転職したいけど、今の仕事が忙しくてなかなか転職活動ができない看護師さんって多いですよね。
私もそういう状況だったことがあります。
そんなときにいろいろ工夫しながらやっていたので、その時の体験談や私の考えを共有しておこうと思います。
「転職したい!」と心の底から思っている看護師さんはぜひ参考にしてくださいね。
私が経験した転職時のパターン2つ
パターンごとにお話ししますね。
パターン①「辛すぎる」と勢いで仕事を辞めたとき
以前の記事「退職のタイミングは転職先が決まる前?それとも後?」でも言いましたが、
とりあえず3年は働くと決めていたのに、辛すぎて2年目で病院を辞めたことがあります。
そのときは辞める前からコソコソ転職活動していて、辞めたと同時に次へ入職したので金銭的な不安など心労はありませんでした。
新人看護師ではあったものの、割りとスムーズに転職ができたんです。
パターン②「どうせすぐ見つかる」と勢いで仕事を辞めたとき
次に転職したときは「転職先はまだ見つかっていないけど、すぐに見つかるだろう…♪」と思って勢いで辞めちゃったんですね。
そうしたら…
なっかなか見つからなくて金銭的に苦痛な状況に陥りました。
びっくりするぐらい落ちていき、私の精神もどん底に…。
もう二度とあの時のような気持ちにはなりたくないくらい、心労は半端なかったですね。
転職は大きな心労を伴うから、心の負担は軽くしたほうがいい
転職先が簡単に見つかるなら、それに越したことはないです。
だって、辞める前に決まっていれば、何も心配する必要はありませんよね?
とはいえ、辞めた後でもすぐに見つかる自信があるのなら、勢いで辞めても全然いいと思います。
が、しかし!!
上述した2つ目の転職を終えて痛感したことがあります。
それは…
仕事がつらい→勢いで辞める→転職先が見つからない→貯金がどんどん減っていく→お金の不安→転職先が見つからない…→貯金が底をつく
こんな流れになっていたら、つらくて病院を辞めて解放されたのに、さらに転職活動でもしんどい目にあうなんて私は耐えられないって思ったんですよ。
ストレスの波が幾度なくやってくるのは絶対に嫌!
ブラック病院から解放されただけでもいいと思うかもしれませんが、
実際に転職活動がうまくいかないで貯金だけが減っていくあの恐怖心はヤバすぎ。
しかも、お金の不安がヤバくなると、どこでもいいから入職してしまうって無計画なパターンになりかねません。
そもそも転職って人生の中でも大きなイベントなので、それにかける時間や心労ってほんとすごいんですね。
できることならスムーズに、そして余計なことを考えずに転職活動は進めたいもの。
で、ここで注意しておきたいことは、
お金が減る恐怖に耐えかねて適当な転職先を見つけるのは、本当に割けたいってことです。
辛すぎるからこそ、限界きたときにすぐに辞められるように準備しておこう!
結局のところ何が言いたいかというと…
「仕事に行きたくない。もう辞めたい。絶対に転職してやる〜!!」って思い立ったときに、まだ心に余裕があるなら、できるだけすぐに準備をしたほうが楽だなってこと。
限界を超えた状態なら別で、
メンタル崩壊寸前で準備なんてできない、これ以上いったら鬱になりそうって方は一刻も早く自分の体を優先すべきです。
例えば、休職したり、どこかの機関に相談したり、自分を守ることが最優先。
体を壊してしまっては転職すらできませんからね。
限界までいっていないけどつらすぎて転職したいって方は、準備しておけばいざとなったときに行動しやすいし、資金も貯めておけば心の余裕も保つことができるんです。
とはいえ、あくまでも私の経験ベースの話なんですが…。
早い段階で、今の職場に対して心が何かざわめいたり、違和感を感じたらその時点で転職を考え始める。
影でコソコソ転職活動を始めたり、資金を貯め始めたり。
ようするに、段取りを整えておくってことですね。
転職するならこういった準備をするのは当たり前のこととは思いますが、
日々の業務に追われてつらすぎる感情が大きいと、勢いで辞めたくなることもあるし、思考もブレますよね。
それに人それぞれ転職活動のしやすさなど事情はあります。
- 在職の仕事が激務すぎて転職活動をする時間がない人
- 転職がバレないか心配で動けない人
- 働いていなくても転職活動をゆっくりできるほど貯金がある人
…などなど。
私がいま紹介している段取りを簡単にできない方も多いかもしれませんが、可能なら転職先から内定をもらうところまで進めておくことがベストですね。
ただ、準備にもいろいろあって、
- 求人サイトや看護師転職サイトに登録だけしておく
- 気になる求人をお気に入り追加しておく
- 転職活動中の生活費を貯める
- 副業して転職活動中の生活費を貯める
など、下準備はたくさんできます。
私はひたすら看護師転職サイトで希望条件にあう求人を探していました。新着求人をいち早くゲットできるよう担当者にお願いしていましたね。
最後に…
私は転職先が見つからない不安に押しつぶされそうになりました。
あんな経験、もう二度としたくないです。
つらい職場から解放されたい気持ちの勢いに任せず、心にまだ余裕があるなら下準備をコソコソ進めておくべきだと思いましたね。
ところが、
「仕事がつらいから辞めたい」と発言すれば、一部の人から「それは甘え」と返ってくることがあります。
ハッキリ言うと、甘えなんかではありません。
仕事には向き不向きがあるし、診療科が同じであっても職場によって業務内容が異なります。
つらいと思ったら変えていいんです。
じゃないとメンタルが崩壊してしまいますよ。
それに仕事がつらいから我慢しなくちゃいけないって、一種の洗脳のように聞こえます。
本来、私たちは好きなことをしていいはず。
好きなことをするために生まれたといっても過言ではないと私は思っています。