看護師がマスクで「肌荒れする原因」と簡単にできる「対策方法」
看護師にとってマスクは身近なもの。
仕事中にずっとマスクを着用することも多く、あごや口周り、頬、鼻周辺のニキビやぶつぶつ、かぶれなど肌荒れで悩む看護師も少なくありません。
また、今はコロナでずっとマスクはつけっぱなし。
今まで肌トラブルが一切でなかった人も困るほど深刻な問題です。
そこで今回は、マスクによる肌荒れ対策方法を紹介します。
看護師歴10年の筆者が実際にやって効果あった対策方法をまとめています。
どれもカンタンにできる方法です。
最後まで読めば、「またニキビが…」「頬にできたブツブツ…」と悩むことはなくなるはずです。
看護師が、マスクで肌荒れしやすい原因は3つ
マスクによる肌荒れを対策する前に、まずは原因を知ることが大切です。
なぜマスク着用することで肌荒れが起きるのでしょうか?
- マスクによる蒸れ
- マスクと皮膚の摩擦
- 肌の乾燥
マスクによる蒸れ
マスクの内側は、吐く息で高温多湿の状態です。
お風呂上がりの浴室をイメージすると分かりやすいはず。
換気扇をつけずに放置していたら、カビだらけになりますよね。
マスクの中はそれと同じ状態です。
というのも、皮膚にはたくさんの「常在菌」います。高温多湿の環境は菌にとっては増殖するチャンス。
ニキビを引き起こすアクネ桿菌などが、この絶好のチャンスを逃す訳ありません。
あなたがマスクを着用して「バイタル測定」「指導」「点滴のダブルチェック」「申し送り」など仕事をしている間に、最近や雑菌が繁殖しています。
マスクと皮膚の摩擦
マスクが肌と直接ふれる部分は、摩擦による刺激から肌荒れやかぶれを起こしやすくなります。
マスク本体だけでなく、ゴムひも部分が擦れる人も多いはず。
肌がダメージを受けることで、外部刺激から肌を守る「バリア機能」が低下。
ますます刺激を受けやすくなり、湿疹や蕁麻疹など慢性的な肌トラブルを引き起こします。
看護師が仕事中に着用するサージカルマスクは不織布タイプです。
不織布は、複数の繊維が絡み合ってできているので、着用したときに「チクチクする」と感じる人も多い。
肌の乾燥
マスクを着用中は、吐く息がこもるので、肌が潤っているように感じますよね。
確かに、マスクをつけている間は、高温多湿です。
しかし、マスクを外すと一気にマスクの内側の水分が蒸発して、肌の水分も同時に奪ってしまい乾燥を引き起こします。
では、次の項目で、肌荒れの具体的な対策方法を紹介します。
簡単にできる!マスクによる肌荒れの対策方法【実証済み】
おまたせしました!
簡単にできる肌荒れの具体的な対策方法はこの3つです↓
- 定期的にマスクを取り替える
- ガーゼを挟む
- クリームで肌を保護する
定期的にマスクを取り替える
サージカルマスクは蒸れやすく雑菌が繁殖しやすくなります。
雑菌の繁殖を防ぐには換気が必要です。
休憩中に外すだけでなく、マスク内の衛生をキープするために、午前と午後にチェンジするのがオススメ。
ガーゼを挟む
午前と午後にマスクを取り替える。
コロナ前までは普通にできました。
しかし、コロナによるマスク不足で、支給枚数も限られ、1日に何枚も使うことはできませんよね。
そんなときは、マスクの間にガーゼを入れるだけでも効果はあります。
マスクと同じくらいの大きさのガーゼを挟めばOK。
マスクによる乾燥や摩擦を防ぐことができますよ。
クリームで肌を保護する
マスクを着用する際、メイクはどうしていますか?
どうせ見えないし、マスクで擦れて崩れるからスッピンという人も多いです。(※アイメイクと眉だけ)
ただ、すっぴんはオススメしません。
というのも、すっぴんは、マスクによる肌の摩擦が起きやすくなります。
ファンデーションを塗りたくない人は、ワセリンやヘパリン系のクリームを下地に塗りましょう。
朝に塗れば、塗り直しは不要?
いいえ。こまめに塗り直す必要があります。
塗り直すタイミングとは?
塗り直すおすすめのタイミングは、食事のあと。
歯を磨いたあとに、さっとクリームを塗ればOKです。
歯ブラシと一緒に保湿用のクリームを入れておけばいいけど、それだと継続できない人も出てきます。
なぜなら、人は「めんどくさい」と思うと継続できません。
そこでオススメなのが、ハンドクリームです。
顔にも塗れるハンドクリームをポケットに入れておくことで、グンと継続しやすくなります。
顔にも塗れるオススメのハンドクリームはこれ↓
NALC 薬用ヘパリンハンドクリーム
ブランド名 | NALC |
---|---|
容量 | 40ml |
本体価格 | 2017円 |
手荒れ、乾燥で負けない日本で初めてヘパリン類似物質を配合した薬用ハンドクリーム。
(ヘパリン類似物質とは、医療品ヒルドイドにも含まれている有効成分です。)
肌のバリアを整え、肌みずらが潤いを保てるように作用。
なめらかで柔らかいクリームで、スルスルっと伸びがよくて、塗った後はサラサラ〜。
しっとり潤いが続くけど、ハンドクリーム特有のベタつきがないので、すぐにパソコンのキーボードも打てるし、ボールペンで文字だって書けます。
無香料で顔周りにも◎。
まとめ
マスクによる肌荒れで悩む看護師は多いもの。
サージカルマスクを「シルクのマスク」「ガーゼマスク」に変えたら、少しマシになります。
しかし、感染面ではサージカルマスクが一番。(※最強はN95マスク)
だから、病院で働く看護師は、マスクの素材を変えることはできません。
そんなときは、次の3つの肌荒れ対策を試しましょう。
- 定期的にマスクを取り替える
- ガーゼを挟む
- クリームで肌を保護する
どれも簡単にできる方法だから、継続できるはず。
「あのとき、ちゃんとやっていれば良かった…」と後悔しないために、ぜひ対策してくださいね。