当ブログ「中堅ナースの日常」にお越しくださり、本当にありがとうございます!
ブログ名に「中堅ナース」と「日常」がつくので、中堅ナース向けのブログと勘違いする方もいるかもしれません。
たしかに私自身、15年目の看護師だし、中堅(いや…ベテランの域にきた?)です。
実際に二人の子育てをしながら看護師をしているので、そんな中堅ナースの日常を綴った内容もアリかも…。
しかし、私がこのブログを通して役立つ情報を届けたい相手は、新人看護師のあなたです。
新人看護師さんや看護学生さんの
考える、見直す、はじめる、そんな「きっかけ」になればと思い、看護師をしながら日々制作しています。
「なぜ新人看護師なのか?」は、読み進めると謎が解けるかもしれません。(看護師を15年続けたことで見えたことです。)
「こんな経緯」であなたに向けて書こうと思いました!
私はいま、健診クリニックで働いています。
居心地が良すぎて、気づいたら勤務歴は10年。
ただし、ここまでの道のり、決して順風満帆だったわけではありません。
人間関係はトラブルの連続だったし、「頑張っても認めてもらえない」「看護師としてのプレッシャー」に耐えきれず、20代の間に転職を3回しました。
簡単に私の職歴をざっと紹介すると…
- 新卒で総合病院で働く(内分泌内科&眼科病棟)
- 眼科クリニック
- 呼吸器内科クリニック
- 健診クリニック
コツコツとスキルを習得し、キャリアを重ねてきた今になって、
「新人看護師のうちから知っていれば…」と、悔やまれるスキルがたくさんあることに気づいたのです。(看護だけでなく、仕事術や人間関係のスキル)
それを時間を巻き戻す感覚で「これだけ知っておけば、じゅうぶん平和に働ける!」と断言できる情報を集めたのがこのブログです。
頑張りすぎてしまう看護師に届けたい
一生懸命がんばることは、褒められることであっても、責められることではありません。
その一方で、「報われない努力」があるのも事実です。
むしろ1年目や2年目のときは、がむしゃらに「努力しないといけない」という使命感や、周りの空気、先輩の圧力によって、がんばりすぎてしまう新人看護師も多いですよね。
実際、私自身もがんばりすぎてうつになりました。(うつとは診断されてませんが…)
私と同じように頑張りすぎてしまう看護師さんの力になりたい!
そういう思いで、このブログをはじめました。
ですので、このブログは、看護師1年目のあなたのしんどさを和らげたり、行き詰まったときに見直すきっかけになれば嬉しいです。
看護師にとって「転職」はつきもの
終身雇用が崩壊した今でこそ一般的な職業も「転職」が盛んになりましたが、看護業界では転職はごく普通のこと。
看護協会が発表している離職率(2022年度 病院看護実態調査)は、
- 新人看護師で10.3%
- それ以外の看護師で16.8%
一般的な職業の離職率は8.6%(厚生労働省 令和2年上半期雇用動向調査結果)よりもかなり高いですね。
つまり、多くの看護師が、一つの病院で働き続けるというよりも、転職ありきと考えているってわけです。
実は私、20代で3回転職しました。
その中にはわずか1週間で辞めた病院もありました。
なぜかと言うと、20代のはじめての転職活動で、よく考えもせずに焦って転職先を決めて大失敗してしまったのです。
はじめての転職活動は未知なことばかり。
右も左もわからない状態に誰もがなるし、残念なことに転職の際に必要な「正しい情報」を誰も親切に教えてくれません。
自分で調べて知識を手に入れない限り、ずーっと知らないまま。
とはいえ、
転職は人生をガラッと変えるための手段なのに、「知らない」というだけで仕事や人間関係に悩み、重いストレスを抱えた生活を送ったり、精神的に病んでしまうのは本当にもったいないと心底思っています。
ですので、このブログ「中堅ナースの日常」では、
私の「はじめての転職での大失敗」「20代で3回の転職」「病棟以外に転職」という実体験をもとに、
私自身が、できることならはじめての転職活動のときに知っておきたかった、誰も教えてくれない大事な話も、ポイントを絞って紹介しています。
「相談相手」はいますか?
