看護師として働いて避けられないのが夜勤。
病院によって2交代や3交代など異なりますが、いずれにせよ「夜勤はきつい」ですよね。
夜勤をやめて日勤帯で働きたいと思っている人も多いはず。
ただ、夜勤をやめれば給料が減ってしまう…と思っていませんか?
それは誤解です。
そこで今回は、夜勤がきついと感じる看護師さんに向けて、日勤のみで高収入を得る方法を紹介。
もし夜勤をしなくても今と同じ給料、もしくは給料が上がるなら、あなたにとって悪い話ではないはずです。
むしろ普通の生活に戻れるので、カラダの負担も減って、給料も今以上になれば、メリットしかありません!
夜勤手当のためだけに夜勤業務をしている看護師さんは、最後まで読んでくださいね。
看護師の夜勤がきつい理由【身体的・精神的それぞれの理由を詳しく解説する!】
まずは看護師の夜勤がきつい理由です。
夜勤がきつい理由には、【身体的】と【精神的】の2つに分けられます。
「身体的にきつい理由」「精神的にきつい理由」、それぞれについて詳しく解説していきますね。
身体的に夜勤がきつい理由
- 生活リズムが乱れる
- 一人あたりの業務量が多い
- 休憩、仮眠が取れないこともある
生活リズムが乱れる
1ヶ月のうち、2交代なら5回、3交代なら8回ほど夜勤をします。
普通に生活していても、勉強やゲーム、YouTubeを見て夜ふかしするだけでも、生活リズムが乱れてダルさやしんどさを感じますよね。
夜勤をすれば生活リズムが乱れるのは当たり前です。
多くの看護師が、生活リズムが乱れることで、悩んでいることがあります。
それが、夜勤前後の過ごし方です。
<夜勤前の悩み>
出勤するギリギリまで寝たいけど、いつも通りに起きてしまい、結局仮眠せずに普通に出勤。
勤務中に眠たい…。
<夜勤後の悩み>
いっぱい動いたから体は疲れているのに、寝れてもウトウト1〜2時間ほど。
結局、次の日になっても疲れが取れず、体がダルいのが抜けない。
一人あたりの業務量が多い
夜勤をする看護師の人数は3〜4人です。
この人数で30〜40人の患者さんを対応するので、日勤帯よりも一人あたりの業務量が増えます。
「寝る時間だし…」と思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
高度急性期の病院だったら、患者さんの重症度も高いし、夜間の緊急入院も普通にあります。
休憩、仮眠が取れないこともある
多忙なときは、休憩や仮眠が一切とれないまま夜勤を乗り越えることもあります。
特に2交代の場合は、拘束時間が16時間くらいあるので、ずっと働きっぱなし!
20代の若さがあっても、さすがにキツイです。
週明けの夜勤の場合は、最終試練として大量の採血をこなさなすことも…。
達成感はありますが、もう体も心もボロボロになります。
夜勤の後って「肌荒れ」が起きやすいですよね。
久々のデートなのに、「なんでこんなとこに、吹き出物(にきび)が…」とガックシ。
そうなりたくないなら「肌荒れ対策」をしましょう!
といっても、看護師は不規則なシフトなので肌荒れしやすい状態です。
継続することが大事なんですが、面倒くさいと続かない…。
そこで、【簡単にできる肌荒れ対策】をまとめています。
精神的に夜勤がきつい理由
- 一人あたりの責任が増える
- 少ない人数で急変対応しないといけない
- 夜勤メンバーとの人間関係
一人あたりの責任が増える
夜勤をする看護師の人数は3〜4人です。
この人数で30〜40人の患者さんを対応するので、日勤帯よりも一人あたりの業務量が増えると同時に、異常の早期発見や悪化予防に関わるタイミングが多くなります。
また、夜間に異常があっても、気軽に相談できる先輩やドクターはいません。
夜勤メンバーで判断しなくてはいけない場面も多く責任は重大です。
少ない人数で急変対応しないといけない不安
長時間の夜勤でも、落ち着いた夜勤が保証されているなら全然問題なし。
でも、予想外のことが起きるのが夜勤です。
急変やステルベン、転倒…などなど、いろんなことが次から次に起こることもあります。
「もし、1年目、2年目、4年目の3人夜勤のときに、急変が起きたらどうしよう…」と不安に思っている人も多いはず。
というのも、看護師数が少ないので、一人一人がしっかり動けないと対応できません。
夜勤メンバーとの人間関係
気の合う人と夜勤なら、どんなに辛くても乗り越えれます。
しかし、苦手な先輩や怖いお局ナースと一緒に入ることのほうが多いですよね…。
同期や何でも言える先輩なら、お願いもできることでも、怖い先輩には言えません。
他にもナースコール対応など、常に気を使うことに…。
16時間ずっと緊張しっぱなしは正直きついです。
※いつも夜勤前は「憂鬱」になりませんか?
ギリギリまで行きたくない…と一人で駄々をこねている人は、ぜひこの方法を試してみて!
