「明日、師長に退職を切り出そう!」……次の日になっても言えず。
「師長が忙しくないタイミングを狙おう!」……忙しそうで結局言えずに帰宅。
いつまで経っても言えない期間が続くと、退職したい日までがカウントダウンのようにじわじわと押し迫ってきますよね。
結論から言うと…退職が言いにくいのは、重く捉えていることが原因です。
引止められない理由を用意して、タイミングを計って、ただの業務報告と割り切って伝えることが大切です!
たしかに退職は、個人にとっては大イベント。
しかし、十万人単位の看護師が毎年、退職を切り出しているのも事実なのです。
退職は個人ではなく、取り巻く環境や病院単位で考えると、重く受け止めすぎている自分に気付かされるはず。
辞めることに責任を感じる必要は一切ありませんよ。
そこで本記事では、「退職が言い出しにくいときに試すべき3つのアプローチ」を紹介します。
退職でお悩みの看護師さんはぜひ参考にしてくださいね。
看護師が退職を言いにくい本当の理由
看護師に限らず、「仕事を辞めたいのに、退職が言えない」と悩んでいる方は多いです。
みんなは、どんな理由で退職を言えないのでしょうか。
男女300名に聞いた「仕事辞めたいけど言えない理由」の結果は以下のとおり↓
お金の不安や、周りの目が気になるなど、メンタルな部分が原因という結果でした。
つまり、退職を重く捉えすぎている方が多いってことですね。
しかし、退職は全然、重い決断ではありません。次の章を読めば、あなたもきっとそう思うはずです。
退職が言いにくいなら、ミクロではなく「マクロ」でとらえるべし!
退職が言いにくいなら、ミクロではなく、広い視野「マクロ」で考えてみましょう。
- 2021年は少なくとも13万人の新人看護師が退職を切り出した
- 終身雇用は崩壊する=退職には慣れるべき
- あなたがいなくても病棟は回る
2021年は少なくとも13万人の新人看護師が退職を切り出した
日本看護協会の最新データによると、2021年の新人看護師の退職者数は約13万人と最多となっています。
※就業する看護師の数は1,280,911人(令和2年 衛生行政報告書)
出典:日本看護協会
少なくとも13万人の新人看護師が、上司に「辞めます。」と言えたってことです。
そしてその中には、あなたのように、退職を言い出せずに悩んだ方もいるでしょう。
でも、結果的に辞められているんです。
ですが…!!
世間的にみたら、異端児でもなんでもありません。
13万人の新人看護師が「退職」という人生の選択を選んでいて、あなたも同じような選択をするだけ。
先輩も含めるともっと多くの看護師が辞めています。
仕事を辞めた友人や知り合いも1人や2人はいるはず。
何も恐れることはありませんよ。
終身雇用は崩壊する=退職には慣れるべき
転職は、もはや当たり前になる時代が近づいています。
終身雇用制度は経済が右肩上がりになることを前提に作られている制度であり、年功序列型賃金とセットです。
- 日本経済が低迷期
少子高齢化の影響で年齢を重ねても給料がアップしない - ITの発達
長時間労働ではなく、短期間で成果を残すような生産性を重視 - ビジネスモデルの変化
専門性や即戦力となる人材の必要性が高まっている
この3点から終身雇用制度は崩壊すると予想されています。
あのトヨタ自動車ですら、
「終身雇用を守っていくのは難しい」
とトヨタ社長(元会長)は述べています。
つまり、企業からみると社員をずっと雇用し続けられる保証書のようなものはどこにもないため、途中でリストラされたり、希望退職者を迫る可能性は大いにあるってこと。
それは医療業界でも同様で、看護師もスキルやキャリアが最重視されるような時代になる可能性があるのです。
転職は1度だけではないかもしれません。
ライフスタイルによって働き方を変える看護師は多く、2度、3度経験する可能性もあるでしょう。
プライベートが大事なら、退職することに対して、早めに慣れておくことに越したことはないってわけですね。
あなたがいなくても病棟は回る
看護師の職場はどこも人手不足。
自分がいなくなると、仕事が回らなくなるかもしれないと思うこともありますよね。
自分が抜けて職場に迷惑がかかるかもしれないと思うと、「退職=悪(裏切り)」のように感じる…。
また、師長へ退職を伝えると「辞められたら困る」「なんで辞めるの!?」と言われることもあるかもしれません。
でも、大丈夫。
結果的に病棟は回ります。どんなに人手不足な職場であっても。
看護師が1人抜けて、病院が倒産したというニュースや情報を目にしたことがありますか?
