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採血で「やってしまいがちなミス」とその注意点|現役ナースが解説します

どうも、みもです。

今回は、「採血でやってしまいがちなミス」を紹介します。

新人ナースが
採血でつい、うっかり「やってしまいがちなミス」は以下の5つ↓

  1. 点滴をしている腕で採血
  2. 駆血帯を外し忘れる
  3. 凝血を起こす
  4. 溶血を起こす
  5. 失敗したあとに、何度もチャレンジする

それぞれの注意点についてもまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね。

この記事を書いているのは現役ナースの「みも」です。

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採血でやってしまいがちなミス①点滴ルート側で採血

まず1つ目は、「点滴をしている腕で採血してしまう」です。

はじめの間は、血管を探すだけで精一杯。

余裕なんてなくて「いい血管を…」と必死になってしまい、つい「点滴ルートの位置」を忘れてしまいます。

点滴ルート側で採血NGの理由

亜子先輩
亜子先輩

なんで点滴ルート側で採血したらダメなのか、理由はわかる?

杏ちゃん
杏ちゃん

え…?!

血液に点滴が入るからですよね?

亜子先輩
亜子先輩

そうです。

以前の記事「スピッツの入れる順番の覚え方」でも言ったけど、血液検査は診断や治療方針の決定、経過の観察などにおいて客観的な指標となる重要な検査。

血液に点滴が混入すれば取り直しになるので、最初に点滴ルートを確認する習慣をつけましょう!

 

採血でやってしまいがちなミス②駆血帯を外し忘れ

2つ目は、「駆血帯を外し忘れてしまう」です。

採血する際、「ちゃんと採れるかな?」と心配な新人さんは多いもの。

採血に成功した安心感でつい、うっかり駆血帯を外さずに抜針してしまうことがあります。

駆血帯を外し忘れたら、穿刺部位はどうなる?

亜子先輩
亜子先輩

駆血帯を外さずに抜針したらどうなると思う?

杏ちゃん
杏ちゃん

えーっと、
血が勢いよくブワッと出てきて血まみれになります。

亜子先輩
亜子先輩

そうだね。

つまりは、駆血帯を外さずに抜針すれば、血腫ができる恐れがあるってことです。

止血までできてこそ採血成功と言えるので、最後まで落ち着いて順番どおり行いましょう。

駆血帯を外し忘れて抜針したら…どうなる?【血腫にさせない対処法】 駆血帯を外し忘れて抜針したらどうなるの? という疑問にお答えします。 駆血帯を外し忘れて抜針するのって、採血にな...

 

採血でやってしまいがちなミス③凝血

3つ目は、「凝血を起こしてしまう」です。

凝血とは、血液が固まること。

採血したスピッツが凝血してしまい正しく検査できなくなってしまいます

ちなみに、
採血スピッツには凝血しても問題ないものと、NGなものがあることは知っていますよね?

もし知らないという方がいれば、超基本なことです。

以前の記事「スピッツの入れる順番」でイラスト付きでわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

「凝血」が起きる原因は2つ

亜子先輩
亜子先輩

どんなときに凝血が起きると思う?

「凝血」が起きる原因は2つあります。

ヒントは、「どんな針を使用したら」と「何をしなかったら」です。

杏ちゃん
杏ちゃん

あ…!

たしか、
細い針を使用した場合、凝血が起きます。

それともう1つは、転倒混和しなかった場合です。

亜子先輩
亜子先輩

そうだね。

静脈採血で使用する針の太さは21〜23G。

24G以上の細い針では凝血が起きるため、静脈採血では使用しません

血管が太い患者さんは21G、細い患者さんは23Gの針で採血しましょう。

亜子先輩
亜子先輩

あと、
凝固スピッツなど「抗凝固剤」が入っている場合、しっかり転倒混和する必要があります。

というのも、
そもそも「抗凝固剤」とは、凝固させないために入れているからです。

スピッツをゆっくり左右に5〜6回傾けて、混和させましょう。

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採血でやってしまいがちなミス④溶血

4つ目は、「溶血を起こしてしまう」です。

ちなみに、
溶血とは、血清・血漿が赤みがかっていることを意味します。

通常は、黄色の透明な液体です。

下の写真でいえば、一番左のスピッツが通常の状態

引用:高岡市医師会

ところが、
何らかの原因で赤血球が壊れると、細胞内に含まれる赤色の色素、ヘモグロビンが漏れて赤くなります。

上の写真でいうと一番右のスピッツが溶血した状態です。

溶血が起きれば、正しく検査できません。

亜子先輩
亜子先輩

溶血の影響を受ける検査項目は「生化学」と「BNP」です。

例えば、カリウム(K)は、血清中より細胞の中に多く含まれるため、通常の22.7倍高くなります。

一方、BNPは赤血球から漏出したタンパク分解酵素により分解されるため、低値となるのです。

「溶血」が起きる原因

採血手技が原因で溶血が起きます。

採血中に以下の7つのことをしていないかチェックしましょう。

  1. 皮膚消毒が乾く前に穿刺する
  2. 細い血管や針で採血する
  3. 真空管採血の際、採血量が2ml以下
  4. シリンジ採血時に、内筒を強く引く
  5. 分注する際、内筒を強く押す
  6. 泡が立つほど激しく転倒混和する
  7. 採血したスピッツを落下させる
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採血でやってしまいがちなミス⑤何度もチャレンジ

5つ目は、「失敗した際、何度もチャレンジしてしまう」です。

新人ナースあるあるなんですが、
採血に失敗した際「先輩に怒られたらどうしよう…」と思ってしまうため、何度もチャレンジしてしまいます。

ですが、
患者さんの負担となるため、2回失敗したらそれ以上は粘らず、速やかに先輩と交代しましょう。

先輩に代わってもらったら一緒についていき、

  • 血管の選び方
  • 穿刺の仕方

先輩がどのように実施しているのかチェックすれば、勉強になりますよ。

 

【まとめ】採血で「やってしまいがちなミス」とその注意点

以上、採血で「やってしまいがちなミス」を紹介しました。

どれも気をつけていてもつい、うっかりしてしまうものばかり。

どの先輩もいろんな失敗を経験しているので、もしミスしても落ち込む必要はありませんよ。

同じミスをしないようにしっかりメモして、本文で紹介したことを習慣づけしていけば大丈夫。

ちなみに、
メモする際、余白スペースは作っていますか?

もし作っていない方は、「メモの取り方」を参考にまとめればミスを減らすことができますよ。

もっと採血が上手になりたい方は、以下の記事を参考にしましょう。

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