輩は1人や2人はいるもの。
もしこの理不尽な先輩との関わり方さえうまく乗り越えられたら、楽しく仕事ができると考えている人は少なくないはずです。
そこでこの記事では、そんな理不尽な態度で自分を困らせる相手から自分を守り、穏やかに仕事をしていく方法を紹介していこうと思います。
最後まで読めば、もう理不尽な先輩の対応で悩むことはなくなるでしょう。
この記事を書いているのは、みも。
15年目の看護師です。詳しいプロフィールは、【こちら】
理不尽な態度をとる先輩の間違った対処方法【どんどん悪化するだけ】
結論から言うと、理不尽な先輩に対して「我慢」という対処だけはしないでください。
というのも、理不尽な態度をとる先輩看護師は、我慢できる人を狙っているのです。
理不尽な先輩からの態度や余計な一言というのは、その場で何とか我慢できるかもしれません。
しかし、理不尽な先輩は基本的に「周囲に甘えている」ため、理不尽が許される相手には理不尽なことをし続けるのです。
つまり、我慢するほど理不尽な態度はどんどんエスカレートしていき、あなた自身にストレスが積み重なるようになります。
この時が一番怖いのです。
なぜなら明確な理由がないまま、病んでしまったり、仕事がうまくいかなくなってしまう可能性があるからです。
心がポキっと折れる瞬間ですね。
理不尽な態度を取られるあなたはとても優しい人。そして我慢強い人だと思います。
「白衣の天使」と言っても過言ではないあなたは、看護業界には貴重な存在です。
その素晴らしい人格は素晴らしい職場で発揮すべき!
理不尽な先輩に余計なエネルギーを奪われて、廃人になるまで追い詰められるほど理不尽なことはないでしょう。
こんな先輩には要注意!理不尽な態度をとる先輩の特徴
理不尽な人とは、道理から外れた振る舞いや態度、やり方をする人です。
シンプルに言うと、無茶苦茶な人。
どの職場にも理不尽な人がいるように、「理不尽な人」には一定のパターンがあります。
その特徴が以下のとおり↓
- 余計な一言が多い
- 言うことがコロコロ変わる
- 自分が悪くても人のせいにする
- 機嫌の良い悪いで態度が変わる
- 強いストレスを抱えている
余計な一言が多い
最後の余計な一言でイラッとしたことがある人も多いことでしょう。
余計な一言が多い人は、「故意型」と「無意識型」の2パターンあります。
故意型は、相手に不快を与えることを理解した上で発言しているので、心掛けひとつで言わないことも可能です。
一方、無意識型は、悪気がなく相手を傷つけてしまうため、一番タチが悪いかもしれません。
あなたが大ッ嫌いな理不尽な先輩は、前者である可能性が高いです。
わざとあなたに不快を与えるために、最後の最後に余計な一言を言ってあなたを攻撃しています。
攻撃的な先輩で悩んでいる方は以下の記事もチェックしましょう↓
言うことがコロコロ変わる
「自分の発言に一貫性がない」という人も理不尽な先輩の特徴のひとつ。
言うことがコロコロ変わる人は、自己中心的で見栄っ張りな人が多いです。
精神的に子供なので、会話の主導権を握っていないと我慢できません。
自分の我を通したい気持ちが高いため、あまり考えずに指示を出すのですぐに言ったことを忘れてしまいます。
このタイプは看護師長や主任など上司に多く、振り回される看護師は多いです。
上司も人間です。言い方はアレですがクズ人間もいるので、信頼できない人なら見限ったほうが◎。
自分が悪くても人のせいにする
自分が悪くても人のせいにしてしまう人は、
- 怒られたくない
- 責任取りなくない
- 自分の間違いを認めたくない
という気持ちを人一倍強く感じています。
失敗や間違えが恥ずかしい、悪いことと心のどこかで感じているのでしょう。
そのため、自分が責められたり、責任を問われることを恐れている人なのです。
機嫌の良い悪いで態度が変わる
機嫌がいいときは優しく、機嫌が悪いとガラッと態度が悪くなる。2面性のあるタイプです。
職場では、他人に対してある程度気を遣って接するのが大人のマナー。
つまり機嫌によって態度が変わる人は基本的に子供と同じです。
というのも、感情の起伏が激しく自分の感情をコントロールできない人だから。
こういう人は、物や人に八つ当たりをしがち。
「あーもう!」と叫びながら、ガチャンガチャン音を立てて準備する先輩いませんか?
