こんにちは、みもです。
今回のテーマは、ナース服（白衣）についた「ボールペンのインク跡」の落とし方についてお話します。
仕事中についうっかり、
ボールペンの先を出したままポケットに入れてしまい、ボールペンのインク跡がピュッ！
「どうせクリーニングに出しても落ちない…。」
と諦めていませんか？
実は…私がそうでした。
クリーニングから戻ってきたナース服にはボールペン跡がくっきり。
最初は1本だけのボールペン跡が2本、3本…と年々増えていきました。
が、しかし、
あるとき、ちょっとの工夫で“なかった汚れ”にすることができる
と知り、私の看護師人生が一転したのです。
そこでこの記事では、ナース服についたボールペンの落とし方を紹介します。
看護師は、清潔に見える身だしなみが求められるので、
白や水色、うすピンクのナース服を着ている看護師さんに絶対に役立つ情報です。
この記事を書いているのは、現役ナースのみもです。
いつも「中堅ナースの日常」を読んでいただき、本当にありがとうございます。
看護師のQOLを爆上げをして「一人でも多くの看護師をハッピーにしたい！」という思いで、このブログを運営。
というのも、私たちが快適に暮らすには「お金」が必要ですよね。
他の仕事よりもちょっと給料がいい看護師を続けるのが◎。
ただし、給料に見合わない過酷な現場もあります。
…で、このブログが最終に目指すのは、「仕事も楽しい、プライベートも楽しい」そんな生活です。
おかげさまで月間8万PVを超え、毎日たくさんの悩める看護師さんに役立っています。
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※ナース服画像の引用：Classico Journal
ナース服についたボールペン跡の落とし方！インク別に紹介します。
まずはボールペン跡の落とし方について解説していきます。
あなたが使用しているボールペンのインクによって落とし方が異なるため、どの種類のインクかチェックしましょう。
ボールペンのインクの種類は3タイプ↓
- 水性＆ゲルインク
- 油性
- ジェットストリーム
ナース服についたボールペン跡をキレイに落とすためにも、正体に合わせた正しいアプローチをしていきましょう。
「水性＆ゲルインク」だった場合の落とし方
ゼブラのSARASAなどの水性ボールペンがナース服に着いてしまった場合、落とし方は何通りかあります。
最も簡単な方法が、
インクがついた部分を水に濡らし、その上からペーパータオルをあて、染み込んだインクが浮き上がってくるのを待つ。
汚れ具合に応じて、これを何度も繰り返した後、通常の洗濯をすればOK。
この方法の次にオススメなのが、水と石鹸を使った方法です。
インクがついた部分に水と石鹸をつけ、もみ洗いします。インク汚れが落ちるまで「もみ洗い」と「濯ぎ」を繰り返し、通常の洗濯をしましょう。
ちなみに、石鹸は手洗い石鹸で代用できるので、トイレで落とすことが可能です。
「油性インク」だった場合の落とし方
あなたが使用しているボールペンが「油性インク」だった場合、病院にあるアレで簡単に落とすことができます。
病院にあるアレとは…
アルコール消毒（ジェルタイプ）
です。
その他に用意するものは、無地の布2枚（ティッシュペーパーやガーゼでも代用可能）。それとビニール袋。
インクを落とす前に、アルコールジェルをナース服に少しだけつけ、繊維を痛めたり、色が変化していないかチェックしましょう。
もし服の繊維に変化があれば、逆に汚してしまうおそれがあります。
ナース服に異常がなければ、
作業台の上にビニール、無地の布（1枚）の順で敷きます。
そこにインクで汚れた部分を下向き（裏側）にして服を載せ、アルコール消毒を数滴たらし、すばやくもう1枚の無地の布で汚れを叩き出します。
このときに、トントン「たたく」ことが重要なポイントです。
絶対に「こすらない」ように注意しましょう。
たたきながら、適宜アルコールジェルを加え、インクが染み出さなくなるまで繰り返します。
「ジェットストリーム」だった場合の落とし方
あなたが普段使っているボールペンがジェットストリームだった場合。
今どきの書きやすいボールペンのインクは、いいとこ取りの水性と油性のハイブリットです。
要するに、ジェットストリームのインク跡を落とすには、水性と油性の両方のアプローチが必要ってこと。
…で、用意するものは、
- 石鹸
- アルコールジェル
- 無地の布2枚
- ビニール
落とす手順は、次の5ステップです↓
- ナース服にアルコールジェルを少しだけつけ、繊維や色の変色がないかチェック
- インクが広がらないように、インクのついた場所を水で濡らし石鹸をつけ、「もみ洗い」と「すすぎ」を繰り返す
- 作業台にビニール、無地の布1枚を敷き、インクで汚れた部分を裏側にしてアルコールジェルを数滴垂らす
- すばやくもう1枚の無地の布で上からトントンと叩き出す
- インクがこれ以上落ちなくなったら水ですすぎ、通常の洗濯をする
