どうも、みも(@Nurse3Info)です。
今の私の職場は健診クリニックです。
私がこの職場を選んだ理由は、
- 定時に終わる
- 残業少なめ
- 自宅から徒歩圏内
という条件に当てはまったから。
あと本音を言うと、命に関わらない…というのもポイントです。
私の経歴は病棟で3年、クリニックで3年半。健診クリニックに訪れたのが看護師7年目のときです。
急変などあまり経験をしていないので、正直命と関わる職場は怖い…。そんな事情もあり、ちょっと甘い考えで働き出した検診センター。
実際の仕事内容と気になる給料をぶっちゃけるつもりです。
病棟以外で働きたい!という時に参考にして下さいね。
健診センターの看護師の1日(仕事内容)
まずは1日のスケジュールです。
健診センターは、健康な人が人間ドックに訪れる場所。看護師は健診者がスムーズに検査できるようにサポートするのが仕事です。
看護師がサポートする仕事内容はコチラ↓
8:00〜 | PC等の機器の立ち上げ。健診で使うモノを準備する |
8:30〜受付開始 | 採血、血圧、問診、胃カメラ、婦人科、内科診察等の業務 |
11:30 検査終了 | 片付けと午後の準備 |
11:30〜 休憩 | 昼食 |
12:40〜受付開始 | 採血、血圧、問診、胃カメラ、婦人科、内科診察等の業務 |
15:30 検査終了 | 片付けと次の日の準備、健診結果の誤字などの確認 |
17:00 | 業務終了 |
健診センターのメインの仕事はやっぱり採血です。
施設にもよりますが、私が働いている健診センターの午前の健診人数は約50名、午後は20名。
採血するナースは全6〜8名いますが、提出時間があるのでいつも慌ただしく過ごしています。
その後は、胃カメラ検査や内科・婦人科のサポート、聴力検査や視力検査、問診票と全ての検査の終了チェック、次の日の書き出しの業務。
午前と午後の健診業務が終わると、それで終わり…という訳ではありません。
次の日の準備はもちろんの事、ドクターが作成した結果のチェック(誤字や記入漏れ)や保険の採血、造影検査(CT・MRI)と忙しくしています。
このスケジュールを見て、ルーチンワークと思う人も多いはず。
でも、微妙に違います。その理由は次の項目のメリット&デメリットで紹介します。

/ルーチンワーク大歓迎〜♪\
健診センターのメリット&デメリット
健診センターのスケジュールを見て、「簡単そう」や「楽そう」と思うナースも多くいます。
ですが、良いことだけでなく、デメリットも意外にいっぱい。
働いた時にギャップを少なくするためにもぜひ押さえておきたいポイントです。
- 日勤帯(朝8時〜17時)
- ほぼ残業がない
- 事前に次の日の状況が分かる
1つ目の日勤帯。
朝8時〜17時で、しかもほぼ残業がありません。
私が務める職場では月に10時間以下の残業です。
残業の内容は、ドクターが作成した結果のチェック(緊急性の場合のみ)やルートが入らなくて造影検査が伸びた、PET検査の最後のゲストが定時を過ぎた時だけ。

健診だけを行っている職場では、ほぼ残業はありません。
定時に上がれるのは本当に魅力です。子育てナースだけでなく、プライベートを優先にしたいナースにも人気。
あと、次の日に訪れる人の人数が把握できるのもメリットです。

