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看護実習の辛さランキングTOP10!経験者が語る苦悩と乗り越え方

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看護学生の生活は学びが多く、忙しくて大変ですよね。

時にはつらくて辞めたくなったり、看護師に向いていないのではないかと感じることもあるかもしれません。

実際、ナース専科によると、ほとんどの看護学生が「つらい」と感じており、とくに看護実習が辛いと感じる学生が8割もいるそうです。

そこで、この記事では「看護実習のつらさランキングTOP10」を紹介します。

さらに、苦悩や困難に立ち向かった看護学生たちがどのように乗り越えてきたのか、その秘訣もお伝えします。

実習が不安な看護学生さんは、ぜひ最後まで読んで実習を乗り切るヒントにしてくださいね。

これから基礎実習がはじまる看護学生さんへ。

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看護実習の目的とは?

看護実習は、講義で習ったことを実際の病院や施設で実践する大事な場。

実習を通じて、患者さんや利用者との関係づくりや他のスタッフとの協力方法を学びます。

さらに、考える力や問題解決のスキル、倫理観や自己反省の能力も身につけていくのです。

知っているかもしれませんが、実習は主に以下の4つに分類↓

  1. 基礎Ⅰ実習:基本的な看護の理論や技術を学んで、基礎的なケアの実践
  2. 基礎Ⅱ実習:もっと高度な看護の知識や技術を学び、実際の病院や施設で患者さんと関わる
  3. 領域実習:特定の領域(例えば、精神科や小児科など)での看護を学ぶ
  4. 統合実習:これまで学んだことを全部組み合わせて、看護師としての全体像を把握する

【学校別】看護実習期間と時期

4年制大学の看護学生の実習期間・実施される時期について学年別にまとめました↓

学年実習内容実施時期実習期間
1年生基礎Ⅰ実習9月~1週間
2年生基礎Ⅱ実習5月~7月2週間
3年生領域実習10月~2~3週間×6
4年生~7月
統合実習9月~2週間

 

3年制学校の看護学生の実習期間について学年別にまとめました↓

学年実習内容実施時期実習期間
1年生基礎Ⅰ実習9月頃が多い1週間
基礎Ⅱ実習2月頃が多い2週間
2年生領域実習10月~2月8週間
3年生5月~11月10週間
統合実習11月2週間

 

3年制は、4年制に比べて実習の頻度が多くなるのが特徴です。

7年目ナースの亜子先輩
7年目ナースの亜子先輩

実施時期の詳細は学校によって異なるので、あくまで参考程度に留めておいてくださいね。

看護実習のスケジュール例

看護実習のスケジュールは、実習科目や実習施設によって異なります。

看護実習の1日のスケジュール例はこんな感じ↓

6:00起床
7:00実習先病院到着、着替え
7:30実習開始、実習計画の確認
8:00申し送り
8:30環境整備、バイタルサイン測定、看護ケア
11:30患者さんへの配膳、食事介助
12:00指導者への報告
12:30昼休憩
13:30バイタルサイン測定、看護ケア
14:00リハビリ
15:00学生カンファレンス
15:30患者さんへの挨拶、指導者への報告
16:00実習終了、大学へ
17:00大学にて勉強
18:00帰宅
20:00実習記録の作成、復習・予習
23:30就寝

 

【6〜10位】看護実習の辛さランキング

看護師になるための実習は、学校以外で初めて実務に近い形で看護を学ぶ機会です。

社会人経験のない人は不安になることも多いですね。

でも実際の実習は、不安以上に「辛い」「厳しい」「しんどい」と感じる学生が多くて、中には「実習先への移動中や帰り道はいつも泣いてしまう」「逃げたくなる」と思う人もいます。

