今さら聞けない【看護技術】

サーフローで腫れる原因は3つ【点滴ライン確保のコツ】

悩む看護師
悩む看護師

サーフローが嫌い。

逆血はあっても外筒が進まなかったり、プクーッと腫れてしまったり…。

本当に苦手。

患者さんにも申し訳ないし、先輩にチェンジお願いするのもできないから上手くなりたい!

とお悩みではないですか?

採血ができるようになっても留置針が苦手な看護師さんは多いですよね。

そこでこの記事では、サーフローが苦手なあなたに腫れる原因とコツを紹介していこうと思います。

留置針を克服するヒントにしてくださいね。

サーフローが腫れる原因は3つ【必ずチェックしよう!】

サーフローを入れた瞬間、腫れる原因は3つあります。

腫れる原因3つ
  • 弾力のない血管
  • 蛇行している血管
  • 寝かせて外筒を入れていない
先輩ナース
先輩ナース
なぜ腫れてしまうのか、詳しく解説しますね。

弾力のない血管

まず1つ目の原因は「弾力のない血管」です。

なぜ腫れてしまうのでしょうか?

グニャグニャだったり、ガチガチの血管は脆い血管です。

つまり、穿刺したときに、血管がプクーッと腫れてしまいます

といっても、病棟で働いているとご高齢の患者さんも多く思うような血管が見つけれないことも…。

また、ステロイド内服や抗がん剤治療している人は血管壁が一般の人以上に脆いことが多いです。

先輩ナース
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駆血帯の巻く強さに気をつけて探してみましょう。

駆血帯のベストな巻く強さは【こちら】、会社が違うだけで同じ留置針の「スーパーキャスのコツ」を参考にしてくださいね。

蛇行している血管

2つ目の原因は「蛇行している血管」です。

先ほどと同様、ルートキープに向いていない血管のひとつ。

その理由については知っていると思いますが…一応説明します。

蛇行している血管は、針が貫通してしまい留置できません。

ただし、蛇行している血管でも針の長さ分が確保できれば問題ありません。

針の長さはゲージ(G)が高くなれば短くなります。

ちなみに…

  • 20G(ピンク)は32mm
  • 22G(紺色)は25mm
  • 24G(黄色)は19mm
先輩ナース
先輩ナース

20Gと24Gでは約2倍違います!

寝かせて外筒を入れていない

サーフローで逆血確認できるのは内筒に入った時点です。

でも、まだこの時点では外筒は血管に入っていないので、外筒がしっかり血管に入るためには数ミリ進める必要があります

先輩ナース
先輩ナース
どんな角度でサーフロー針を進めてる?
悩む看護師
悩む看護師
角度は変えずにそのまま進めていますが…?
先輩ナース
先輩ナース
だから、プクーって腫れてしまっていたんだね。

角度を変えずにそのまま挿入したら血管を突き抜けてしまいます。

外筒を血管の中に入れるために、血管の走行に合わせるために角度を浅くして数ミリ進るのがコツだよ!

 

よくあるサーフローの失敗例【ルートキープが苦手な看護師がやりがち】

よくあるサーフローの失敗例2つを紹介していこうと思います。

よくある失敗①

「(内針ハブの)逆血があったー!」と思って、すぐに外筒を進めると血管には入りません。

針を寝かせた状態で2〜3mm進めるのがポイント!

それをせずに延長チューブをつなげて薬液を流すとプクーッと腫れてしまいます。

新人看護師さんでよくある失敗例です。

よくある失敗②

外筒を進めようにも入らずに、少し抜いた内筒を戻して入れ直そうとします。

しかし、血管内で外筒が折り曲がっている状態で内筒を戻すと外筒を突き破ってしまうことがあります。

よくある失敗③

逆流防止弁がついていない留置針を使った際、駆血帯を外してから内筒を抜き、素早く外灯の先端部位を押さえないと血まみれになります。

 

【おさらい】サーフロー(留置針)の手順

この章では、サーフローの手順をおさらいしていきますね。

やり方の手順は次の7ステップ

  1. 物品の準備
  2. 血管を探す
  3. 消毒
  4. 穿刺
  5. 駆血帯を外す
  6. 内筒を抜去する
  7. ラインを接続する
先輩ナース
先輩ナース

ポイントやコツなどを詳しく解説しますね。

①準備する

ドクターの指示を確認して、必要物品を準備しましょう。

用意するものは、

  • 処置用シーツ
  • 手袋
  • 駆血帯
  • 消毒綿
  • 留置針
  • 接続ライン(点滴)
  • フィルムドレッシング材
  • 固定用テープ
  • 針捨てボックス
  • トレイ

②血管を探す

処置用シーツを引き、周りに必要な物品をおいてから、駆血帯を巻き、ルート確保に適した血管を探しましょう。

こんな部位は穿刺を避けよう

  • 関節部位
  • 麻痺側
  • シャント側
  • 乳房切除を行った側の腕
  • 血腫や感染のある部位
  • 同日に穿刺した部位
  • 重症のアトピー性皮膚炎のある部位

③消毒する

穿刺しようとしている部位を消毒綿で、中心から5cm程度の円を描くように消毒し乾くまで待つ。

④穿刺する

皮膚面に沿って5〜20°の角度で穿刺する。

留置針の内筒ハブに逆血が確認できれば、少し寝かせて、針を数ミリ進め、外筒を根本まで進める。

先輩ナース
先輩ナース

穿刺するときに、血管が動かないことは重要!

左右を引っ張ったりして動かないように固定してね。

⑤駆血帯を外す

針がずれないように注意しながら駆血帯を外す。

⑥内筒を抜く

内筒を抜去するときに外筒も抜けてしまうことがあります。

カテーテルハブを押さえるのも忘れずに!

先輩ナース
先輩ナース

もし逆流弁がついていない場合は、外筒の先端がある場所を指で押さえましょう。

⑦ラインと接続する

カテーテルハブに血液を満たして接続すれば、ラインに空気が入るのを防げます。

一連の流れは動画でチェック

 

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最後に…

「サーフローは苦手…」と思う気持ちも分かります。

しかし、採血やルート確保のときは、ダメと思うと精神的に負けてしまい思うように入りません。

「絶対に入る!」と思って挑むのが最大のコツだと思います。

むくんでいたり、糸みたいな血管だったり、ルート確保するのは大変ですが、上手くなりたいと思っているあなたなら大丈夫!

「私はできる!」と呪文を唱えてぜひ挑戦してみてください。

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