選考のなかで最初に自分をアピール書類が「履歴書」です。
場合によっては書類選考で落とされるケースもあるので、慎重に仕上げなければなりません。
そこでこの記事では、内定を勝ちとる可能性を少しでも上げるため、履歴書を書くときに気をつけるポイントやコツを紹介します。
この記事を書いているのは現役ナースの「みも」です。
新人看護師さんや看護学生さんの
考える・見直す・はじめる、そんなきっかけになればと思い当ブログを運営しています。
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転職活動中のナース必見!「履歴書」で見られているポイント
履歴書でまず見られるのは、あなたがこれまでやってきたことです。
前職ではどんな病棟にいて、どんな仕事内容をしてきたのか。
自院とマッチするかどうか、自院であなたを育てられるかどうか、このポイントでチェックします。
というのも、
前職の経験を自院でどのように活かし、入職させることで得られるメリットなどを見出すポイントになるからです。
以前の記事「転職のゴールは入職ではない」でも言いましたが、病院はとにかく優秀な人材を募集しようとは思っていません。
病院の需要にマッチする人材を求めています。
これは私たちがパートナーを探すときに優しい人とか、面白い人と探すのと同じで、条件に当てはまらない人は興味すら持ってもらえません。
アウトオブ眼中とならないためにも、
応募病院の求める人材にフィットするよう、なるべく具体的な仕事内容を記載し、採用担当者に入職後のあなたの活躍をイメージしてもらいましょう。
また、過去の仕事の成果についても記載することが重要です。
採用担当者はあなたの能力を把握しようとしています。
能力が把握できれば、即戦力として採用できるか、自院の仕事で活躍できるかなどの判断が可能です。
とはいえ、看護は数字として出なかったり、明確な事実としての実績を書くのが難しければ「やりがいを感じたこと」や「頑張ったこと」を書いても構いません。
そして、退職理由も見られているポイントです。
看護師は1日や2日なども含めて短期間で辞める人も多いし、前職でうまくいかなかった原因を環境や上司、先輩ナースだけのせいにする人もいます。
他責傾向がある人物かどうか、すぐに退職するのではないかなどはチェックするため退職理由は必ず見られるポイントです。
もしネガティブな理由で退職している場合は、退職理由のフォーマットの使用は避けたほうが◎。
「履歴書」「職務経歴書」の書き方のコツ
あなたも分かっているとおり、
履歴書の中で採用担当者へ自分をアピールできる大きなポイントは志望動機や自己PRです。
志望動機を書く際は、以下のような病院側が知りたいポイントに絞って記載しましょう。
- 長く働けるか
- 入職意欲・熱意が高いか
- 強みを生かして病院に貢献できるか
この3つのポイントに結び付けられるエピソードを盛り込むと、より効果的に採用担当者へアピールができます。
自己PRに関しては、スキルの棚卸しを行い、強みを見出すことが大切。
仕事での成果や周囲からの評価、勉強などを通じて得たスキル・知識などを洗い出していきましょう。
また、職務経歴書では、職務要約や経歴、資格、スキルなどより具体的なアピールポイントを盛り込みます。
とくに、経歴は自身の人生や過去の仕事内容を伝えられる絶好のチャンス!
病院の規模や行った業務などしっかり記載しましょう。
過去の仕事の実績や成果などをアピールする部分では、行った工夫や自分のポジションなども具体的に記載します。
小さいことでも採用担当者の目に留まる可能性があるので、スキルなどすべて記載することが大切です。
「履歴書」「職務経歴書」を書く際に心掛けること
履歴書にしても、職務経歴書にしても、細かい書き方やルールが決まっているワケではありません。
しかし、マナーや伝わりやすい書き方などは心掛けることが大切です。
例えば、字の大きさやバランスなどが崩れていると、採用担当者は読みづらいですよね。
そもそもそんな履歴書を手にとった瞬間「読みたくない」と思ってしまうかもしれません。
たとえ字が下手でも丁寧に書いて、読みやすい履歴書・職務経歴書を作ることを心がけましょう。
さらに、長い文章は読みにくくなる原因です。
なるべく簡潔に書いたり、箇条書きなどを利用しつつ読みやすさを心がけましょう。
また、内容に関しては、「できること」と「やりたいこと」をセットに記載します。
というのも、
とくに志望動機や自己PRなどでは、向上心や将来性などを評価してもらえる可能性があるからです。
ただできることだけをアピールしても、入職してからどのような活躍に期待できるのかが伝わりません。
これまでの経験から将来的にやりたいこと、入職して配属された部署でそのような活躍がしたいかなど具体的に書きましょう。
「履歴書」「職務経歴書」を書く際に気をつけることや注意点
応募書類を書く際、一番気をつけることは「誤字脱字」や「略語」がないことです。
信用を損ねかねないことはもちろん、これらの書類はあなたの経歴や実績を証明するものなので、正確に記入しなければなりません。
また、履歴書・職務経歴書では、空欄を作らないよう記載しましょう。
採用担当者によっては、空欄があると真剣に書いていないのではと考えるケースがあります。
スッカスカの履歴書よりも、ビッシリ書かれている履歴書のほうがやる気や熱意を感じますよね?
入職意欲や熱意を伝えるためにも、フォーマットに設けられた項目はすべて埋めることが大切です。
「特になし」「ありません」といった文言も空欄と同じ意味合いになるので注意しましょう。
あと意外にやってしまいがちなのが、他の病院へ応募したときの内容の使い回しや、インターネットにあるテンプレートなどをそのまま使用すること。
これもNGです。
使いまわしの場合は、内容が応募病院に沿っていなかったり、どの病院にもあてはまるような志望動機になっているケースもあります。
そもそも入職の意欲が伝わる志望動機にするには、応募病院ならではの内容に仕上げることが必須です。
テンプレートに関しては、書き方の参考にすれば問題ありません。
しかし、文脈やアピール内容を真似てしまうと採用担当者にバレてしまう恐れがあります。
採用担当者はこれまでに何人もの応募者を見てきた採用のプロです。
似たような内容であれば見抜かれてしまうので、参考にする程度に抑えましょう。
もし応募病院ごとのオリジナルの内容に書くのが難しい場合は、履歴書に関して的確なアドバイスをくれる看護師転職サイトを使うのもひとつの手ですよ。
まとめ
書類選考は、次の面接につなげる大事なポイントです。
さらに面接中は履歴書をもとに質問されることが多いので、適当な内容を書いてしまうと面接でうまく回答できない可能性があります。
面接内容を重視している転職者もいますが、履歴書で落とされる可能性があることを念頭に置いたうえで、十分に時間をとって準備しましょう。
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