なぜ、看護実習がそんなに辛いのでしょうか。

調べてみたところ、「実習が辛い理由」としてよく挙げられるものをランキングで紹介します。

まずは6〜10位を見ていきましょう。

TOP10:自分に自信が持てなくなる

実習中に自信をなくしちゃうことって、本当によくあることです。

初めての実習で患者さんのお世話をするとき、自分のケアが上手くいくか不安になり、緊張しますよね。

「自分がちゃんとできるのかな?」と心配になったり、技術や知識が足りないと感じることもあります。

さらに実習指導者や先生からの辛口な評価や指摘を受けると、自信がグラついたり。

失敗したりミスをしたりすると、自己評価がズドーンと下がって自信をなくしてしまうこともあるのです。

自分が思ってたようにケアができなかったり、患者さんに不快な思いをさせちゃったりすると、自分に疑問符が浮かぶことも。

看護学生はいろんな要素が重なって、自信を失いやすい上に、実習が続くとなると本当に厳しい状況ですね。

TOP9:先生や指導者からの厳しい指導や評価にプレッシャーを感じる

実習中、先生や指導者からの厳しい指導や評価にプレッシャーを感じる看護学生は多いですね。

私たちは実習で患者さんのケアや処置を正確に行うことが求められる一方で、未熟な自分に対して自信を持ちづらいと感じることも少なくありません。

「あの学生はすでにこんなに上手にできているのに、私はまだ…」「もっと頑張らないといけないのに…」と、他の学生と比べて自分が劣っているように感じる瞬間があります。

そして、指導者からの厳しい評価や指摘を受けると、自分の不足やミスを痛感し、自己評価が揺らいでしまうこともよくあるのです。

それは決して自分を卑下することではなく、成長への焦りや熱意からくるものかもしれません

TOP8:倫理的な問題や難しい決断に直面すること

看護学生の実習中、倫理的な問題や難しい決断に直面することがあります。

例えば、患者さんの治療方法について家族との意見が食い違ったり、疑問を感じる場面があるかもしれません。

このような状況では、学生は自分の思いや倫理観と向き合いながら、患者さんの最善の利益を第一に考えなければなりません。

「あれが正解なのか」「自分の意見はどうだろう」と、迷いや不安に苛まれることもあるでしょう。

実際に、患者さんのプライバシーや痛みの管理など、看護師としての倫理規範に則った適切な判断を迫られることもあります。

「本当に患者さんのためになっているのだろうか」という使命感とともに、実習生の立場ゆえに不安や葛藤を感じることも少なくありません

そして時には、自分の意見や判断が指導者や先生と食い違うこともあり、より深い悩みを抱えるのです。

TOP7:教科書の知識と実際の現場のギャップに戸惑う

実際の現場では、教科書で学んだきれいにまとまった知識をそのまま適用することはそう簡単ではありません。

このギャップに戸惑う看護学生はたくさんいます。

教科書には完璧なプランやケアの手順が書かれていますが、現実の現場は予測不可能で混沌としています。

また、患者さんの状態や環境も個別であり、同じ方法が必ずしも効果的とは限りません

最初は「教科書通りにできない」とか「自分がちゃんとやれているのか不安」という思いに駆られることもあるでしょう。

こうした経験から、実習中の学生は自身の能力や適切な判断に自信を持つのに苦労することもしばしばです。

TOP6:実習記録のダメ出し

実習中の看護学生にとって、実習記録のダメ出しは本当につらい瞬間です。

私たち看護学生は、実習記録を通じて自分の成長や学びを振り返り、より良い看護師になるための大切なプロセスだと思っています。

でも、実際に記録を書く時って、いろんな悩みがついてくるんだよね。

例えば、実習が終わった後の疲れた体と心で記録を書くのはホントに大変です。

思い出すのが難しいことやあいまいな記憶に苦しみながら、、ちゃんと正確にまとめる時間が足りなくなっちゃうことも。

それに、どうやって記録をすればいいのか迷っちゃうこともよくあります。

教科書には書いてない実習現場ならではの出来事や感動がいっぱいだから、それをどう伝えたらいいのか、相手にちゃんと伝わる言葉ってどんなのか悩むことも…。

そのうえ、自分の経験や気持ちを上手く文章に表現するのって難しい。

言葉にすることで初めて気づく感情もあるし、その表現に苦しみながらも、より良い看護につながる記録を残したいと願っているから、余計につらく感じちゃうんだよね。

 