↓↓↓
夜勤前は憂鬱になる看護師が多い理由4つ【たった一つの打破方法】
憂鬱な気分にならず「夜勤に行こう!」となるはずです。
日勤のみで「高収入」を得る3つの方法
ここからは、日勤のみで「高収入」をもらう方法です。
もし今の病院で、日勤のみに働き方を変えた場合、5〜8万ほど手当てが下がってしまいます。
普通に考えれば、夜勤なしで働けば、今よりも給料が下がると思うのが当然です。
しかし、そんなことはありません。
日勤のみでも高収入を得ることは可能です。
その方法が次の3つ↓
- 資格を取得する
- 管理職を目指す
- 基本給が高い職場に転職する
資格を取得する
資格を取ることで、基本給に資格手当がつく場合もあります。
どの職場でも資格手当が貰いやすいのが、「専門看護師」「認定看護師」「認定看護管理者」です。
支給額は病院によって差がありますが、認定看護師であれば、数千〜1万円程度。
ただし、資格取得までの時間と労力がかかります。
認定看護師では半年、専門看護師では2年程度の機関がかかるので、今すぐに給料アップは難しいです。
管理職を目指す
年収をあげるには、管理職、役職を目指すのも1つの方法です。
しかし、年功序列で昇進するのが一般的。
管理職を目指すのは、非常に長い期間が必要です。
また、中間管理職になると、上と下の板挟みで苦しむ人もすくなくありません。給料以外の理由がないと、務めるのは困難です。
基本給が高い職場に転職する
最も早く、確実に年収を上げたいなら、「年収、給料が高い傾向にある職場に転職する」ことをオススメします。
というのも、看護師の場合、職場によって給料は大きく異なり、転職するだけで数万〜数十万、中には100万以上アップすることも。
また、仕事内容も診療科などによって違うので、転職すれば業務負担が減るケースも珍しくありません。
でも、それは一部だけの病院だけでしょ?
経験浅い看護師はムリですよね…。
臨床経験が3年未満などの浅い看護師でも、今よりも高収入を得ることは可能です。
次の項目で「日勤のみで働ける具体的な職場」の一覧をまとめています。
「ここで働いてみたい!」と思う職場を見つける参考にしてくださいね。
日勤のみで働ける看護師の職場【一覧】
病院の外来
総合病院などでも外来のみの勤務であれば、夜勤はしなくてOKです。
土日休み、年末年始、お盆など、あらかじめ休みも決まっています。
サラリーマンの彼氏と休みを合わせたいときにオススメ。
また、プライベートの時間を確保できるので、子育て中の看護師にも人気です。
クリニック・診療所
クリニックで高収入な職場を探す場合、専門性のあるクリニックがオススメです。
自由診療を行っている「美容系クリニック」、不妊治療を行なっている「産婦人科」などを選べば、基本給も高めに設定されています。
⇒【クリニックの仕事内容】
介護施設
少子高齢化なので、介護施設スタッフのニーズは年々高まっています。
ヘルパーと共に働くことが多く、看護師の役割は入居者の健康管理全般です。
しかし、月に数回、オンコールなどの対応をしなくてはならないので、夜勤が全く無い訳ではありません。
介護施設で全く夜勤がない職場は、デイサービスです。
訪問看護ステーション
訪問看護とは、主治医が作成する訪問看護指示書に基づき、健康状態のチェックや療法指導、医療処置、身体介護を行います。
点滴や血糖測定、カテーテル交換などが一般的です。
いろんな患者さんを対応するので、経験が求められますが、不規則な勤務は少なく、働く時間を選べるので、ママ看護師に人気。
健診センター
数少ない健康な人を看護できる職場。
採血や血圧、胃カメラ&大腸ファイバーの介助…など、健康診断に係る業務を一通り担当します。
ルーティンワークの側面が強いですが、安定して働きたい人にはオススメの職場です。
⇒【健診センターの仕事内容】
保育施設
保育園や幼稚園で働く看護師です。
保育業務に加え、園児たちの健康管理や保護者への衛生指導を行います。
子供好きに人気の職場ですが、看護師は園に一人だけなので責任重大!
ある程度、小児での経験を積んでから働いたほうが、不安で押しつぶされることは減るはずです。
⇒【保育園看護師の仕事】
【最後に…】「日勤のみ」でもきついと感じる人もいる!
夜勤がきついと思っている看護師さんに、日勤のみで高収入を得る方法を紹介しました。
高収入を得る職場探しは転職サイトを使うのがオススメです。
登録する前に、最後に大事なことを伝えなければなりません。
たしかに、夜勤をやめれば規則正しい生活ができます。
しかし、日勤だけでもきついです。
思い出してください。
夜勤ができなかった1年目のときのこと。5日勤が続き、地獄でしたよね。
妊娠して夜勤ができなくなった日勤続きの勤務。夜勤やってるほうがマシだって思いましたよね。
日勤帯の職場を選ぶということは、少なくとも3日勤以上です。
3日勤はまだ序の口で、5日勤、下手したら6日勤。
考えただけでもゾッとしますよね。
ただ、全ての職場が連勤が5日勤や6日勤ではありません。
ちゃんと避ければ、今よりもグンと楽に働くことができます。
日勤のみでも楽に働ける職場は【知らないと転職を繰り返す!看護師は「日勤のみ」でもきつい理由3つ】をチェックしてください。