看護師の勤務は忙しく、体力的にも精神的にも負担が大きいもの。
そんな中で休みが多い職場を選ぶことは、ストレスを減らし、心身の健康を維持するためにも大切です。
そこでこの記事では、看護師さんに向けて「休みが多い」職場の選び方とおすすめの5選をご紹介します。
看護師が「休みをしっかりとれる職場」を選ぶために必要な3つのポイント
看護師が転職する際、「転職先の選び方」はとても重要です。
とくに休みが多い職場を選ぶことは、体力的にも精神的にも負担が少なく、長く働くためには必要なポイント!
ここでは、「休みが多い」職場の選び方について、わかりやすく解説していきます。
ポイント①勤務形態に注目しよう
看護師にとって、勤務形態は大きなポイントの一つです。
というのも、勤務形態によって休みの日数が大きく変わるため、自分に合った勤務形態を選ぶことが重要です。
例えば…
週5日勤務の場合、1週間に5日間勤務し、残りの2日間が休みになります。
一方で、週3日勤務だと、1週間に3日間勤務し、残りの4日間が休みになり、勤務日数が少ない分、休みの日数が多くなるのです。
また、週4日勤務の場合は、1週間に4日間勤務し、残りの3日間が休みになります。
週5日勤務の場合に比べると、1日間だけではありますが、毎週1日間だけ休みが多く取れることになりますよね。
このように、勤務日数が少ないほど、休みの日数が増える傾向があります。
また、夜勤専従の場合、休みが多くなる傾向があります。
夜勤専従の場合は、夜勤の回数が決まっており、夜勤を終えた日には必ず休みが取れるため、休みの日数が多くなるのです。
自分に合った勤務形態を選ぶことで、休みが多い職場を選びやすくなります。
まずは自分がどのような勤務形態が合うかを考え、そのうえで休みが多い職場を探しましょう!
ポイント②福利厚生をチェックしよう
休みが多い職場を選ぶうえで、休暇制度や福利厚生も重要なポイントとなります。
まずは、有給休暇の取得しやすさを確認しましょう。
有給休暇は、勤務した期間に応じて付与される休暇であり、適切に取得することで、長期的な健康維持やリフレッシュに繋がります。
また、年末年始や夏季休暇の取得しやすさも重要です。
例えば、年末年始に長期休暇を取得しやすい職場では、家族や友人とゆっくり過ごすことができ、メンタルのリフレッシュに繋がりますよね。
さらに、育児休暇や介護休暇などの制度が整っている職場は、休みの確保がしやすくなります。子育てや介護をしながら仕事を続けることができ、働きやすい環境が整っているってこと。
これらのポイントを踏まえたうえで、
自分に合った勤務形態と休暇制度が整った職場を選ぶことが、休みが多い職場を見つける上での鍵となります。
ポイント③職場の雰囲気を確認しよう
看護師にとって、職場の雰囲気や人間関係は非常に重要なポイントです。
良好な人間関係が築かれている職場では、お互いに支え合いながら働くことができます。
そのため、職場見学や口コミサイトなどを活用して、職場の雰囲気や人間関係を事前に調べておくことが大切!
例えば、職場見学をする際には、スタッフ同士のコミュニケーションや雰囲気、患者さんとの接し方などをチェックしましょう。
また、実際に現場で働く看護師の方に直接話を聞くことも有効です。
知り合いがいないという場合は、口コミサイトを活用するのがおすすめ。
職場の雰囲気や人間関係、上司や先輩との関係などが詳しく掲載されています。これらの情報を収集することで、自分に合った職場を見つけることができるでしょう。
良好な人間関係が築かれている職場では、お互いに支え合いながら働くことができるため、ストレスを感じずに働くことができますよ。
また、職場の雰囲気が良い場合、仕事に対するやる気も増し、モチベーションも上がるので良いことづくし!
