どのナースも学生時代があります。
もし昔に戻れるなら…という話で「看護学生の時には戻りたくない!」と言い切る人が多いほど辛いコトがいっぱいです。
その主な原因が実習。
普段の勉強とは違い、現場を学べる機会です。
楽しいことや発見もいっぱいあるけど、指導者さんや患者さんからの冷たい態度、上手く記録が書けずに徹夜したり…。
そこで今回は、看護学生が辛いと思う実習場面をランキング形式で紹介します。
実習を乗り切るヒントに役立てて下さいね。
TOP4:指導者さんと先生との板挟み
まずランクインしたのは、指導者さんと先生との板挟み。
先生と指導者さんの考えが違う場合は混乱します。
そもそもナースでも考えは色々。
どっちとも今までやってきた経験を元に指導してくれます。
先生はあー言ったけど、指導者さんはこうだと言う。
計画を立てようにも指導者さんに合わせても先生からダメ出し。反対に先生に合わせれば指導者からダメ出し。
あちらを立てればこちらが立たず状態です。
こうやって私は乗り切る!
指導者さんと先生と意見が食い違う場合は、患者さんのためにはどっちがいいのかを考えるのが乗り切るポイントです。
先生や指導者さんのためではなく、患者さんのために実習へ来ているから。
「私は患者さんのためには〇〇がいいと思いプランしました。」といえば両方納得するはずです。
TOP3:患者さんからの拒絶反応
これが一発目だったら、結構ショックな出来事。
風邪を引いて熱が出ただけでも辛いですよね。
そんな状況がずっと続いている患者さんにしたら、知らない人が側にいるだけで迷惑と思うことも。
患者さんに「あっち行って」と言われナースステーションに帰ると、「患者さんの元に戻りなさい」と叱られる。
そんなシーンありますよね。
こうやって私は乗り切る!
自分ではどうすればいいか分からない場合は、先生や指導者さんに相談してみましょう。
でも実習生を受け入れている時点で、完全に拒絶している状態ではないと判断できます。
患者さんに寄り添った看護を学ぶ、絶好のチャンスです。
TOP2:事前学習や記録の多さ
実習は楽しいけど、事前学習や記録の多さも辛いと感じますよね。
要領よくこなさなければ、寝る時間も削られ、実習中はほぼ寝ていないという人も多くいます。
それだといいアイデアは思いつかないので、指導者さんや先生に怒られる結果に…。
私はこうやって乗り切る!
もうこれを解決する方法はただ1つ。
ダラダラせずにポイントを抑えて記録はするのが乗り切るコツです。
あれもこれも…としていると時間がいくらあっても足りません。
要領よくこなすのを慣れていきましょう。
TOP1:指導者さんの報告
そして、堂々の1位は指導者さんへの報告です。
まず初っぱな挫けそうになるのが、挨拶してもスルーする看護師たち。
「私たち忙しいのに…」という空気感を出します。
看護師の立場になってから思ったコトは、看護学生には大事な一コマです。でも、ナース達の目線では日常の一コマ。
双方のギャップがあり過ぎて、「歓迎ムードじゃない…」と察知しまいがちです。
ナース達は「忙しいのに…」という目で見ているように感じるだけ。指導者さん以外で迷惑…と感じる人は、少数派です。
で、一番怖いのは指導者さん。
中には穏やかな人もいますが、怖い人がほとんどです。(冷たい眼差し…。)
怖い指導者さんだと報告時に萎縮してオドオドしたり、黙っているとさらに激怒されるシーンもありますよね。
報告中「根拠は?」とツッコミまくる人、「それではダメ」と威圧してくる人…様々な指導者がいます。
こうやって私は乗り切る!
指導者さんを突破するのには、努力も必要です。
でも、それ以外にももう一つ乗り切るポイントがあります。
指導者さんの報告シーンを見ていると、みんな自信がなさげ。ちゃんと考えてきたプランなら、堂々と報告すべきです。
指導者さんはアナタの人間性を知りません。唯一知れるのが報告の時です。
アナタがオドオドしながら報告すると、「ちゃんと患者さんと関われるの?」の心配になる気持ちも分かるはず。
怖いと萎縮するのではなく、積極的に取り組む姿勢を見てもらいましょう。
ちゃんと出来るのが良いですが、まだアナタは「ナースのたまご」です。
どう成長していくのかを指導者さんは見ています。
限られた時間です。有効に使って下さいね。
最後に…
いかがだったでしょうか?
こんなアドバイスをしている私も、ダメダメな看護学生でした。
何度も「辛い…」と泣いた経験もあります。
私ダメかも…と落ち込むコトもありますが、少しでも前を向いて進みましょう。
辛い実習のヒントにして下さいね。