【1位〜5位】看護実習の辛さランキング

では、いよいよTOP5を見ていきましょう。

TOP5:記録が多すぎて寝れない

実習中の看護学生がつらいと感じる瞬間に、「記録が多すぎて寝れない」ことがあります。

患者さんの状態やケア内容を詳細に記録する必要があるため、実習後も多くの記録作業が待ち構えていることが悩みのポイントです。

具体的には、実習後に実習記録やケアプラン、看護計画などの記録作業が山積みになり、睡眠時間が削られることもあります。

また、正確性を求められるために細かい点まで記入する必要があり、時間がかかってしまうこともストレスになるのです。

TOP4:実習指導者に報告するのが怖い

実習中の看護学生にとって、報告することは本当にハードルが高いんですね。

指導者が忙しくて声をかけてくれるタイミングを見つけるのが難しかったり、厳しい指導者が多くてプレッシャーを感じたりすることもあるんです。

実習現場はいつもバタバタしていて、指導者が学生の相談に応じる余裕がないんです。

だから、相談や報告をする時間を作ってもらえなくて、自分の不安や疑問を抱えたままでいなければならないこともあります。

そうなると、自分で問題を解決しようとするプレッシャーがかかるんです。

それに厳しい指導者が多いと、ミスを恐れたり自信をなくしたりすることもあります。

指導者から厳しい指摘や批判を受けると、自信がガタッとなくなってしまうこともあるんです。

だから、実習は本当につらいと感じることも多いんです。

TOP3:患者さんとのコミュニケーションがうまく取れない

実は、看護学生の中には、患者さんとのコミュニケーションに苦戦している人が意外と多いんですよ。

とくに初めての患者さんや痛みや不安を抱えた患者さんとのやり取りは、学生たちにとってハードルが高く感じるでしょう。

何を話したらいいのか分からなくて困ったり、専門用語や言葉遣いに戸惑ったりすることもあります。

それに、患者さんの感情や痛みを理解するのも簡単ではありません。

自分の経験を頼りに共感する方法を見つけたり、言葉では伝えきれない辛さにどう向き合えばいいのか模索しなきゃならないし…。

しかも実習中は時間も限られていて、緊張感もあって、思うようにコミュニケーションが取れないことに苦しんでる学生が本当に多いですね。

TOP2:実習指導者と先生との板挟み

実習中の看護学生にとって、実習指導者と学校の先生との板挟みは本当にややこしい問題です。

実習指導者と学校の先生が求めるやり方やアプローチが異なると、学生はどちらを優先すべきか迷ったり、正しい方法が分からなくなったりします。

実習指導者は実務を重視して柔軟な対応を求めることがありますが、学校の先生は理論的なアプローチを重視することがあります。

この違いが、学生にとって困惑や不安を引き起こすのです。

そういった複雑な状況に直面すると、学生は自分が正しいと思った方法がどちらの指導者に合致しているのか判断するのが難しくなります。

結果的に自信を失ったり、一方の指導者に従うことで他方から叱責を受けることになり、モヤモヤとした気持ちになってしまいます。

このような葛藤を抱える看護学生たちにとって、実習は本当に苦痛な期間ですね。

TOP1:事前学習が多すぎる

看護学生にとって、実習中で一番ツラい瞬間は「事前学習が多すぎる」と感じること。

学校からは多くの学習内容が指示され、大量のテキストや資料を読まなければならないため、時間や体力的な負担が増えます

実習に備えるためには、患者の病気について詳しい知識を身につける必要があるのです。

新しい病気や治療法、疾患の特徴や合併症、看護アプローチに関する情報を吸収したり。

また、看護の手順もちゃんと理解してないと、実習中に適切な処置ができないこともあるしね。

実習は体力的にも精神的にもタフです。

長時間立ちっぱなしや、体力を使う介助など、身体的な負担もありますよね。

未知の状況や緊急のケアにも柔軟に対応しなきゃいけないから、常に集中力と判断力が必要です。

慣れない環境の中で、学生たちは疲れがたまって理解が追いつかなくなったり、自信をなくしたり、不安を感じることも。

こうした状況に直面すると、学生たちは情報の量やペースについていくのが難しくて、実習がキツく感じるのです。

 