看護師が選ぶ!休みが多い職場5選
看護師の勤務形態は夜勤や土日祝日出勤があるため、休みが少ないというイメージがあります。
しかし、実際には休みが多い職場も存在します。
ここでは、休みが多いと評判の看護師の職場を5つ紹介します。
救急医療センター
意外かもしれませんが、
救急医療センターはの年間休日数は平均して120日前後。
他の職場よりも休みが多いという特徴があります。
24時間体制で患者の受け入れ・診療を行っているため、夜勤や交替勤務があることが多いですが、それでも勤務日数が少ないため、しっかりと休息をとることができるのです。
とはいえ、急患の対応に迫られることもあるため、勤務中は常に緊張感のある環境で働くことになりますが、その分、プロ意識ややりがいを感じることができるでしょう。
療養型病院
療養型病院は、入院患者の治療を中心に行っており、比較的人員が確保されているため、休日が取りやすいと言われています。
実際に、療養型病院で働く看護師の平均年間休日数は、約120日以上。
日本看護協会が発表した2021年版「看護職員の就業実態調査結果」によると、看護師の平均年間休日数は109.7日です。
つまり、この数字を見ると、他の病院に比べて休みが多いことがわかりますよね。
また、療養型病院によっては、週休3日制や、ローテーションで連続休暇を取りやすいシフト制度を採用しているところもあります。
仕事とプライベートのバランスを取りやすい職場環境が整っているので、休みを重視する看護師にとっては魅力的な職場と言えるでしょう。
訪問看護ステーション
訪問看護ステーションは、在宅での看護を行う施設です。
看護師が患者さんの家庭を訪問し、治療や介護を行うことが主な業務となります。
訪問看護ステーションの平均年間休日数は120日以上なので、他の看護師の職場よりも多く、休みが取りやすい環境が整っていると言えるでしょう。
また、勤務時間や勤務日数も比較的柔軟で、自分のスケジュールに合わせて働くことができるというメリットがあります。
ただし、訪問先によっては交通の便が悪い場所や、介護が必要な高齢者の家庭に訪問するため、身体的にも精神的にも負担が大きいこともあるため、勤務内容については事前によく確認することが大切です。
大学病院
大学病院は、高度な医療を提供するために、常に最新の医療技術や知識を取り入れています。
その一方で、看護師の労働環境にも力を入れており、年間休日数が多いという特徴があります。(大学病院の看護師の平均年間休日数は120日以上)
また、勤務時間のシフト制や休暇制度が充実しているところが多いため、働きやすいと評判です。
大学病院は、教育や研究にも力を入れているため、看護師としてのスキルアップが期待できるという魅力もあります。
人間ドック専門施設
人間ドック専門施設は、健康診断を専門に行う施設。
人間ドック専門施設で働く看護師の年間休日数は、一般的には週休2日制で、年間休日数は120日前後が多いです。
また、人間ドック専門施設は、一般的な病院と比べて、比較的落ち着いた雰囲気で働くことができるというメリットもあります。
私も実際に働いていますが、非常に働きやすい環境であるため、看護師の離職率が低い施設も多いですよ。
まとめ
看護師として働くうえで、休みが多い職場を選ぶことはとても重要です。
長時間勤務や夜勤などの激務に加え、ストレスや疲れが溜まりやすい職場でもあるため、しっかりと休息をとることは、自分自身の健康を守ることにつながります。
そのため、休みが多くストレスを感じずに働ける職場を選ぶことが大切です。
具体的には、勤務形態や休暇制度、福利厚生、職場の雰囲気や人間関係など、様々なポイントを抑えて選ぶことが必要です。
また、自分自身の希望やライフスタイルに合わせた勤務形態を選ぶことも重要です。
週5日勤務が良い人もいれば、週3日勤務が合う人もいるでしょう。
自分自身の体調やライフスタイルに合わせて、無理なく働ける勤務形態を選ぶことが大切です。
休みが多い職場を選ぶことは、自分自身を守るための重要な選択です。
自分自身の健康を守ることで、より良い看護師として働くことができます。
ぜひポイントを抑えた上で、自分に合った職場を選んでくださいね。