新人看護師の悩み PR

【看護学生必読】看護学校では教えてくれない「病院選び」のポイント3つ

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

はじめまして。みも(@Nurse3Info)と申します。

私は現役看護師です。

病棟経験は3年、その後クリニックを転々として今は健診クリニックで働いています。(詳しいプロフィールはこちら。)

自分も含めていろんな看護師さんをみてきて思うことは、最初の病院選びは本当に大事!

というのも…たとえ人間関係が良くても覚えることが多く慣れない環境で働くのは体力、メンタルともにハードです。(人間関係が良い職場は少ないけど…)

病んでしまう看護師1年目さんも多いのですが、事前に防ぐことができます。

それが病院選びです。

今は「どんな環境だって頑張れる!」と思っている人ほど挫折してしまうのが、看護業界の恐ろしさ。

そこで今回は、病院選びのポイント3つを紹介します。

看護学生さんが絶対に知っておきたいコトをまとめました。

この記事では、普通の病院選びのコトは書きません。一般的な流れを知りたい人は他の記事を読んで下さい。

私が伝えたいことは、誰も教えてくれない現実で困ることにフォーカスを当てています。就職先の病院を選ぶときに知らないと損する情報ですよ〜!

【超重要です!】看護学生さんの病院選びのポイントは3つ

どうですか?

順調に病院選びはできていますか?

「はい、順調です」という看護学生さんはこの記事を読まないはず。

就職で何か困っているから、この記事を読んでくれているんですよね。

最終的にどう病院を選べばいいのか迷っていませんか?

病院説明会に参加しても、

「教育制度はきちんとやっていますよー」

「看護体制は7対1です」

「人間関係もいいですよ」

等など、どこも似たような内容。

みも
みも

看護学生だった私には、結局見極めることはできなかったな〜

だから、私が病院を選んだ決め手は、自宅近くの病院でした。

今思うと適当だったと反省。

結果的に、残業代がつかない、新人は有給は使わせてもらえないブラック病院でした。

大きい病院、有名な病院=働きやすい病院と思うのは危険です。

\病院選びで絶対に押さえたい/

ポイントは3つ
  • 看護師1年目の離職率
  • 具体的な新人教育の内容
  • 中堅ナースの人数

の3つは必ずチェックしておくのがお勧めです。

【具体的な理由】については次の項目で解説していきまーす!

 

【ポイント1】看護師1年目の離職率

まず1つ目は、「看護師1年目の離職率」です。

病院の雰囲気や給料よりもこのポイントは本当に重要!

聞きにくい内容なんですが、看護師1年目で辞めるってよっぽどのコトです。

それでも辞める人がいる場合は、何らかのブラック病院の可能性大。

インターシップ、病院説明で聞くのがいいですが、雰囲気が悪くなりそうなら「1年だけ働いて進学する人はいますか?」と濁して聞いてみるのもいいですね。

ただし、奨学金縛りの病院もあるので、そういう場合は低い数値です。

そこは見極めが大事!

「看護師1年目」での転職はOK?つらい環境から抜け出す方法 実際に看護師として働くことになって、「就職先について深く考えていなかった…。」と後悔する新人看護師さんは少なくありません。 ...

/新人だから…という理由でブラック病院で耐える必要はなし\

 

【ポイント2】具体的な新人教育の内容

次は新人教育の内容です。

主な新人看護師の教育制度は3つ

  • プリセプター制度
  • ローテーション教育
  • オリジナルの教育制度

私が就職したときは「プリセプター制度」1択の時代だったので、どの病院も似たような感じに見えたのはそのせいだったかも。

今は新しい教育方針をしている病院もあります。

それぞれの教育制度について簡単に説明していきますね。

プリセプター制度

プリセプター制度とは…

一人の先輩看護師(プリセプター)が新人看護師(プリセプティ)に対してマンツーマンで指導する方法。

何でも相談できる先輩がいることで円滑に仕事を覚えていけるメリットがあります。

ただし、デメリットも。

1対1の人間関係なので上手くいかないケースもあります。

私の同期もプリセプターのイジメが原因で異動、退職しました。

そのときの詳しい話はこちらの記事を読んで下さいね⇒【本当にあった看護師のイジメ

ローテーション教育

「看護師向いていない…」と看護師1年目で悩む人は本当に多いです。

それは当たり前。

だって初めて看護師として働くんだよね。

急性期や慢性期、どの診療科が自分に合うかなんて分かるはずない

看護師を10年以上やって分かったことは、やってみないと判断できないと思いました。

(自分には合わないと思うことが以外に出来たり、ココで働きたいと思っても思うようにできないことも…)

それを実現したのが、「ジョブローテーション教育」です。

数ヶ月の間に、いろんな部署、診療科を経験。

自分に合う領域を見つけることができる制度です。

オリジナルの教育制度

一時期プリセプター制度が主流でしたが、マンツーマンならではの悩みが大きいのがこの教育制度。

新人看護師だけでなく、先輩看護師も悩む人が多いのが特徴です。

そこでプリセプター制度の代わりにチームで新人を育てるオリジナルの教育制度の病院もあります。

「教育制度」と同じくらい大事なポイントがある!