看護師が一斉退職したと話題になった病院ですら倒産していませんよね。
病院もバカではありません。
今までの離職率や退職者数を考えて、わりと多めに採用しています。
一定数の看護師が辞めることを前提に、採用しているってこと!
たしかに…
現場の責任者である師長からすれば、人手が一時的に足りなくなるので嫌がるでしょう。
部下が辞めることで自分の評価がガクンと下がることもあります。
でも結果的には人は補充されます。
私が新卒で働いた病院は、5年以内で辞める看護師が5割超えのよくある大規模の病院でした。
職場の人がどんどん辞めていく中でも仕事は回っていきます。そして人が補充され、辞めていく…の繰り返し。
社員数が5名以下のクリニックであっても、看護師が辞めたら、派遣など高額バイトを使ってでも補充するでしょう。
自分の退職を重く受け止めすぎては、行動がしづらくなりますよ。
私たちは病院のたかが歯車のパーツのひとつに過ぎません。
歯車が1つ欠けても、形を変え、新しいパーツを補充しながら回っていく。
それが職場なのです。
辞めることに責任を感じる必要は一切ないでしょ?
看護師必見!退職を言いにくいときに試してみるべき3つのアプローチ
退職は、個人にとっては大きなイベントですが、世間や病院にとってはよくある話です。
ようするに、退職の申し出は、あくまでも申し送りや業務報告と同じってこと。
どうやって師長に退職を切り出すか、どう話していくのか。
まずは作戦を練ってイメージしましょう。
具体的なアプローチは次の3つ↓
- 師長がヒマになる時間帯を探る
- 「大事な話をしたいので…」と個室へ呼び出す
- 確実に退職できる理由を話す
怖い師長だとガチガチに緊張しますが、
イメトレしておけば淡々と報告することができますよ!
看護師長がヒマになる時間帯を探る
師長の1日のルーティンを観察しましょう。
まずは手が空く時間帯を探るのです。
師長が怖い人、パワハラの加害者だった場合、人事部や看護部長のほうが言い出しやすいですよね。
でも、先に人事部や上層部に話してしまうと、直属の上司である看護師長からすれば「なんで私に言わなかった…?」と不信感を持つことになります。
さらに監督不足ということで、看護師長の評価が下がる可能性もあり、トラブルのもとになってしまいます。
また、忙しいときに話してしまうと「ちょっと後にして!」とまともに取り合ってくれない場合も。
退職の話は少なくとも10分ほどはかかります。
「退職します」「はい、わかりました。」とはならないのです。
「大事な話がしたいので…」と個室へ呼び出す
師長に声をかける時のポイントは、いつもとは違う態度をみせること。
なぜかというと…
いつもと同じように声をかけると、後回しにされることがあるからです。
「え…?何かあったの?」
と思わせるような声のかけ方にするのがポイント!
私が実際に退職の話をした時は、
「大事な話をしたいので、どこか個室でお時間頂戴いただけますか?」と神妙な顔をわざと作って話しかけました。
こんなふうに声をかければ「ここで」とは言われませんが、万が一の場合は「個室で話したいんです」と食い下がりましょう。
せっかちでめんどくさがりの上司でも、個室で話させてもらえるように、強い意思をもって話しかけてくださいね。
確実に退職できる理由を話す
個室で座って話をする場までもってこれたら、あとは退職理由をハッキリ伝えましょう。
師長からすれば、自信なさげに曖昧な口調で話されると、退職の相談だと思ってしまいます。
つまり、引き止められる余地があると思うのです。
申し送りと同じで、曖昧な表現はNG!
つねに断定的にハッキリ話すことを意識しましょう。
ここで大事なのは、確実に退職できる理由を話すこと。
現在の職場では改善が不可能である退職理由を話しましょう。
これらの理由は、あくまで「これからのこと」なので、退職を伝える時点ではウソになりません。
とはいえ、キャリアなんてどうでもいい、ただゆるく働きたいという方もいると思います。
そんな方は、「家庭の事情」「体調不良」など今の職場ではどうにもできない理由がおすすめです。
仮にウソだとバレても問題にならないような退職理由を考えてみよう!