ただし、誰にでも八つ当たりしている訳ではありません。
ちゃんと相手は選んでいます。
「この人になら何してもいい」と思わ人にだけ八つ当たりをしているのです。
まぁ…サンドバックにしてもいい人と思われているので、なめられている相手限定ということですね。
強いストレスを抱えている
意外な一面ですが、理不尽な先輩は強いストレスを感じています。
どこかで理不尽な思いをしていることも多く、「自分も耐えてきたんだから、それくらい耐えろ」と考えるタイプです。
看護業界によくある負のループ。理不尽の連鎖が起こっている訳です。
理不尽な先輩看護師から自分を守るために有効な対処法
この章では、理不尽な態度であなたを苦しめる「あの先輩」の対処法を紹介していきます。
あの先輩の対処法は5つ↓
- 気にしない
- 冷静に反論する
- 距離を取る
- 上司や同僚に相談する
- 異動や転職をする
気にしない
まずは「気にしない」ということです。
理不尽な態度をとる人の特徴でもわかった通り、
- 論理的に物事を考えられない
- ストレス発散している
- 習慣化してしまった
という先輩です。
まともに相手にするだけ損します。
「気にしないマインド」を持てるようになれば…
「今日も理不尽な目に遭ってるな…」と俯瞰的に捉えることもできるし、先輩に憐れみの感情を持ってあげることも可能です。
「この人の発言には一貫性がなくて可哀そうな人」と思うことも。
つまりは、相手と自分の間にATフィールド全開(精神的な壁)にすることができるのです。
「気にしない」ができないのという場合、結局のところ相手を意識してしまっている状態です。
無関心になるために「空気」と思ってしまうのも◎。
冷静に反論する
もしあなたが嫌う先輩が、無意識で理不尽なことをしているなら、この方法は有効です。
ポイントは、冷静に反論すること。
先輩と同じように感情的になればより状況が悪化するだけです。
先輩の理不尽さをしっかり言語化して「やめてほしい」と簡潔に伝えましょう。
ただし、故意的に行っている先輩には効果はありません。
距離を取る
「距離を取る」ことも効果ある対処法です。
その先輩が、プリセプターや指導者、ペアの相手だから、距離は取れないよ…。
と思った方もいることでしょう。
「距離を取る」とは、その相手と必要最低限、関わらないことを指します。
だから無視とは少し異なるのはわかりますよね。
もし仮に無視すれば、相手の逆鱗に触れてしまうので反逆に遭うだけです。
無視ではなく距離をとりましょう。
上司や同僚に相談する
とはいえ、嫌がらせをする先輩に指導やペアは正直きついです。
気にしないようにしても「自分はダメだ…」と落ち込むし、冷静に反論する勇気なんてないし、距離を取るといっても難しい…。
そんな風に悩んでしまう人が大多数です。
理不尽な扱いに心を傷つけ、ずーっと一人で背負えるほどメンタルは強くはありません。
「もう限界…。」ということになる前に、上司や同僚に相談するようにしましょう。
異動や転職をする
紹介した対処法を試してもどうしようもない場合は、異動や転職も視野にいれたほうがいいですね。
働く環境を変えれば、理不尽な先輩と関わることもありません。毎日のストレスから開放される可能性があります。
ただ、異動や転職しても理不尽な先輩がいない職場ではないこともあります。
そのリスクを考えながら「他の選択肢にした方がいいのか、それとも辞めたほうがいいのか」を考えましょう。
一人で悩んでも不安になるばかり。第三者の意見を聞いて客観的に考えてみることをお勧めします。
まとめ
一日の中で最も長い時間いる場所が職場です。
仕事と割り切って働いていたとしても、人間関係が悪い職場よりも良い職場で働きたいと思いますよね。
ただ…どの職場にも「理不尽な人」はいます。
どう対処できるかによって人生の充実度は全く変わってくるでしょう。
「看護師のイジメ」の対処法も知っておくことも自分を守るために必要です。