5月ごろから健診者の人数が増えていき、9月〜12月頃にピーク。また、3月は駆け込み者でピークになります。(上グラフを参照)
前もって忙しいと分かっていれば対策が可能。
次にデメリットです。
- ほぼ同じメンバーで働く
- 給料が少なめ
- クレーム対応
シフト制ですが、ほぼ似たようなメンバーで毎日過ごします。
仕事しやすい看護師なら全然問題ないですが、嫌いな人や苦手な人、働かない人と一緒が続くとストレスに。
また、給料も少なめです。
20代の時から健診センターで働いていますが、手取りで24〜25万円くらい。30代になっても年1000円アップしかしないので、相変わらず低めの給料です。
月30万円くらいは…という場合には、ちょっと物足りないと感じるかも。
また、福利厚生も微妙です。
住宅手当は一人暮らしの人が3千円で、実家、家持の人は5千円という謎のルール。今は改善されて一律5千円です。
決して満足できる額ではありません。
最後のクレーム。
実は健診センターのメインの仕事です。ほぼ毎日に1件はクレームが発生します。
ただ単に採血や血圧、問診、胃カメラの介助をすれば良いわけではなく、クレーム対応を乗り切るのがカギです。
そもそも人間ドックに来る人は、患者様ではなくゲスト。サービスを提供するので、気に入らないとすぐにキレます。
採血で失敗して怒るはまだ分かりますが、血圧が高くて怒る人も。
自分が薬飲んでコントロールすればいいだけなのに、薬は飲みたくない、会社にもバレたくないと無茶なコトを言っていきます。
他にも、内科診察や胃カメラの先生の態度が偉そうだった、エコーのゼリーをしっかり拭き取って貰えなかった、呼ばれた時に居たのにさっさと次の人を案内した…等など、理不尽なクレームのオンパレード。
その場で怒る人もいますが、看護師に文句を言う人がほとんどです。
もし健診センターで何が何でも働きたいという場合は、採血が得意よりもクレーム対応のスペシャリストの資格を取ると有利ですね。
アナタならではの特技になりますよ。

気になる給料をぶっちゃける!
給料は少ない…とデメリットで紹介しましたが、実はまだ言っていないコトも。ボーナスです。
毎月の給料は少なめですが、ボーナスは年3回あります。
夏のボーナスが基本給の2.5倍、冬のボーナスが基本給の2.7倍、春のボーナスは寸志程度です。
毎月の給料は低めですが、年収は450万〜500万円ほど。
決して高収入ではないですが、残業なし、日勤帯、日祝休みを考えると美味しい仕事です。
プライベートと仕事のバランスを取りたいナースにオススメ!
あとここだけの話、施設によっては芸能人も訪れますよ。最先端な健診クリニックほど訪れているはず。
【ここだけの話】
個人名は言えませんが、私も何人かの芸能人を対応しました。芸能人に会いたいと思うなら、てっとり早く会えるかも。
健診クリニック、検診センターでは、少しだけ業務が異なります。
というのも、検診センターは、あなたが想像してる通りの仕事ですが、健診クリニックは「ホスピタリティ」重視です。
患者さんではなく、「患者様」という扱いで、ホテルのような接客。
接遇を身に着けたいと思っているなら、健診クリニックはオススメです。
また、ルーティンワークにこだわるなら、検診センターを選びましょう!
健診クリニックは人気!
健診クリニックで働く看護師の共通点って何だと思いますか?
全員が「もう二度と病棟には戻りたくない」と思っている看護師です。
安らぎや命に関わらずに、やりがいのある職場として健診クリニックを選んでいます。
だから、健診クリニックの募集はいつも人気。
競争が激しい業界なので、こまめにチェックしておくのがオススメです。
求人が出るタイミングですが、私の勤めている病院はほぼ辞めません。
私は10年近く働いていますが、常勤が辞めたのは5人だけ。10年のうちですよ。
パートさんに関しては年に1人いるかどうか…くらいです。それくらい退職率の低い職場。(働きやすいってコトですよね)
辞めるタイミングも、ボーナス時期や年度末に辞める人もいますが、体調や親の介護で微妙なタイミングで退職する人もいます。
意外なタイミングで求人募集が出るので、健診クリニックで常勤で働きたい看護師ほど転職サイトに登録しておくのが◎。
求人サイトの登録は無料です。
登録しておけば、新着の健診クリニックの求人が出たらメールが送られてくるので、「ここだ!」というタイミングで転職ができますよ。
ただし、求人情報は転職サイトによって異ります。
転職サイトに登録したけど、なかなか求人がでない…というコトも。それを予防出来るのが、複数の転職サイトに登録することです。
今ここで登録しなければ、ライバルに負けてしまいます。今スグ登録しましょう!
/また今度と、後回しにしてもやらないよ〜。\