私は「相談」が大の苦手。
「こんなこと言ってもいいのかな」「こんなこと相談したら重荷に感じないかな…」「引かれないかな…」
自分が傷つくのが怖かったり、相手に負担をかけなくないと考えてしまい、相談はできません。
結局1人で悩んで、どんどん不安が膨らんでいき、キャパオーバーになることも多いです。
でも、そもそも「相談する」ってとてもハードルが高いですよね?
「帰宅後も勉強のモチベーションを維持する方法」や「定時で帰るためのスケジュールの立て方」といった相談も大事ですが、
いじめ(パワハラ)で苦しんでいても、なかなか相談ができない人がほとんどです。
私の同期も1人で抱え込み、急に辞めてしまいました。(あのときの後悔は忘れません…)
相談することはとても勇気がいります。
同期やプリセプターだけでなく、家族や親友であっても。
「相談相手」といったら身近な人をイメージする方も多いと思いますが、気軽に相談したいなら第三者がおすすめです。
もし相談したいけど相談相手がいないと感じているなら、私で良ければいつでも話を聞くのでメールやTwitterのダイレクトメールなどに送ってください。
あなたの力になりたいと思っています。
「甘い」とか「逃げ」なんて言いません。言葉にすることでスッキリできればいいなと思っているので、気軽に相談してくださいね。いつでも待ってます。
「信頼できる情報」を届ける!
このブログを運営するうえで「正しい情報を届ける」ことをモットーにしています。
当たり前と思われる方も多いかもしれませんが、ネットの情報は信用ならないものばかり。
信用できるサイトは「ごくわずか」しかないのです。
インターネットが普及した現在、調べものは何でもスマホ。
スマホやパソコンが便利だからといって、むやみやたらネットの情報を参考にするのはダメとあなたも気づいているはずです。
ネットの情報の多くは、素人が書いていて、信用できない情報が含まれています。
私の好きなドラマ「校閲ガール」に出てくる縁の下の力持ちである「校閲部」が存在していません。
とはいえ、記事をアップする前に誤字脱字がないかチェックしますが、文章の内容まで踏み込まない方がほとんど。
内容の事実誤認を防ぐために、このブログでは、
私の知識や経験で得たものだけでなく、参考書や書籍、論文、研究発表をもとに記載しています。
とくに「看護技術」の記事を書く場合、必ず参考書を数冊チェックし、わかりやすい内容になるように構成を考えています。(参考書がどんどん増えてしまい、本棚がパンパン…)
「あなたに役立つ情報を届けたい」
そう思って今日もあなたに役立つ情報を書いていきます。
参考文献の一覧
- 標準採血法ガイドライン
- 看護がみえる②
- 看護のトリセツ
- 看護の鉄則
- ねじ子のヒミツ手技
- ズルいくらい1年目を乗り切る看護技術
- できるナースと言われるために3年目までに知っておきたい
- できるナースと言われるために5年目までに知っておきたい
- 検査と技術 2020年 3月号増刊号
- エキスパートナース
- Dr.とらますくの採血&静脈ルート 確保手技マスターノート
- 1年目ナースが 先輩から「よく聞かれること」108
- 1年目から「できるナース」といわれる看護技術ノート
- ズボラな学生の看護実習本 ずぼかん
本物の「看護師」が書いています
念のため、「看護師免許」もアップしておきます。
免許証についた「線」が気になる方いると思いますが、サラッと流してもらえると嬉しいです。笑
「中堅ナースの日常」は、誰もが通る1年目の苦しみや辛さをほんの少し軽減するために役立つ情報を紹介しています。
このブログを活用することで、あなたのQOLが高まり、「看護師って楽しい」とまでいかなくても、ほぼ毎日「辞めたい」「なんで看護師になったんだろう…」というネガティブな状態からは抜け出してほしいと思っています。