経験者がアドバイス!看護学生が実習中の辛い状況を乗り切るコツ

看護実習は成長するために欠かせない大切な経験ですが、その中で辛さを感じることもあるでしょう。

実際の経験者からのアドバイスを通じて、看護学生が実習中の辛さを乗り越えるための具体的なコツをお伝えします。

頼ることはOK!

実習中は初めての経験が山積みで、分からないことや困ったことが頻繁に起こりますよね。

そんな時は、一人で悩まずに周囲の指導者や先生に相談してみましょう。

「一人で解決しなきゃ」と思いがちですが、頼ることは絶対に悪いことではありません。

むしろ助けを求める勇気は成長の証です。

もっと先生や指導者、メンバーを頼っていいんですよ。

それに実習中の困難を乗り越えるためには、周りの人々とのコミュニケーションが欠かせません。

お互いに意見を交換し、共有することでよりスムーズな実習ができるでしょう。

どんな些細なことでも、遠慮せずに相談してくださいね。

周囲のサポートがあなたの成長を後押ししてくれるはず!

自分のケアを忘れずに!

実習中は忙しさに追われて、自分のケアを後回しにすることがありますよね。

でも、自分の体調や心の健康を大切にすることは、看護学生として必要なことです。

たとえば、適度な休憩をとることや、栄養を摂ることは、エネルギーを補充し続けるために重要です。

また、ストレスを解消する時間を作ることも、心身のバランスを整えるために欠かせません。

自分自身をケアすることで、疲労感やストレスを軽減し、実習生活をより充実させることができるからです。

例えば、通学中のスキマ時間を使ってお気に入りの本を読んだり、音楽を聞いたりすれば、実習中もリフレッシュする時間を作ることができますよ。

看護学生の皆さんは、自分自身を大切にすることが、患者さんに最良のケアを提供するための土台になります。

だからこそ、忙しい実習中でも、自分のケアを忘れずに過ごしてくださいね。

失敗は成長のチャンス!

実習中の看護学生に、ぜひ覚えてほしいコツがあります。

「失敗は成長のチャンス!」なんです。偉人たちもそう言っていますよ。

ミスや失敗は、悔しいことかもしれませんが、それを乗り越えることで、自分の力をどんどん高めることができるんです。

ミスをした時は自分を責めず、振り返ってどうすれば良かったのかを考えてみてください。そこから学ぶことで、次に同じ過ちを繰り返さないようにすることができますよ。

看護の道ではミスを完全に避けるのは難しいかもしれません。

でも、そこから学び成長することが本当に大切です。

先生や指導者は、厳しいことばかりで怖く感じているかもしれないけど、あなたを応援しています。

失敗したからと言って、あなたの頑張りや能力は減ることはありません。自信を持って、新しい挑戦に向かってください。

失敗は成長へのステップです。諦めずに頑張ってくださいね。

 

最後に…

この記事では、看護学生が実習中に直面する辛い状況と、それを乗り越えるための具体的なアドバイスをご紹介しました。

看護学生の皆さんが実習を充実させ、成長できるよう応援しています。辛い時こそ、前向きな気持ちを持ち続けて、一歩ずつ進んでくださいね。

「実習中の髪型…どうしよう?」と悩んでいる方は、朝早くてもササッとできる【看護学生さん向け髪型のやり方】を参考にしてください。

ABOUT ME
みも
二児のママナース。 【経歴】看護学校卒業後、病棟看護師(内分泌内科&眼科)、眼科クリニック、呼吸器内科クリニックを経て、現在は健診クリニックで働く。副業で夜勤バイト、消化器内科クリニック、小児科クリニックの経験もあり。 ただいま、QOLを高めるために「お金」の猛勉強です!