時間がたったボールペン跡の汚れの落とし方
ナース服についたボールペンのインクがついた場合、何もしないで放っておくと完全にシミとなり、落ちなくなってしまう可能性があります。
つまり、ボールペン跡がついたらスグに対応すれば落とすことが可能です。
今回紹介した方法は、どれも簡単！
なんですが、忙しい看護師にとって1分1秒も時間が取れないこともあります。
例えば、
急変で対応に追われているとき。
とか、
患者さんを移送中で持ち場を離れることができない。
とか、
通常業務＋オペ＋ナースコールの対応でめちゃくちゃ忙しい。
こんな状況では、ナース服にボールペンのインクがついたと気づいても対応できません。
「あとで…」
と思っていても、ついウッカリ忘れちゃうんですよね。
こうやって私たちを苦しめる、
時間がたったボールペン跡という頑固な汚れが生まれるのです。
そんな汚れを落とすには、除光液を使うのがオススメ。
ただし、除光液を使う場合、注意点が3つあります。
1つ目が、プロピレングリコール類を含むものを使いましょう。（この成分が汚れを落とすのに効果アリ！）
2つ目は、ナース服の生地を傷める恐れがあるので、アルコールジェルを使った落とし方と同じように、ナース服の見えない部分で試しましょう。
3つ目は、部屋の換気を忘れずに行うこと！
…で、詳しいやり方ですが、
ナース服に異常がなければ、無地の布を敷き、インクで汚れた部分を裏側にして除光液を少しずつ垂らします。
無地の布をつかってすばやくトントンと叩きましょう。
少しずつ布をずらしたり、布を取り替えて、落ちるまで繰り返し、汚れが溶け出さなくなったら終了のサイン！
あとは、通常の洗濯でOKです。
最近のボールペンは、使用するインクの種類が異なる！
ここからは、中堅ナースの日常キャラクターの1年目ナース「杏ちゃん」と7年目ナース「亜子先輩」と一緒にわかり易く解説していきます。
ナース服についたボールペンのインク跡をキレイに落としたいなら、汚れの正体を知っておかないと対処はできません。
ボールペン跡をキレイに消すためには、汚れの正体を知っておくことがポイント！
採血するときに、静脈に刺すってくらい基本なことなんだけど、意外と見落としがち…。
というのも、ボールペンのインクの種類が3タイプもあるって気づいていない人が多いからです。
インクの種類によってインクの素材が異なるため、汚れの正体が違うのです。
ちなみに、杏ちゃんが使っているボールペンのインクの種類って何？
油性？水性？それともゲル？
あ…私も使ってるよ！
力を入れなくてもスラスラ書けるし、字がキレイに見えるもんね。
多くの看護師さんに愛用されるジェットストリームのインクは、油性です。
ただし、普通の油性ボールペンとは異なるので、制服についた場合は注意が必要！
え…？
どういうこと？
油性インクでもちょっと違うってこと？
ジェットストリームの大ヒットは、今までの油性ボールペンの常識を覆したからです。
もともと油性ボールペンは、にじみづらいが書き味が重たいのが特徴でした。
しかし、ジェットストリームのインクは従来の油性ボールペンより最大50％の摩擦力を軽減し、書き味を軽くすることに成功。
つまり、油性ボールペンとはインクが異なるため、落とし方も違うのです。
汚れの正体を知り、正しく落としていきましょう。
【まとめ】ポケット周りのボールペン跡から卒業！服についたインクをキレイに落とすコツは汚れの正体にアリ
以上、ナース服についたボールペンのインク跡の落とし方について紹介しました。
キレイに落とすコツは、インク汚れの正体を知ることです。
というのも、ボールペンのインクの種類は、大きく分けて3タイプ。
水性、ゲルインク、油性に分けられ、それぞれのタイプでインク素材が異なります。
下の表を参考に一番効果ある落とし方を行いましょう。
服についた汚れは、すぐに対応すれば簡単に落ちます。
どの方法も5分もあればできるので、休憩時間や勤務終わりの更衣室でササッと行うのが◎。
ナース服の「こんな頑固な汚れ」で困っていませんか？
私たちがナース服の汚れで悩むのは、ボールペンのインク跡だけではありません。
あなたのナース服のポケット周りに、
マッキー（油性ペン）やハンコ（朱肉）の汚れもありませんか？
ルートを入れ替え、日にちを書きノック式マッキーをポケットに入れる際、ペン先を入れる前にポケットに入れてしまい、ナース服にマッキーが…！！
点滴のダブルチェックで使ったハンコ。ポケットに直そうとしたら、ついナース服に押してしまった…。
など、忙しいからこそ、仕事を頑張っているからこその汚れだと思います。
これらのナース服の3大汚れですが、
どの汚れもクリーニングでは落ちない頑固な汚れですよね。
今回のボールペンのインク跡で分かったとおり、汚れの正体がわかっていれば、簡単に落とすことができます。
ぜひ上記の記事を参考にして、清潔感ある身だしなみを保ちましょう。
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