看護師にとって、働きやすい職場は欠かせません。
働きやすい職場は人によって条件は異なりますが、
仕事内容よりも人間関係が大事と思っている方も多いことでしょう。
…で、これから産休に入るあなたに最も重要なのが、
産休明けも良好な関係を築くための、産休前の「挨拶」。
復帰後の働きやすさに大きく関係するため、念入りに伝える文章を考えましょう。
ただ、看護師の場合は、シフト勤務もあって、産休に入る前に直接挨拶できない人もいます。
お菓子に「手紙」を添えておけば、「挨拶もなしに…!」とあなたに敵意を向ける人はいないはず。
そこでこの記事では、復帰後、働きやすくなる「手紙」の書き方を紹介します。
実際に産休に入る前に書いた文面(例文)や添えたお菓子もピックアップしているので、ぜひ参考にしてくださいね。
この記事を書いているのは、看護師のみも。
健診クリニックで働く15年目のナースです。
常勤で働きながら27歳で長男、30歳で次男を出産。
産休&育休をとり、復職しましたが、苦い経験もあります。
長男を妊娠した際、呼吸器内科のクリニック(常勤)で働いていて、産休後復職する予定でした。
しかし、マタハラをはじめいくつか復職に不安を覚えたため、産休中に退職し、長男が3ヶ月のときに今の健診クリニックへ転職しました。
そんな経緯もあり、次男の出産時の育休前ではいろんな根回しをしました。
うまくいったおかげで、勤続年数10年目です。
もっと詳しいプロフィールが知りたい方は【こちら】
看護師が、産休前にしておきたいこと!
わたしも経験しましたが、
看護師で妊娠するのは本当に本当に大変です。
妊娠中にできない仕事(夜勤、感染症の対応、造影、力仕事など)があるので、他のスタッフに負担をかけることになります。
どの病院も常に人手不足。突然の休みは嫌われます。
コロナになって休みやすくなりましたが、
実際に高熱が出ても解熱剤を飲んで働く看護師も多いですよね。
それなのに、妊娠中は体調不良で突然休むことも。(つわりがひどくて何度も迷惑をかけてしまった経験があります…泣)
「大丈夫?」と心配してくれる看護師さんもいますが、「ほんと迷惑!」と思っている看護師さんも少なからずいます。(口には出さなくても、態度でなんとな〜く雰囲気で分かる)
そんな状況での妊娠です。
無事に産休に入れるのは、スタッフのおかげ。
そして、産休に入るという事は仕事に穴をあけるということです。
女性の権利なので気に病む必要はないですが、引き継ぎや後任者がいなければマイナスの状態。
復帰後も同じメンバーで働くので、しっかりお礼を言ってから産休に入りたいですね。
復帰後、働きやすくなる!お菓子に添える「手紙」の例文
ほとんどの看護師は、シフト制です。
産休前日に挨拶周りをしますが、当日会えないスタッフもいますよね。
シフトをみて最後に会う日はチェックしておきたいところ。でも、色んな事情が重なりちゃんと挨拶できないこともあります。
お世話になったお礼として休憩室にお菓子と手紙を置いておけば、「ふーん。そうなんだ〜」と目を通してくれますよ。
お菓子に添える手紙の例文はこちら↓
お疲れ様です。
〇月〇日より、産休に入らせていただくことになりました。
産休後は引き続き育児休暇に入るため、1年後の復帰を予定しております。
これまで体調の悪い時など突然の休暇をいただくこともあり、ご迷惑をおかけすることも多々ありましたが、
温かい言葉とお気遣いをいただき、大変感謝しております。
復帰後にまたお仕事をご一緒するのを楽しみにしております。
今後もどうぞよろしくお願いします。
休憩中にサラ〜っと読んで貰える内容にしました。
これ以上ダラダラと書いても、しつこくなるだけ。
産休に入る日、復帰する日、お礼の言葉、復帰後のコトをコンパクトに書きましょう!
あとこの手紙に添えるお菓子は、とにかく質よりも量です。1人1個よりも何回も食べれるモノが喜ばれます。
例えば、ヨックモックの「シガール」なんかは、みんな大好きですよね。
ヨックモックの「シガール」が嫌い!という人にわたしは出会ったことありません。
ついついあると食べちゃうんですよね。
美味しいだけでなく、贈る側にも嬉しいことがあります。
そう、
48本入りで3240円というコスパの高さ!
もらった人も思わず笑顔になるし、贈るほうも美味しいもの安く贈れるので本当に助かるお菓子です。
もちろんお世話になった皆さんに高級お菓子を贈りたい気持ちはあります。
しかし、出産&子育ては何かとお金が必要なので、安くて美味しくて、量のあるお菓子をプレゼントしましょう。
復帰後のトラブルも想定しておけば怖くない!
復帰後のトラブルには備えていますか?
妊娠中はとくにトラブルもなかったし、普通に復帰できるだろう…。
そう思っている看護師さんも多いですが、復帰してからのトラブル案外多いです。
退職にまで追い込まれる人もいるため、事前に対策を練っておきましょう。
病棟ナースのよくある復帰後トラブル
病棟看護師によくある復帰後のトラブルといえば、配属先です。
気心しれたメンバーのいる同じ科に戻して貰えるはずが…
復帰したら全然知らない部署になる人も少なくありません。
病棟の場合はよくある話で、わたしの友達も育休後異動になって大変そうでした。
たとえ同じ病棟に戻れても、慣れない子育てをしながらの復帰は不安しかありませんよね。
事前に分かっていれば、転職も視野にいれて行動できるけど、元にいた病棟に戻れるつもりだったら…ショックが大きいでしょう。
突然職を失うとパニックに陥ります。
また、産後うつも相まって、「いい病院」と「ブラック病院」の区別がつかなくなる可能性が高くなるのです。
産休前に配属先について確認しておくことは当然として、育休中にも配属先に変更がないか確認しておきましょう。
あと、いざというときのために看護師転職サイトに登録しておくのもおすすめです。
長男が3ヶ月のとき、復職せずに転職しましたが、
事前に看護師転職サイトに登録していたのでスムーズに転職できました。
というか、不利な状況で転職すると決意できたのは、看護roo!から送られてきた求人メールのおかげです。
授乳中にふとメールをみたら、妊娠する前からずっと気になっていた求人が…!(今わたしが働く健診クリニックの求人です)
「このチャンスを逃したらもうない!」と思い、勢いで担当者に連絡したらあれよあれよと採用が決まりました。
看護師転職サイトは、無料で使えるし、メールで求人情報が送られてくるので、ガンガンに転職する気がなくても気軽に使えます。
…で、いざ転職ってなったら、全力でサポートしてくれるので、今は転職する気がない産休中のあなたにおすすめです。
出産や子育てはトラブルだらけで、
この先何があるか分からないので、登録だけして情報を集めておくと安心ですよ。
4回の転職のうち、登録した看護師転職サイトは9社。
その中でも使ってよかった看護師転職サイトを紹介しています。気になる方は以下の記事を参考にしてみてください↓