退職を言いにくい看護師が、「確実に」辞めるための対処方法
ここでは確実に退職したい看護師さんに向けて、とっておきの対処法を紹介しますね。
対処法①転職先から内定をもらっておく
対処法の中でもっとも有効な方法が、転職先を先に決めておくこと。
退職してもすぐに働くことができるので、安定した収入が保障されるのは大きいですよね。
それに転職活動したら、労働条件とか、職場環境とか、今の病院と自然に比べてしまうもの。
もし今よりも良い条件の職場だった場合、辞めることに迷いがなくなりますよね?
対処法②新人看護師が入職するタイミングで退職する
できるだけ周りの人に迷惑をかけずに辞めたい…と思っているなら、「人員が補充されやすい時期」を狙って退職しましょう。
病院の人員補充が最もされやすい時期は、「年度末」です。
新人看護師の入職や人事異動で人の入れ替わりが一番激しい時期ですよね。
ようするに、3月いっぱいで退職すれば…
すんなりと辞めることができるし、多くの人が異動や退職をするので大きな注目を集めることはありませんよ!
対処法③それでも退職すると言いにくい、怖い…ならプロに任せよう!
ここまで退職を伝える勇気が持てるような考え方や、退職の伝え方を説明してきました。
とはいえ、師長に最後まで退職を言い出せずに辞めれない看護師は、世の中にたくさんいます。
で、ここで1つ、重要なことがあります!
それはプロに依頼して辞めた看護師も13万人の中に含まれているという紛れもない事実。
ようするに、お金で退職代行業者を雇って、今の辞めたい病院から解放される人生を生み出せるということです。
料金は約3万円ほど。
たった3万円で嫌な病院から解放される人生が拓けちゃうのです。
これらの負のエネルギーから約3万円で解放されます。
もっと言うと…
明日から病院という呪縛から開放される自由と、人生を見つめ直す時間が手に入ります。
それが退職代行です。
どうしても辞めさせてくれない病院でも、専門家が正しい手順で退職を進めるので、確実に辞められるのが大きなメリットです。
数日前、病棟看護師1年目の子が何人か代行サービスで退職した。その時、師長から「ツラいのは分かるけどみんなそうだし、私も辞めたいわよー」って俺と談笑してたんだけど。
その師長も代行サービスで辞めたと知ってビックリした金曜の昼。
(退職とか代行をどうこう言ってるわけではありません✋)— エルネコ@はいぱーVALOPEXもーど (@k_neko2014) June 25, 2021
退職代行って常識ない人が使うイメージがありますが、
辞めたい人がこぞって使うサービスです。
おすすめの退職代行は老舗の「ガーディアン」
無料相談 | ○ |
金額 | 29,800円(税込) ※追加料金なし |
即日退職 | ○ |
退職年齢 | 全年齢対応 |
信頼性 | 労働組合法人が運営 (交渉権有) |
退職成功率 | 100% |
補償制度 | なし |
ガーディアンのように代理交渉権を持っているサービスであれば…
退職日の調整、未払い給料や残業代の請求、お礼奉公の返済など、病院と交渉ができるので、納得のある退職ができます。
さらに退職代行ガーディアンの運営会社「東京労働経済組合」は、1999年創立と長い歴史を誇ります。
退職代行における交渉ノウハウは長年蓄積さており、安心できるサービスと言えますね。
⇒低費用で確実な退職代行【退職代行ガーディアン】
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【まとめ】退職が言いにくい時は視野を広げて考えよう
以上、退職すると言いにくい看護師さんに向けて、勇気が持てるような考え方やイメトレをお話しました。
本記事の内容を以下にまとめておきますね!
退職すると言いにくい看護師さんは、退職を重く捉えすぎていて言いにくくなっているかもしれません。
視野をほんのちょっと、広く持って考えてみると、大きく自分の人生が飛躍しますよ。
ちなみに、退職すると言った後の気まずい空気が心配、不安という方は、引き続き以下の記事を読んでみてくださいね。