プリセプター制度にするか、ローテーション制度…等、どの教育制度を選ぶのかも重要ですが、意外に見落とすポイントがあります。

それが、フォロー内容です。

多くの看護師1年目が苦しむのが夜勤のフォロー。

夜勤は3〜4人で病棟全体の患者さんを看ます。

日勤で働くよりも一人の仕事量は増えるのと、責任も重大です。

すぐに一人立ちはせずに1ヶ月ほど先輩フォローがあって夜勤を業務をこなすと思っていませんか?

それは間違いです。

3〜5回の先輩フォローがあって、一人立ちする病院もあります。

一方、1〜2回だけのフォローだけですぐに一人立ちになる病院も。

1回目は一通り教えてもらい流れを知る。

2回目で一人で挑戦してみる。

3回目で一人の看護師とカウント。

どうですか?

恐ろしいですよね。

このポイントは絶対に知っておきたいポイントです。

教育制度はしっかりしていると言っても、蓋を開けてみればこんな状況もザラにあるのが看護業界の恐ろしさ

事前に確認しておかないと「こんなはずじゃなかった…」と後悔する結果になります。

 

【ポイント3】中堅ナースの人数は充実?

3つ目のポイントは、中堅ナースの人数です。

みも
みも

どういうこと?

新人と中堅ナースの人数にどんな関係があるの?

大アリです。

というのも看護師を辞めたい…と思うのは、一般的に看護師3年目〜5年目が最も多いです。

なぜ辞めたいと思うか分かりますか?

看護師3年目からリーダーやプリセプターの業務をやりだすタイミングです。

さらに責任が重くなります。

また、新人とベテラン看護師の板挟みに合うことも…。

ブラック病院の場合は、この中堅層がごっそり抜けています

中堅ナースがたくさんいる=働きやすい環境と思って◎

看護師1年目の離職率も大事ですが、この中堅ナースの存在も確認したほうが良いですね。

みも
みも

【補足ポイント】

リーダー業務やプリセプターは何年目からするのかを事前に確認しておくのもオススメ。

看護師2年目でリーダー業務をさせられる病院もあれば、看護師4年目になってからの病院もあります。

段階を踏んで教育制度が組まれているのかがチェックできますよ。

 

【おさらい】看護学生さんが絶対に知っておきたい病院選びのポイント3つ

看護学生さんの病院選びは適当に選ぶと痛い目に合います。

看護教育や勤務地、看護体制、人間関係、給料、福利厚生…なども大事ですが、絶対に押さえておきたいポイントは3つ

病院選びのポイント3つ
  • 看護師1年目の離職率
  • 具体的な新人教育の内容
  • 中堅ナースの人数

ここをチェックしていないと、看護師1年目で挫折する可能性があります

看護師1年目は、覚えることが多く、慣れない職場なので辛い1年と言われています。

ただし、職場の環境で辛さが軽減できます。

その軽減できるポイントが先ほどの3つです。

3年なんてあっという間と今は思うかもしれませんが、最初の1年は本当に長過ぎる

1年なんてあっという間なんかじゃないよ。マジで…。

これほとんどの看護師さんが実感していること。(私は看護師3年目までは長く感じました)

だから、病院選びは重要です。

1年、2年、3年後の自分が少しでもラクできる病院探しがポイントになりますね。

追伸…

看護師1年目になったら「転職サイト」に登録するのがオススメ。

ズバリその理由は…

心に余裕を持つために必要です。

新人看護師の間は、本当に過酷。

心が折れそうになるタイミングが、ほぼ毎日といっていいほど出現します。

新人看護師の間は、「ここで頑張らないと…」と思うコトが自分を追い込む結果に。

いつでも逃げていんだ!と思うために、常に気になる求人情報を手に入れておくのも大事です。

そう、今の病院だけが居場所ではありません。

それは看護師1年目だって同じ。

心を病んでうつ状態になってまで働く必要はありません

自分を守るために「転職サイト」に登録しておく。お守りみたいなモノですね。

ABOUT ME
みも
二児のママナース。 【経歴】看護学校卒業後、病棟看護師(内分泌内科&眼科)、眼科クリニック、呼吸器内科クリニックを経て、現在は健診クリニックで働く。副業で夜勤バイト、消化器内科クリニック、小児科クリニックの経験もあり。 ただいま、QOLを高めるために「お金」の猛勉強です!