面接が終盤にさしかかると、面接官から「何か質問がありますか?」と促され質疑応答になります。
不安や疑問に思っていることを聞くチャンスです。
たくさん質問しすぎるのも考え物ですが、全く質問がない場合はやる気がないと思われても仕方ないでしょう。
そこでこの記事では、面接官に評価されやすい質問、NGな質問を紹介します。
この記事を書いているのは現役ナースの「みも」です。
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面接で応募者が逆質問をする目的
面接で逆質問したほうが良いと言われているのには、いろいろ理由があります。
実際、多くの看護師たちは目的を持って質問の内容を考え、逆質問をしています。
目的①自分を印象づける
面接官に自分を印象づけることは、逆質問の目的のひとつ。
というのも、
面接でほかの応募者と似たような内容しか話していないと、面接官の印象には残らないケースもあります。
ほかの応募者と経歴などに差がない場合、印象が薄いと採用者の候補から外れされてしまうかもしれません。
ユニークな視点から疑問点を聞いたりすると、面接官に名前を覚えてもらえる可能性がありますよね。
目的②やる気をアピールする
やはり逆質問をする目的で多いのが、やる気をアピールすることです。
志望動機や自己PRを聞かれたときにうまく話せなかったり、意欲を強調するのを忘れてしまっても逆質問をして挽回できる可能性があります。
目的③病院のサービスを熟知していることを知ってもらう
逆質問の内容次第では、応募した病院についてさまざまな面から情報を集めていることを、面接官に知ってもらえます。
例えば、ホームページに記載されていない情報を知っていたり、活動について詳しかったりすると「当院について十分に勉強している」と評価してもらえるかもしれません。
逆質問は面接官にどう思われてる?
面接官は、応募者の見極めをするために逆質問をします。
「何か質問はありますか?」と聞かれた際、何も聞かずに済ませてしまうとマイナスの評価を得ることもあるため注意が必要です。
ところが、逆質問が面接官にどう思われるかは、質問の内容や話し方で変わってきます。
つまり、質問したのに「ありません」と言ったときと同じマイナス評価になることもあるのです。
内容や聞き方を間違えてしまい、評価が下がることは避けたいですよね。
逆質問を促すときに面接官が本当に知りたいことは、次の3つ↓
- 自院にどれくらい興味を持っているか
- 仕事への意欲があるのか
- 入職してから周囲とうまくやりとりができるか
病院に対しての質問は、その病院にある程度の興味を持っていないと思い浮かびません。
ですので、積極的に質問してくる人は、自院について興味を持っている人だと判断できるでしょう。
また、逆質問はその人の意欲を知るうえでも参考になります。
というのも、
面接官に好感を与える逆質問をする人は、実際に自分がその仕事をしているとイメージして話しているケースがほとんど。
応募者を選別するうえでも、逆質問を促すことはメリットがあるのです。
面接官から評価されやすい逆質問はこれ!
逆質問には、面接官に評価されやすい内容があります。
転職の面接で好感を与えやすい質問をちょっと覗いておきましょう。
入職までに勉強しておくことはありませんか?
面接では、「この病院で働きたい」だけでなく「活躍したい」「貢献したい」という意思や意欲を見せることが大切です。
ほんと、ここ大事!
面接官にあなたが働いているイメージさせることができれば、現実味が湧いてきます。
それに入職することを想定して、努力しようとしている姿勢を示すことは、面接官にも好印象となるでしょう。
こちらで働いている看護師の1日スケジュールを教えて下さい
病院側は入職後のミスマッチを可能な限り防ぎたいと思っています。
ですので、
このような実際に働いている姿をイメージしようとする質問は好印象につながるってワケです。
また、看護師の出勤時間や退勤時間もわかり、残業時間のだいたいの目安を推測することもできるので、忙しさをさり気なく確認できちゃいます。
聞いてはいけない!評価が下がるNGな逆質問とは?
面接では、逆質問をすることで評価が下がってしまうケースも少なくありません。
面接官にマイナスな印象を与える質問は、面接ではNGです。
避けたほうが良い質問をピックアップしました。
基本給と手当について教えて下さい
給料に関する質問は、逆質問では避けたほうが無難です。
このような情報は、たいてい募集要項などに記載されています。
そのため、「分かっていることをわざわざ質問するのか」と面接官が不信に思ったり、「肝心な仕事内容よりも待遇のほうが気になる人」という印象を与えかねません。
休みは取得しやすいですか?
この質問も、仕事への意欲を疑われる可能性が高いです。
まだ採用が決まっていない段階で有給休暇などの詳細について聞くと、面接官に不快感を与えることがあります。
募集要項に記載されている年間休日数なども逆質問では聞かないようにしましょう。
配属先は忙しいですか?
前職が忙しくて、次の職場ではゆっくり働きたいと思っている看護師さんも多いです。
しかし、このような質問だと、やる気のなさを疑われかねません。
「皆さんは何時くらいにお帰りになっていますか?」といった風にオブラートに包んだ聞き方をするのが◎。
面接で逆質問をするときの注意点
面接で逆質問をするときに気をつけることがいくつかあります。
例えば、以下のようなことは注意が必要です。
- 逆質問するタイミング
- 質問の数
逆質問をするのは、面接官から促されてから行うのが一般的です。
面接の途中で、面接官の言葉を遮って逆質問したり、入室してすぐに自分のほうから逆質問を切り出したりするのは避けたいところ。
というのも、
日本の採用面接では、面接をする側のペースでヒアリングを進めていくスタイルが主流です。
面接官のペースを乱すと、悪い印象を与えかねません。
また、質問数も気をつけておくべきポイントです。
逆質問するのが効果的であっても、多すぎると面接官が負担に感じるかもしれないからです。
さらに、面接が長引いてしまうと、その日に予定している他の応募者の面接に影響を与えてしまったり。
通常業務の時間を割いて行われているケースも少なくありません。
必要以上に面接を流させないためにも、簡潔にまとめておきましょう。
吟味した逆質問は、面接官に好印象を与える!
質問の内容次第では、逆質問が効果的になります。
採用にプラスの影響を与えるためには、質問の内容をしっかりと吟味することが大切になるでしょう。
面接官の立場から内容を考えてみると、良い質問かNGな質問かだいたい判断できるはずです。
転職活動のルールや常識なども考慮して、好印象を与える質問を考えてみましょう。
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